2020年12月 9日

大分戦

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担当:大重正人


  • 11月21日の再開初戦以来、連戦が続いています。「これまで連続で出場してきた選手たち、ミカ、アタル、タツヤ、ケンゴといった選手たちを少し休ませるという狙いもあり、いつもと違うメンバーで今日の試合に臨んだ」。ネルシーニョ監督は今日を含めて残り4試合を戦うにあたって、今日はフレッシュなメンバーを起用しました。

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    「今日のゲームは、両チームが非常に終始ファイトし拮抗したゲームだったと思う」と監督の言葉にありましたが、両チームともこの出場機会にチームのために自分のために懸命のプレーを見せようと激しくぶつかりあいました。ボールを動かしながらも、前線が背後へ動き出した瞬間にロングボールを狙う。攻守の切り替えも速く、スピード感のあるゲームでした。そのなか、今日先発だった呉屋選手、仲間選手にとっては特徴を生かせる戦術で、実際に前半に一度ずつ、相手の背中をとってイエローカードを誘発し、セットプレーのチャンスを作りだしました。仲間選手は「もちろん結果を出すことと、チームが勝つために、チームを勝たせるためにプレーをしようと思って試合に入った」と攻撃だけでなく守備でも持ち味のハードワークを続けます。

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    「ただシュートを打てていないのは分かっていた。」。そう心に期していた呉屋選手が、後半立ち上がり早々にチャンスを迎えます。左サイドに流れてボールを引き出し、その後ペナルティエリアで仕掛けてCKを獲得。クリスのボールは「照明とかぶってあまり見えなかった」と難しい状況だったにもかかわらず、あの距離のヘディングシュートを枠へ飛ばし、ゴールネットを揺らす。まさにストライカーという仕事をやってのけました。「とにかく結果を残したかった。点を取りたいというオーラが練習中から出ていたのかな」というヒロトをチームメイトが思い切り祝福していたのがとても印象的でした。

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    1-0とリードし、その後も大きなピンチを未然に防ぎ、着実にタイムアップに迫っていたレイソルでしたが、後半39分、トリニータ岩田選手のエリア外からの低いロングシュート。レイソルのDFもポジションをとってはいましたが、敵味方の足元をすり抜け、これは相手を褒めるしかない見事な同点シュートを浴びてしまいました。最後にオルンガ選手を投入し、決勝ゴールを狙ったものの、ゴールは届かず。1-0で押し切れそうな展開だっただけに、悔しいドローに終わりました。

    「ただ今日スタートしたメンバー、呉屋、仲間、高橋峻希、鎌田といった、これまで出場機会のなかった選手たちが、こちらの要求することにしっかりと応えてくれた。非常に戦術的な役割を果たしてくれたことはチームにとって非常にポジティブだと思う」とネルシーニョ監督は今日戦った選手たちをこう評価し、次へとつながる試合だったと振り返りました。

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    リーグ戦残りは3試合になりました。ここからセレッソ、広島とアウェイ2連戦。そして最終戦はチャンピオンの川崎を迎え撃ちます。その後控えるルヴァンファイナルという大目標に向けても、まだまだ大切な試合が続いていきます。引き続きの応援をよろしくお願いいたします。