言葉
担当:大重正人
練習は、試合で勝つためにやるもの。試合で悪かったところを修正するもの。紅白戦が行われましたが、流しっぱなしではなく、高橋監督が笛を吹いて、選手たちに指導を繰り返していました。このところセットプレーから、あっさりゴールを割られるシーンが目立っています。「守備の徹底。失点をゼロにしなければいけない」。絶対に失敗は繰り返さないように、セットプレーの守備を徹底。紅白戦のあとも、高橋監督は選手たちを個別に集め、ボールをミスなく素早く動かすイメージ付けを繰り返していました。
練習後には、古賀選手がTV取材に。ライジングレイソルのインタビューに臨みました。「今までやれていた基本的なことができていないから、こんな結果になっている。ゴール前の最後の最後でDFの自分たちが身体を張って、踏ん張りきれていない」。そのなかで古賀選手が目標として色紙に書いたのが「勝ち点55」でした。
正直、広報としても口にしたり、文章にするのが憚られるような気持ちでした。それでも古賀選手は、しっかり言い切りました。レイソルの現状に誰よりも責任を感じているだろうし、結果を出さなければというプレッシャーもあるでしょう。しかし彼は諦める気持ちなど微塵もなく、嘲笑されたり罵倒されることも受け止める覚悟をもって、しっかりと発言しました。「自分はキタジは雄太のように言葉で引っ張るタイプじゃないけど、ピッチ上のプレーで周りを引っ張りたい」。でも今日は「言葉」で仲間やチームを勇気づけたのではないでしょうか。
結果を出せず、期待に応えられず申し訳ない。監督をはじめ、チームや選手もスタッフもフロントも同じ気持ちです。だからこそ、現状を打破しよう、チャレンジしようという必死さをもっと見せ、行動しなければいけません。サポーターの皆さんもチームに対する考えや疑問をお持ちだと思います。来週には、今季4回目のイエローハウスを開催いたします。試合の運営や強化についてもいろいろとご質問や要望を頂いているなか、納得してチームをサポートしていただけるように、有意義な議論の場にしたいと考えています。まだ参加人数には余裕がありますので、平日の夜でお忙しいなかですが、さらなるご参加をお待ちしております。