2022年4月 2日

磐田戦

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担当:大重正人

レイソル創立30周年記念、漆黒のユニフォームを着用しての初ゲーム。前半開始からレイソルが主導権を握り、敵陣でのパスワークで攻め込む時間が続きました。攻め込む内容のまま、カウンターでの失点も抑え、2-0ぐらいのスコアで勝てたら、と試合を見守っていました。果たして、その通りの結果に。「今年のベストゲームではないか」とネルシーニョ監督が称えるのもうなずける、内容と結果の伴った快勝。この節目の試合、やっぱり勝ちたかったですから、選手たちの奮闘とサポーターの後押しが実り、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。

ジュビロの5-4-1の守備陣形に対し、レイソルがボールを運んで、アタッキングサードへ何度も攻め入りました。カウンターのチャンスもありました。あと一押しというところだった、前半41分。三丸選手が見せてくれました。攻守両面のバランスを取り、あえて黒子に徹している感すらあるミツですが、このチャンスはすばらしい突進、ドリブルでの仕掛けから相手とのコンタクトに勝ち、エンドライン付近までえぐっての正確なクロス。ネルシーニョ監督は「サイドバックと違い、ウイングバックでは高い位置をとって相手を脅かすような攻撃性が求められるし、また守備面での役割もある。非常にタフなポジションを、ミツは今日だけでなく、今シーズン非常にいい働きをしてくれている」と大きく称えました。

再三のチャンスで惜しくもゴールできていなかったサヴィオ選手が頭で押し込んで先制点を奪います。「ヘディングでのゴールは、実は初めてです」とプロキャリア初の出来事に、サヴィオから笑顔もこぼれました。ただ「今日はラストパスをミスした。あのような肝心な時にうまくパスを通せば、味方がGKと1対1になる決定機になっていたと思う。そこは修正していかなければいけない」と反省の弁もありました。サヴィオはもっともっと真価を発揮してくれるはずです。

次のゴールがどちらに入るかで、結果は全く分からなかった試合でもありました。だからこそ後半早々の7分の2点目が大きくものをいいました。縦パスを受けた細谷選手が身体をはって展開し、右サイドでフリーの中村慶太選手へ。「慶太さんでしたし、いいクロスが上がってくると思っていた」という戸嶋選手が大外から飛び込んでくると、ボレーシュートを打ってくださいといわんばかりの優しいクロス。しっかりミートしてゴールネットを揺らしました。「相手を突き放す1点が獲れてよかった」というサチの大きな仕事でした。普段はクールなサチがゴール裏に向かって熱くガッツポーズを繰り返したのも印象的でしたし、最高のアシストをくれたケイタに向かって駆け寄り、抱き着いたシーンは、今年のレイソルの好調や結束を象徴する場面でした。

すばらしいオーバーラップを見せた大南選手が交代し、流れが変わってもおかしくないところでしたが、途中出場の上島選手がカバーし、今日も高橋祐治選手とGKキムスンギュ選手は終始安定した90分間でした。彼らだけでなく「レイソルの方がハードワークしていた」という相手、伊藤監督の言葉通り、全員の運動量やスプリント、球際のファイト、今日は最後のタイムアップまで献身的で足が動いていました。改めて、内容と結果の伴った、すばらしい勝利の一日でした。

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今日は少し肌寒い日でしたが、サクラのSNSイベント、展示ギャラリー、記念ユニフォームや懐かしいオールドユニフォームを着た方も多くいて、30周年記念に合わせたこの日の催しに、多くのサポーターの皆さまがご参加いただいて、この記念日を盛り上げ、楽しんでいただけたことと思います。この日立台で、サッカーを思う存分楽しんでいただけるような試合を、これから1試合でも多くお見せできればと思います。記念ユニ月間は5月末まで続きますので、引き続き多くのご来場をお待ちしております。今日もご来場、応援をありがとうございました!