天津遠征
担当:大重正人
4月半ばを過ぎたところ、まだまだ連戦は続いています。チーム本隊は、いま中国の天津に滞在中。ACLグループステージの6戦目、天津権健戦に向けて調整しています。残念ながら、そして大変悔しいことに、レイソルのACL挑戦は4度目にして初のグループステージ敗退が決定しましたが、この試合をどうとらえて、どういう結果を残すか。個人としてもチームとしても成果を残さなければいけません。ただ、このACLに出たというだけになってはいけません。
札幌戦の翌日、日曜の午前6時に日立台を出発。羽田空港から空路4時間弱のフライトで北京首都空港へ降り立ちました。非常に大きな空港で、そして多くの乗降客で混雑する中、入国や荷物の積み下ろしには1時間半以上かかりました。食事をとり、そしてバスで2時間半。天津へと無事に到着しまし。北京に到着してすぐに目に入ったのは、宙を舞う白いふわふわとしたもの。選手もスタッフもナニナニ??とびっくりしていましたが、実は綿。柳の木から飛んだもののようで、この季節の北京では当たり前の状況だそうです。ここ天津ではかなり量が減ったものの、宙を舞っている綿を目にします。特に花粉症のような症状は感じませんが、日本からのご観戦の方で、気になる方はマスクを持参いただいてもよろしいかもしれません。
天津市は、人口1500万人を超える大都市で、北京、上海、重慶と並ぶ国家中心都市のひとつとして栄えています。今日は午後3時からトレーニング。会場は「天津海河教育園区体育場」=天津海河教育公園スポーツセンター。海河とは川の名称でその河口に発展したのが天津市です対戦する天津権健の中国スーパーリーグでのホームスタジアムを利用しました。サイドスタンドがない珍しい構造でしたが、メインとバックスタンドはびっしりと座席で埋め尽くされ、平均入場者数は20000人以上と多くのサポーターをスタジアムに集めています。
今日は1時間半ほど身体を動かしました。ウォームアップから守備と攻撃の戦術練習へ。ゲームを想定し、繰り返したプレーを試合でも発揮し、個人としてもチームとしても勝利のために、持てる力をすべて出し切って、90分間をアグレッシブに闘い抜いてほしい。今のチーム状況を好転させるのは自分だという気概や思いをプレーで示してほしい。そんな願いをこめて、この試合を見守りたいと思います。明日も午後からトレーニング、試合会場であるオリンピックスタジアムでおこないます。