2019年5月19日

水戸戦

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担当:大重正人

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今日の水戸、ケーズデンキスタジアムは、まるで日立台のようでした。ゴール裏やバックスタンドのビジターエリアにとどまらず、メインスタンドのほぼ半分がイエローに染まり、約1500人のサポーターのみなさんが駆けつけてくださいました。メインスタンドからも応援の歌に合わせて手拍子が起こり、本当に心強い後押しをいただきながらの90分間でした。現在2位の水戸を相手に、試合の多くを優位に進めたのは間違いありませんし、シュート数は14対6、特に後半は12対3と圧倒したにもかかわらず、今日もノーゴール。今季4試合目のスコアレスドロー、13試合中9試合で無失点に抑えているだけに、1点さえ取れれば、というところで今日も悔しい歯痒い結果に終わりました。

「終始ペースを握りながらも得点を奪いきることができなかった。今日の試合に関してはそれが全てだと思う」。ネルシーニョ監督の険しい表情がすべてを表していました。今日はとても風の強い日で、タフなコンディションでした。日立台と水戸のJリーグ公式映像制作局は同じで、スタッフの方に教えていただいたのですが「ここは前半と後半で風向きが変わったりするんですよ。前半も後半も風下になったりということもあるんです」。

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今日のキックオフのエンドが入れ替わったのもそうした思惑があったかもしれません。いずれにせよ、ロングボールからの五分五分の局面を狙ってくる相手に対し、レイソルのDFラインは非常に難しい対応を迫られ、時にはクリアが押し戻されたりということもありました。ただ2次の競り合い、またセカンドボールの局面で、ヒシャルジソン&小林のボランチコンビを中心にハードに戦い、その甲斐あってか、主導権を握って試合を続けることができました。

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特に立ち上がりは選手間の距離を保ち、ダイレクトプレーやビルドアップからの侵攻がスムーズで、その点も最近の試合の中でもとてもいいテンポで試合ができていたように思います。あとはラストパスやクロスの精度、ペナルティエリアでのポジショニングや動き出し、連携の質がまだまだ得点を量産するまでに至っていない。コーナーキックも後半だけで8回もチャンスがありましたが、こちらも決めきることができませんでした。

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ネルシーニョ監督の上位との差を縮めるチャンスとして、並々ならぬ思いを選手たちに伝え、この試合に臨みました。これ以上離されてはいけない状況で、他チームの結果もみれば、なんとか現状維持の結果は得られました。ただ、このままでは追いつくことができません。安定した守備の上に、攻撃力得点力を上乗せしなければなりません。来週日曜日、3ポイント差の大宮アルディージャ戦にて、今日の分も取り返すような試合を、ホームのサポーターの皆さんの前で見せてほしいと思います。トンネルからまだ抜け出せていない状況ではありますが、何とか引き続きのご声援をお願いいたします。今日も力強い応援、本当にありがとうございました。