2023年10月29日

川崎戦

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担当:大重正人

1点を先制し、後半早々に相手が退場で数的有利に。勝点3を獲るにはこれ以上ないチャンスを迎えました。でも、ここからだ、という思いで試合を見ていました。結果的に同点に追いつかれ、勝点1に留まるという悔しい終わりとなりました。フロンターレ相手にも決して後手にならず、前半から今季後半のレイソルらしいアグレッシブな戦いができていたのは間違いありません。いまは強敵相手に1ポイントを獲って、足踏みではなく一歩でも前進できたことを前向きにとらえたいと思います。

サヴィオ選手が今日もすばらしいチャンスメイクを続けました。相棒を信じて同じサイドを駆け上がるジエゴ選手、その動き出しにピタリと合わせるパスは見事の一言でした。前半27分、わずかにオフサイドになったアウトサイドキックの場面も本当に際どかった。細谷選手がつなげた幻のゴールは、そのあとの先制点を予感させるものでした。

「ずっとカウンターの練習をしていたし、サヴィオと話し合って狙っていた」。相手のパスを中盤でカットすると、左サイドバックが高い位置をとった背後には広大なスペース。一目散に駆け上がる山田雄士選手。サヴィオ選手からのロングパスが通ると、GKの動きを見ながらボールを持ちだし「スピードに乗っていたので、パスの選択肢はなかった」と迷いは一切なく足を振り抜きました。惜しむらくは後半のビッグチャンス、「体全体で行けばよかった」と悔やむユウトのミックスゾーンでした。

その他の選手たちからも、当然のことながら、勝利を逃してしまったという悔しさばかりでした。失点シーンも、橘田選手の浮いたポジショニングは見事で、最後土屋選手が気付いた時にはわずかに届きませんでした。中盤のプレスバックが必要だったのか、それとも声をかけあって人を動かさなければいけなかったのか。2点目を決められるチャンスがあった、相手が10人になって攻め急いでしまった、もう少し落ち着いて相手を動かせばよかった。口にした反省点、改善点は選手同士でしっかり話し合っていることでしょう。攻守ともにアグレッシブにハードワークを続けた90分間でもありました。そこは自信をもって、残り3試合に死力を尽くすことでしょう。

今日も日立台のスタンドを黄色に染めて、選手たちを後押ししてくださったサポーターの皆さんに感謝をお伝えするのと同時に、そのお気持ちに甘えることなく、必死に戦って、残留という最低限の目標を達成しなければいけません。次は11月11日のアウェイ鹿島戦、そして25日のホーム鳥栖戦、最終節の12月3日アウェイ名古屋戦。引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。本日もありがとうございました。

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