2009年5月17日

練習試合 対 大宮アルディージャ戦

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担当:河原 正明

鹿島戦から一夜明けた今日、日立柏サッカー場では練習試合 対大宮アルディージャ戦が行われました。メンバーは公式サイトをご参照いただくとして、昨日の試合に途中出場した選手のほか、大谷選手が今季2度目の実戦に参加しました。

天候は試合前から強風が吹き、肌寒く感じるほど。1本目の立ち上がりから前線から中盤は積極的に攻めますが、フィニッシュに至る場面が少なく無得点に。一方DFラインは近藤・大島のCBコンビが、相手の大型FWに仕事をさせまいとラインコントロールと身体を張った守備で体を張り無得点に抑えました。また、復帰2戦目の大谷選手は再度から起点となり、何度か大きなサイドチェンジを試み、また2本目にはサイドバックの位置からゴール前まで機を見て上がり、李選手へスルーパスを通すなど、存在感のあるプレーを披露していました。
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1本目途中からは雨がスタンドまで吹き込んでくる厳しいコンディションとなり、2本目からはさらに激しい猛雨となった中、両チームともボールコントロールに苦心しますが、大宮がCKからのクロスボールを上手く頭でつなぎ、最後はGK加藤選手の目の前でコースを変えられ先制点を許します。その後も大宮ペースで試合を支配されるものの、守備陣は失点を許しませんでした。しかしながら、攻撃は何度か前線の工藤選手や李選手に仙石選手またサイドに張った武富選手が絡み、ゴール前まで攻め込む場面が見られたものの、散発に終わり無得点のまま。また、2本目の途中から酒井選手がケガを負った4月26日の練習試合以来の実戦復帰を果たしました。

3本目にはレイソルU-18の選手を3人投入、大幅にメンバーチェンジをしてフレッシュな力で相手に臨むも、またお互いに見せ場も少ないまま0?1で昨日に引き続き敗戦となりました。
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私は昨年来、ホームタウン担当として選手と学校訪問活動を担当しています。その中で必ずといって言われるのが「子供の頃の夢が叶いましたね」という言葉です。たしかに、プロの選手として契約を結んだ、ということでは叶ったのかも知れません。でも、プロ選手はさらに「試合に出る」というのが次の目標になっているはずです。
Jリーグの舞台に立てる選手たちに共通して言える事は“夢と目標の違い”を知っている事だと思います。目の前の目標に到達した人だけが、結果を出せる。ひとつひとつの積み重ねが、次の夢に繋がる。
でも、ひとつ問いたい。どれだけの機会を選手たちは得て、モノにしているのだろうか?そしてそれを見過ごして無駄にしていないか??
自分自身でもなかなかには難しいことだとは判っているし、書いていて自省の念がムクムクと頭を持ち上げてきてどうしようもないのですが、今日試合に出場した選手たち(もちろん全員ではないです。誤解のないように)はプロになった当初の気持ちを、どれほど忘れずに、思い抱きプレーしているのかと。
確かにレイソルに「今」必要なものは結果かもしれない。でも、今こそ力を付けて、闘える準備をし、プレーではチャレンジをして、チーム全体の底上げをしないと、「将来」もレイソルは前に進めないでしょう。
なによりも声を枯らし、来る試合も来る試合も応援してくれるファン・サポーターの方たちに失礼なことだと思う。
もう一度思い出して欲しい。明日はオフ、一日休んで、また明後日から神戸戦に向けて良い準備をしていきましょう。