変化
担当:大重正人
まず最初に…
新加入のアンセウモ ハモン選手ですが、ガンバ戦に出場するための登録を完了することができませんでした。レイソルとして必要な書類等を事前に準備して提出してはいたのですが、結果的にブラジルから国際移籍証明書が期日までに到着しませんでした。大きな期待をお寄せいただいたサポーターの皆様をはじめ、レイソルのスタッフ、そしてハモン選手自身が一番残念な気持ちでしょう。一刻も早く、背番号16をまとって、ゴールを決める勇姿を待ち望んでいます。
レイソルリベンジの後半戦が、週末のガンバ戦から始まります。今日も井原監督代行が指揮をとり、紅白戦を3セット。さらに攻守分かれてのクロス対応やシュート練習など、2時間近くに及ぶ長いトレーニング。
クロス対応のトレーニングでは、2対2の状況で、動き回るアタッカーを執拗にマークし、粘り強く身体を張ってディフェンス。ケガを心配するほどの激しいプレーもありましたが、それでもケガを恐れて勇敢さがなければ、強靭な外国人フォワードを抑えられません。小林祐三選手は「この前のガンバ戦を反省材料にしないと。あの時はみんなが迷いながらプレーしていた部分もあった。でも今はみんなが同じ意識で守れているし、だから局面局面での1対1でも身体を張って対応できる」。
今はやはり全員が高い守備意識を持って、できるだけ失点を少なくして、ゲームメイクすること。粘っていれば必ずチャンスは訪れます。そのときを決して逃さぬように。昨年、1-0で完封したホームのガンバ戦、天皇杯での決勝でも粘り強い守備があったからこそ、拮抗した試合になりました。ガンバを倒して、連勝して、もっともっと勢いを加速させたい。
井原監督代行は「ガンバは攻撃力のあるチームだし、しっかり守備意識をもつよう徹底した。いい守備がないと、いい攻撃もできない。ガンバは調子が悪いかもしれないが、個人能力があって強いチームだし、必ず修正してくる。だからこそ、この苦しい状況で全員がひとつになって、自分のため、チームのため、サポーターのために精一杯戦う」と囲まれた報道陣に決意を語りました。監督が代わり、選手も入れ替わり、何かを変えなきゃいけない。トレーニングはあと1日、暑さに負けず、最後まで悔いを残さぬように。