2009年6月21日

止まない雨はない

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担当:大重正人

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今日は朝から強い雨。昨日の完敗から半日がすぎて、それでも新しい一日が否応なくやってきます。先発組はリカバリートレーニングで身体をケアし、その脇でコーチングスタッフがピッチに溜まった雨水を懸命にローラーでかきだす。

12時からのトレーニングマッチ。ピッチはいたるところで水しぶきがあがり、ボールも滑ったり止まったり。「裏、狙っていこう!」。今日の天候ではやるべきサッカーはひとつに決まっていました。昨日のようにどこか迷っているようなプレーはほとんどありませんでした。「切り替え、切り替え!」と後ろの選手が、前線の選手に大きな声でうながす。それに応えて自陣に戻ってくるアタッカーたち。

でもコーナーキックからのチャンス。相手にクリアされて、相手右サイドからカウンター。昨日のFC東京戦とほとんど同じようなシーンがありました。今日は水溜りでスピードダウンして事なきをえましたが、これがJのチームなら。。。昨日の試合に出場したか否かは別で、チームとしてもっともっと意識を高めなければならないところです。

できないなら、できるまでやる。何度でも繰り返す。
小さなこと、細かいこと。できることはまだまだあるし、やらなければいけない。
攻守の切り替え、球際で負けないこと。
毎試合のようにリピートされますが、だったらできるまでやり抜く。
できていない仲間がいるなら、それができるようになるまで厳しく要求する。

これができれば、立ち上がりの失点も減る。
そうすれば、前半45分をゼロで抑えられる。自信をもって積極的に後半も戦える。
「勝利」「勝点3」という眼前の目標すら、今はおぼろげで、遠いもののように感じます。ならば、もっともっと身近な目標をすえて、ひとつひとつクリアしていくよりほかありません。

今日は対外試合。残念ながら雨に見舞われて、水浸しのピッチ。でも、水はけのよいグラウンドなら、もっともっと実戦的で有意義な試合にできたはずです。コーチやスタッフが懸命に水かきした時間は、もっともっとチームを良くするため話し合う時間に充てられたかもしれません。

今日はU-18チームが日立台でクラブユース選手権を戦い、快勝しました。完成した人工芝グラウンドは足元の負担をやわらげ、これまでも実績をあげてきた育成強化にさらなる大きな役割を担うことでしょう。何かを起こすには、時間も費用もマンパワーも必要です。やる気も不可欠。一気にすべてを解決することは難しいですが、順序だてて、ソフト面ハード面ともに着手できることはまだまだあります。

昨日日立台に来られたサポーターのみなさんは、いま出来ること120%やり遂げていました。スタンドを黄色に染め、紙ふぶきで最高の雰囲気を演出し、失点しても応援の声は止まず、90分最後まで選手たちをサポートし続けた。サポーターの頑張りにクラブが負けている状況です。必ず、その思いに応えなければいけません。

今日、ブラジル人のテスト生が来日しました。アンセウモ・ハモン選手です。身長は182cm、体重79kg。20歳のフォワード。ブラジルからヨーロッパを経由しての長旅を終えて、夕方に日立台にもあいさつに来てくれました。身長も高く、細身ですが筋肉質の第一印象でした。火曜日から日立台での練習に参加予定です。その6月23日は偶然にもハモン選手、21歳のバースデー☆ ファンサービスも再開の予定ですので、練習見学へのご来場をお待ちしています。

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