明日は広島戦
担当:大重正人
先週に続き、今週も大型台風が日本列島に迫っています。明日土曜日を中心に影響を受けそうな予報となっています。サンフレッチェ広島からも開催についてのお知らせが出ており、前日時点では予定通り14時キックオフで準備が進んでいます。ただ天候の悪化が予想されており、サンフレッチェ広島からのお知らせを随時ご確認ください。また広島へ向かわれる方は、飛行機や新幹線など交通状況、身の安全にはくれぐれもご注意ください。
【サンフレッチェ広島HP】http://www.sanfrecce.co.jp/news/
明日の広島戦で29節、残すところはあと6試合だけとなりました。J1残留へ、勝ち点をあといくつ積み上げられるか。この6回のチャンスで、サッカーの質はもちろん、ひたむきさや泥臭さ、時には試合の状況で勝ち点を獲るために最適なしたたかさも不可欠です。そしてベンチからの指示や采配、選手たちもピッチ上で起こっている状況を感じ取りながら、ベストのやり方を見定め、それをチーム全員で共有していくような90分にしなければ、勝ち点3をつかむのは難しくなります。
相手は強敵、サンフレッチェ広島です。ここ3戦はレイソルと同じく1分2敗と勝ち点を伸ばせず、シーズン序盤から守りぬいてきた守備の座に並ばれた状況です。しかし得点数、失点数とも順位同様にリーグ上位。攻撃でも守備でも高いレベルを保ち、前線には絶対的なストライカーのパトリック選手、中盤から後ろには今回日本代表にも選ばれた青山選手や佐々木選手をはじめ、3度のリーグ制覇を果たした大きな経験をもった選手ばかりです。昨年序盤はまさかの不振に陥り、残留争いにも加わりましたが、新監督の下で守備に徹し、勝ち点を積み上げてJ1残留を果たしたところにこそ、サンフレッチェの長年の強さがあるのではと感じます。
去年のサンフレッチェは、まさに今のレイソルに近い状況に置かれていました。残留争いに勝ち抜き、そして翌年の今季にここまでの変わり身と強さを見せている。我々も広島のようになんとしてもJ1に生き残り、そしてもう一度強いチームを築き上げていかなければという思いです。そのため、まずはこの広島戦、そして残り5試合でライバルを上回れなければなりません。繰り返しになりますが、浦和戦で見せた組織的な守備とスピーディーな攻撃は十分にその可能性を感じさせてくれました。守備時のゴール前の局面、ミスを繰り返さぬこと、そして時間帯に応じた試合運びを徹底すること。期待と希望をもって選手たちを後押ししたいと思います。