2009年6月 4日

まず一勝、まだ一勝

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担当:大重正人

神戸戦、3-0の快勝。日立台がひとつになった9時過ぎの勝利のダンスから、うそのように静まり返ったスタジアムをあとにしたのは、時計のてっぺんを越えてからでした。キックオフが昼間だったら、もう少し勝利の余韻に浸れたのに。でも負けたときでも、勝ったときでも、次の朝がくれば「切り替え」です。山形とのアウェイ戦は、中3日で日曜日にすぐやってきます。この一勝で、これまで味わってきた苦難がすべてクリアになるわけでもなく、巻き返しのきっかけにしなければいけない、「まず一勝」です。

「これがリーグ戦だったら、もっと良かったんですけど。でも僕がレイソルに入団してから予選突破したことがないし、まだ決勝トーナメント進出の可能性も十分あります。この2試合で結果を出しながらも、いい内容の試合をして、リーグ再開につなげたい」とは小林祐三選手。昨日先発した選手はリカバリーで回復につとめ、それ以外の選手は山形戦の先発イレブンの座をかけて、トレーニングでした。

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松原フィジカルコーチの指揮の下、ステップワークやフィジテクで身体をあたため、ゲーム形式のトレーニング。茨田選手や山崎選手の試合出場に刺激を受け、次は自分だという思いで取り組んでいます。工藤選手もそのひとり。「先、越されちゃいましたからね」と負けん気十分。今日は全体練習が終わった後も、ひとりグラウンドに残り、ゴールを背にしてパスを受け、トラップから反転して前を向くポストプレーのトレーニング。高橋監督からの直接指導を受けながら、基本の反復をおこなっていました。

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その工藤選手はモバイルレイソルのインタビューで「お手本にしているのは、キタジさんです。キタジさんは話していても説得力があって、ベンチ外でスタンドから試合を見ているときは、キタジさんの動きを中心に試合を見ていて、なにか盗めるところはないかと思いながら見ています。クロスが入ってくる位置取りなど、見習わなければいけない部分は多いです」。やはり昨日2ゴールを挙げたストライカーの姿は雄弁です。言葉はもちろん、ひとつひとつのプレーやサッカーへの姿勢、レイソル愛。北嶋選手がもつ魂を少しでも受け継ごうと、貪欲に練習を重ねる工藤選手。本日リリースしたモバイルレイソルのインタビューもどうぞご覧下さい。

今週末の山形戦は、CSのフジテレビONEで生中継されることになりました。今日は実況の長坂アナウンサーとレポーターの日々野さんが取材に。練習を終えた大津選手を囲む様子です。大津選手がプロ初ゴールを決めた3月のナビスコカップFC東京戦、プロ初のお立ち台のインタビュアーが日々野レポーターでした。先週の清水戦中継の際に、「2ヶ月前から、受け答えや見た目もすごく成長している気がします」とお話されていました。その大津選手も「前は試合に出るだけで精一杯でしたが、もっとうまくなりたいっていう欲が出てきました。昨日はゴールやアシストの一つ前のプレーは絡めたけど、これからは目に見える結果を残さなければいけないです」。

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昨日の一勝は気持ちを晴れやかにして、肩の重荷を軽くしてくれました。でも、まだ一勝。選手やスタッフは重々わかっています。サポーターの皆様が望むこと、大きな期待に応えるためには、まだまだです。一戦一戦、足場をかためながら戦っていきましょう!