明日はセレッソ戦
担当:大重正人
先週の第17節、そして水曜のACL組の未消化試合が終わり、全チームが17試合を終えました。「暫定」という言葉が取れて、ようやくすっきりとした順位表になり、立ち位置が明確になりました。首位と2ポイント差、前半戦3位で迎える後半戦の初戦。またしてもビッグマッチ、セレッソ大阪とのアウェイゲームに挑みます。
5月6日のホームゲーム。スコアは1-0、連勝を「4」へと伸ばした試合でした。GK中村選手の度重なるビッグセーブ、そしてクリスの前線からのチェイシング、素早い切り替え、諦めない気持ちが実ったゴール。幸運が味方したゴールではありましたが、この1点を全員で守り抜いた、非常に価値ある勝利でした。
しかし内容を見れば、ここまでの17試合で「もっとも自分たちらしさが出せなかった試合だった」と選手たちが振り返ります。レイソルらしい前線からの連動した守備を試みるものの、相手の巧みなパスワークでボールを奪いきれず、自陣で耐え抜く時間が増えました。ビルドアップからつないでくる場面もあれば、前線のストロングポイントである杉本&山村選手の高い身長をめがけてシンプルに蹴りこんでくる攻撃もあります。高低、中外、左右。多彩な方法、位置から攻撃をしかけてくる、そんな印象です。なおかつ「守備がしっかりしていて、堅い」。いま一番安定感のあるチームではないでしょうか。
鹿島戦の敗戦は課題や悔しさが残るものではありましたが、あれだけきれいに相手を崩せた攻撃は着実に成果を出していますし、簡単にシュートを許さない、コースを開けない、声をかけあう、といった守備面での原則鉄則を選手たちは改めて確認し合っています。この強いセレッソを相手に、この大変な暑さのなかで、どんな試合を見せられるか。真価の問われる大変重要な一戦です。
今週は台風が列島を横断し、特に西日本では大変な雨に見舞われていますが、台風が過ぎた後の大阪地方は非常に厳しい暑さに見舞われそうです。最高気温は31度の予想、夜になっても30度近い蒸し暑さに見舞われそうです。大阪長居までお越しのサポーターのみなさま、くれぐれも熱中症にはご注意ください。レイソルにとっては初めてのキンチョウスタジアムでの試合、日立台に似た雰囲気で非常に楽しみです。明日もまるでホームのような力強い後押しをどうぞよろしくお願いいたします。