2019年4月21日

金沢戦

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担当:大重正人

今日もゴールが、1点が遠い90分間でした。3試合連続の引き分け、2試合連続のスコアレス。守備の安定は長いシーズンを戦っていく上ですばらしいことですが、やはりゴールを決めないと勝ち点は伸ばせません。すべての試合で勝つことは大変難しいことはわかっているものの、この3試合で6ポイントを積み重ねられず、首位とは1ゲーム以上の勝ち点差がついています。

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今日は3バックで戦いました。ルヴァンカップはすべての試合で3バックですが、リーグ戦では2度目。相手の2トップに対して、3枚でしっかりビルドアップすること。そして長身選手に対してのチャレンジ&カバーのため。さらにウイングバックやボランチが攻撃に加わりやすくなるように。ネルシーニョ監督は、執った戦術、狙いについては「選手たちは当初予定していたプランを選手たちは最後まで遂行してくれた」と評価しました。ただ、金沢のGK白井選手、柏市出身で、柏イーグルス、流経柏高校でキャリアを積んだ身近な選手ですが、ビッグセーブを連発し、敵ながら賛辞がふさわしい今日のプレーぶりに防がれました。

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相手のハイボールに対しては染谷選手、古賀選手、そして今日先発起用の上島選手としっかり跳ね返し、セカンドボールも回収。後半は前がかりになったところの裏を突かれて大きなピンチを作られる場面もありましたが、球際やシュートブロック、前線の選手もよく帰陣してなんとか無失点で乗り切りました。後半25分ぐらい、先制点献上かと思われた場面、GK中村航輔選手のビッグプレー、チームを救ってくれました。

一度は相手ドリブルで交わされながら、すぐさま立ち上がり、猛然とゴールラインへと戻り、こぼれたボールに覆いかぶさるようにセーブ。相手のプッシュを大きな背中で守り、身体ごとボールはゴールラインを割りましたが、相手ファウルにより失点を防ぎました。恐れを超越した、本当に勇敢なプレーでした。実際に手を痛めるほどでしたが、これぞ日本代表に選ばれるにふさわしいプレーだったと思います。もしかしたらジャッジリプレーなどで議論されるかもしれませんが、それでもあの最後のギリギリのところに反応した敏捷性、そして最後まで諦めない執念は、これからもレイソルにとって大きな力になるでしょう。

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今日は江坂選手がセンターフォワードに入り、DFラインとボランチの間のスペースでボールを引き出し、攻撃のリズムを作り出しました。特に後半は小池選手、菊池選手と両ウイングバックが高い位置をとり、さらには染谷選手、古賀選手と3バックの一角もボールを持ちあがり、人数をかけたボリュームの厚い攻撃で相手を押し込む時間帯もありました。上島選手のセットプレーからの高い打点のヘディングシュートもおおいに可能性を感じさせるものです。今日も600人のサポーターのみなさんが金沢へ駆けつけてくださいました。帰りの金沢駅もレイソルイエローばかりで、そんな皆さんに笑顔で帰っていただくことができず大変心苦しいです。0-0のジリジリとした時間が続き、辛抱しながら応援をいただいていますが、続く水曜にはルヴァンカップの東京戦、日曜にはリーグ戦の横浜FC戦と連戦が続きます。どうか引き続きネルシーニョレイソルへの後押し、よろしくお願いいたします。