明日はアウェイ徳島戦
担当:笹原麻央
リーグ戦も3分の2を終え、残りは13試合。ここからいよいよ終盤戦に差し掛かります。
レイソルは前半戦、なかなか結果が出ずに苦しい時期を過ごしましたが、中断期間前の鹿島戦、中断明けの神戸戦、川崎戦と、良い内容のゲームで上位チーム相手に勝点を積み上げることができました。前節の鳥栖戦は悔しい敗戦となりましたが、またここから、絶対に負けられない戦いが続きます。
明日はアウェイで徳島ヴォルティス戦。残留に向けて負けられない一戦です。
前半戦、ホームで行われた徳島戦は、堅い守備からのスピードに乗ったカウンターで攻撃の形を多く作り、またその決定機をしっかりと仕留め、今季の最多得点である5得点での勝利となりました。今はお互いにメンバーや戦い方に変化もありますが、あのゲームのイメージのまま、自信を持って戦ってほしいと思います。
前節、高橋峻希選手のアクシデントによって急遽出場となった北爪健吾選手。
「ここ数試合、チームの結果が出るのは喜ばしかったが、自分はなかなかピッチでチームに貢献することができていなかったので、非常に悔しかった。来たチャンスをものにするという点では、今日の試合では活かせなかったと思う。途中から出る選手がスタメンの選手を脅かすような勢いがないとチームとしては勝ち続ける、勝ち点を拾い続けるというのは難しい」。試合後の会見で、悔しさを滲ませながらそう話しました。
北爪選手は、前への推進力と驚異的なスピードで、これまでも何度もサイドを駆け上がる姿でスタジアムを沸かせてくれました。実際に自らシュートを放ったりアシストをしたりと、多くの印象的なシーンを残してくれています。
それでも同じポジションを務める高橋峻希選手や川口尚紀選手らとの競争もありますから、北爪選手に限らずですが、チームの結果とは裏腹に、個人的に悔しい思いをしている選手もたくさんいます。
また、昨日取材に応じた戸嶋祥郎選手も、アルビレックス新潟時代、明日試合を行うポカリスエットスタジアムで徳島と対戦時に悔しい経験をしていました。
「僕のバックパスをかっさらわれて失点して。当時、弱気で前向きにプレーできなかったのが今でも悔しく残っています」。
試合は0-1で敗戦。今は前向きで積極的なプレーが特徴の戸嶋選手ですが、この時の経験が今でも記憶に残っているといいます。
「もし、ピッチに立てたら前向きにプレーしたいし、逆に、ゴールに関わることでチームに貢献したい」と悔しさの払拭を掲げる戸嶋選手。
「次は試合に関わって勝ち点を取って、勝利に貢献できるようなプレーをしたい」。そう話す北爪選手。
悔しさを糧に努力し続けるのは簡単なことではないと思います。それでも悔しさを忘れず、次こそはと先を見続けるレイソルの選手たちから感じるパワーはすごく大きなものですし、その悔しさが晴れて、努力が報われることを願います。
徳島は1ポイント差でひとつ下の順位。降格圏へも2ポイント差と、明日は今後を占う一戦となります。
チームとして結果が必要で、絶対に勝点3を奪うという意識は既にチームの共通意識としてあると思います。でもそれだけでなく、選手たち一人一人の悔しさや熱い思いが、球際への反応、あと一歩足を伸ばす力、ゴールを決めるんだという強い気持ち、様々な場面で糧となって表れて、全員の気持ちの強さが結果に結びつくと信じています。
明日はビジター席の設置はありませんが、皆様も勝利への強い思いで、DAZNや速報越しでの応援をよろしくお願いいたします。
絶対に勝ちましょう!!