次なる戦いへ
担当:大重正人
やっぱり、勝利のあとはすがすがしい。レイソルに関わるみんなが待ちに待った一勝、われらが聖地日立台で掴み取ることができました。しかし勝利に酔いしれるのはその夜だけ、朝10時半には練習グラウンドに顔を出した昨日の先発イレブンは、ランニングとストレッチでリカバリートレーニング。表情は一様におだやかですが、その視線の先は……
昨日の先発メンバー外の選手たちが、激しいトレーニングを行っていました。勝利をめざして共に戦う仲間ではありますが、試合の前はポジションを激しく争うライバルでもあります。「しっかり競争してほしい」という高橋監督の言葉。ナビスコカップでの勝利、そして個人の頑張りを見て、リーグ戦先発組も安穏とはしていられないでしょう。週末の千葉ダービーへ向けて、新しい競争がスタートしているのです。
6対6の最中、激しく動いていると、息があがって苦しくなるのは当然ではあります。「でも、こんなときこそしっかり声を出して!」と高橋監督。若いからか遠慮があるのか、若手選手に向けて注意が飛びます。そんな中、周りを動かす声が通っていたのは古賀選手でした。コンビを組むDF選手が「古賀さんとプレーすると安心感がある」と言います。「GO!」とか「右!」とか「ナイス、ヤマちゃん!」など些細な一言で与える安心感。まさに最終ラインを統率するリーダーです。
そのヤマちゃんこと山崎選手と、菅沼選手の2ショット。
練習上がりにたまたま一緒になって、サポーターからのリクエストにお応えするところです。レイソル最年少デビュー&ゴール記録を持つ菅沼選手、そして弱冠18歳のルーキーイヤーにデビューを果たした山崎選手。「でも、まだまだこれからです」。『ベテラン』といじられるほどに落ち着いている山崎選手らしいコメント。仲の良いユース昇格組にとって、「頑張ればチャンスがもらえる」というモチベーションにもなっただろうし、「次はオレだ!」と悔しさもあるでしょう。ここにも戦いがあります。
空を見上げれば、春の香りがする桜の花びら。少しずつですが、花開いてきました。レイソルが満開の桜のように咲き乱れる日を夢見て。次回のホームゲーム、4月4日の大宮戦「お花見デー」をお楽しみに。
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