2009年7月19日

J1第18節 対ガンバ大阪戦

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担当:河原 正明

既に梅雨明けした関東地方、今日も朝から厳しい暑さとなりました。朝出社すると、既に沢山のサポーターの方が日立台に集合していました。

前節、酷暑の京都で苦しみながらも掴んだ勝利。その後前監督の交代を経て、リーグ戦折り返しの一戦は井原監督代行の指揮下で今季初の連勝を、日立台で成す。それだけを目標にこの一週間トライしてきました。相手はガンバ大阪。大黒柱の遠藤を出場停止で欠き、ここ数試合不調と言われていましたが、やはり攻撃では多彩なタレントを擁しています。

「今日のは、タレント豊富な攻撃陣を揃えているガンバに対して、しっかりと守備のところは真ん中を閉める、というプランどおりに前半を無失点に抑えられた。」と井原ヘッドコーチが話すように、前半は相手のFW陣を古賀・小林(祐)のセンターバックコンビと杉山・鎌田の両ボランチが危ないシーンの芽を潰し、そしてGKマウスでは菅野選手が鬼気迫るセーブで失点を防ぎ、前半を前節に続き0点に抑えます。

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ハーフタイムのロッカールーム。「スゲ、サンキュー!」と北嶋選手。「こういうのがデカイ!みんな続けて行こう!」と仲間を鼓舞します。前節に続いて緊張感と同時に選手の顔に漲る力が熱となって充満していました。井原ヘッドもしっかりと守備の指示をし、攻撃のアイデア、修正を加え「点を取って勝つぞ」と選手を送り出しました。

しかし、後半立ち上がりにPKで失点。するとすぐさま井原ヘッドは攻撃的な選手を投入し、「なんとか流れを取り戻す」勝負に出ました。しかし続けてレアンドロ選手に2点目を奪われてしまいました。それでも
「最後まで点を取りに行く」と菅沼選手を投入し、アタックするも、最後は時間切れ。またしても日立台での勝利を、皆様に届けることはできませんでした。

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試合後の会見、いつも以上に多かった取材陣を前に、井原ヘッドは何度も「もう一度流れを引き戻す采配ができなかったことは悔しいですし、まだまだ自分の力が足りないと思います」と悔しさを全身からにじませ、かみ殺すように話していました。
確かに、今日は最後までホームで自分たちらしさを貫き通すことができなかったように感じます。大谷キャプテンも「サポーターが最後まで応援してくれるのに、選手自らが1失点したら『(試合が)決まった』ような顔をしていてはだめだ。苦しい状況を打破できない。」と申し訳なさそうに話していました。


折り返しの初戦、勝利すること、いい形で次につなげることはできませんでした。しかし、明日からまた新しいスタートを切ることになります。
今日、ネルシーニョ新監督とエドワルド フィジカルコーチの就任を発表いたしました。試合後大勢の取材陣に囲まれ、注目度の高さが窺えます。
「とにかくピッチで答えを出す。自分はそれだけのために日本に来た。全力で臨むのでサポートして欲しい」とサポーターの皆さんへのメッセージを受けました。

今日の敗戦は本当に悔しい。でも、もう一度リスタートします。チームは次の鹿島戦に向けて、もう既に走り出しています。
ネルシーニョ・レイソルがどのようなサッカーを目指すのか、サポーターの皆様には早くお伝えしたいと思います。明日からもよろしく応援お願いいたします。