2021年4月24日

徳島戦

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担当:大重正人

昨日のブログで、先制点を獲ったあとの追加点、複数得点が取れれば、という話を書いたところ、今日は先制点が速かっただけでなく、そろそろ2点目がと思っていたところで連続ゴール。3-0で折り返した後半開始早々にも追加点、69分には呉屋選手の古巣相手の2ゴール目で勝負を決定づけました。これまでなかなか生み出せなかったゴールが、ここまで飛び出すとは、正直想像を超えるものでしたが、こんなにも選手が躍動し、そしてサポーターの皆さんの喜びに満ちた試合はいつぶりだったでしょうか。攻撃に守備に、前へ前へというすばらしい推進力を出し続け、5-1という勝利に引き寄せました。

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ネルシーニョ監督
「攻守において非常にバランス良くプレーできていた。ここ最近の堅い守備から攻撃にでていく一連の良い流れ、相手の空けたスペースを突いて、スピードに乗ったカウンターを仕掛けるというサイクルがうまくできていた。特に前半、高いラインを維持しながら相手陣地に押し込んだところでボールを動かしながら攻撃の形を作ることができていたし、何よりそうして作った決定機を確実に仕留めたことが今日の結果につながった」

良い守備から良い攻撃へ。ネルシーニョ監督が求めるハードワークを個々がこなし、チーム組織として連動してボールを奪い、ゴールへ運んでいく形が、ここ最近の試合で随所に見らえるようになっていましたが、今日はさらに固まった気がします。これまでは決定機を逃してしまうシーンもありましたが、今日はことごとくチャンスを逃しませんでした。前半9分の呉屋選手の先制ゴールは、相手GKへのプレスが実り、そしてしっかりと蹴りこみました。27分には神谷選手のCKに合わせた江坂選手のヘッド、その3分後にはボランチ仲間選手の展開から北爪選手のクロスに椎橋選手がヘディング、レイソル初ゴールで3-0としました。

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この次の1点を獲るか失うか、試合の流れも変わりそうなところで、後半開始早々3分に、仲間選手がオフサイドラインぎりぎり飛び出して、ふかさずしっかり叩き付ける4点目。19分のゴールは、自陣から北爪選手が突進、相手との競り合いに踏ん張って一気に局面を打開して、最後はスルーパス。呉屋選手も難しい角度からこの日2点目となるゴールを決めました。

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1点を返されたものの、リードを保ったまま残り15分を切って、この日初メンバー入りしたペドロハウル選手、アンジェロッティ選手をピッチへ送り出すこともできました。ペドロ選手は192cmの長身を生かしたキープ、またポストプレーから味方を活かすしなやかなパスもありました。一方アンジェ選手はレフティーらしいボールの持ち方、前を向けば一気にドリブルをしかけ、また密集ではテクニックの片りんを見せてくれました。彼らの加入が、日本人選手たちの競争心を高めていることも事実でしょう。これでリーグ戦3連勝。チームとして、さらにこの良い流れを加速させていきたいところです。

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今日の試合前には、3選手のセレモニーがありました。高橋峻希選手はJリーグ通算250試合出場(J1:194試合、J2:56試合)、北爪健吾選手は150試合出場(J1:26試合、J2:124試合)、川口尚紀選手も150試合出場(J1:80試合、J2:63試合、J3:7試合)。ご家族に祝福されたシュンキとナオキ、その隣で「ハヤトとアタルに頼みたいです」とリクエストしたケンゴ。3人とも先発フル出場で快勝に貢献しました。そしてこの日24歳の誕生日を迎えた神谷優太選手は、後半のビッグチャンスが決まれば最高でしたが、それでも江坂選手のゴールをアシストするプレイスキック、そしてこの勝利で、自らを祝うことができました。燦燦の太陽の下で、レイソルの選手たちが輝いた、すばらしい一日でした。チケット完売のスタジアムで応援いただいた皆様、本日もありがとうございました。

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