2023年5月25日

ルヴァンアウェイ鹿島戦

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担当:梶山由珠

先週の神戸戦から9人の先発を入れ替えて臨んだレイソル。今日も前半から何度も相手ゴールへと迫りましたが、最後までネットを揺らすことはできず。コーナーキックからの1失点に泣く、悔しい結果となりました。
今日の敗戦を受けて、レイソルはグループ4位に転落。次節のグループステージ最終節、レイソルが1位福岡に勝利し、2位鹿島vs3位新潟がドローに終わってレイソルと鹿島の勝点が並んだとしても、鹿島との対戦成績(1分1敗)により最終順位では上回ることができません。従って今日の結果をもって、レイソルのルヴァンカップはグループステージでの敗退が決定しました。
非常に残念ですし、この結果を受け止めなければなりません。ただ、今日の試合をポジティブに捉えるとするならば、出場機会を待っていた選手たちが躍動する姿を見せてくれたこと、そしてメンバーが入れ替わっても神戸戦同様にチーム全体でチャレンジする姿勢が随所に見られたことは、ひとつ収穫とも言えるのではないかと思います。

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久しぶりの公式戦出場で躍動した選手、その1人が中村慶太選手でした。本職のボランチの位置で起用され、前半から積極的にボールを引き出しながら、持ち前の展開力でチームにいいリズムをもたらしていました。

「どこでボールを受けるかというのも考えていたし、相手の矢印をどうしたら折れるかというのを常に考えていました。前につけるのも相手にプレッシャーがかからないように一回逆を見たり、フェイクを入れたり、ひと工夫して受け手がやりやすいようにというのは常に意識していました」。

「ゲームはコントロールできた」と手応えを口にした一方で、この結果に悔しさを隠しきれない様子でした。
「負けてこう言うのも良くないですけど、久々の試合で楽しかったし、だからこそ本当に勝ちが欲しかった。ボランチで試合に出てる以上、結果に繋げられなかったことは責任を感じるし、もっともっと決定機を演出しなければいけない。ここまで試合をスタンドから見る時間が長かったし、その分イメージは持っていて、今日はミスも少なくプレーできた。あとは本当に結果を出すことだけです」。

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そして先日特別指定選手として登録されたばかり、拓殖大学3年生の関根大輝選手が今日の試合で早くもデビュー。大学に入ってセンターバックからサイドバックにコンバートされたといい、今日は右サイドバックで先発フル出場を果たしました。
「前半は緊張もあって、いつもならできている判断ができていなかったり、トラップミスもあって最初は上手く試合に入れませんでした」と振り返りましたが、187cmの長身を生かした競り合いでは相手選手に負けず劣らず、徐々にペースを掴むと積極的な攻撃参加でチャンスを演出。自らシュートを放った場面もありました。

「大学とはスピードが全然違うし、一瞬でも気を抜いたらやられる世界。練習より試合でそれをより感じました。この経験を生かしていけるように、大学の練習から取り組んでいきたいです」。

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「内容的にはどちらに転んでもおかしくないゲームだった」と試合後井原監督が振り返った通り、直近の公式戦で5勝1分と本来の強さを取り戻したアントラーズを相手に、互角の試合展開まで持ち込みました。ただ、最後に勝敗を分けたのはフィニッシュの質。ここ数試合、レイソルが直面している課題です。

次は4日後のリーグ川崎戦。準備期間は短いですが、今日の試合で得た課題と収穫を整理して、次こそは勝利をお届けできるよう努めるのみです。
今日も平日ナイトゲームにもかかわらず、アウェイ鹿島まで駆けつけてくださった200名以上ものレイソルサポーターのみなさん、スカパーで応援してくださったみなさん、ありがとうございました。

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