余韻冷めやらぬなか
担当:石本瑞奈
ロスタイムのラストワンプレーという劇的な同点ゴールで引分けに持ち込んだレイソル。一夜あけてグラウンドにはリカバーをする選手たちの姿がありました。
後半43分に勝ち越されたのに追い付いたということで、みな表情は明るかったです。
あの最後のシーン、それまで90分以上守備を頑張っていたこの2人、山根選手と古賀選手が攻撃のために上がっていました。全員が最後まで諦めずに戦い続けた、その象徴のような気がします。
リカバーをしながら「とにかく上がっとかないとっていう感じかな」という会話が聞こえてきました。やっぱり昨日の試合の会話が多かったです。
監督も「昨日は本当に頑張ってくれた。まだリーグ戦勝っていないけど、下を向く必要はない。次の試合、また勝ちをめざしていこう。」と選手たちを労いながら、次の試合へと切り替えていました。
今日は北嶋選手の取材がありました。北嶋選手といえば、知る人ぞ知る、「キタジマックス」という面白いブログを書いています。今回はそのブログに関する取材が中心でした。
過去のバックナンバーから、お気に入りを選んでもらったり、まだ世の中にブログがなくて、HPをやっていた頃の話を聞いたり。私が一番納得したのは「書く時に一番気をつけているのは、人を傷つけないようにしている」という言葉でした。だから北嶋選手のブログを読むとほのぼのとしたり、クスッと笑ったり、そしてチームの選手のことを書いている時はその選手を見にいきたくなったりするんだなあと思いました。
不特定多数の人に発信するインターネットは、簡単なようでいて難しいです。表現ひとつ間違えただけでトラブルの元になったりするので、ものすごく気を遣うのですが、北嶋選手も常にそれを念頭においているそうです。
そして、午後からは法政大学との練習試合がありました。残念ながら0対2で負けてしまいましたが、試合後の井原ヘッドコーチは「やっぱりサッカーで生活しているプロの選手が大学生に負けるのは悔しい。だけど、これを糧にして成長してくれればいい」と選手たちの奮起を期待していました。
最後になりますが、本日の練習試合の終わりに場内アナウンスで食べ物や飲み物のゴミのお持ち帰りをお願いしましたところ、ひとつも落ちていませんでした。練習試合のため、通常の試合でお願いしているボランティアの方々もおらず、皆様にお願いする形となりました。ご協力、本当にありがとうございました。スタッフ一同、厚く御礼申し上げます。