2009年11月18日

非公開のなかで

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担当:大重正人

昨日は冷たすぎる雨に震える一日でしたが、一夜明けてすっきりさわやかなお天気に。気持ちの良い朝でした。エドゥーコーチのウォームアップで身体を温める選手たち。パス交換を終えてもう終わりかなというときに「サーン!!!」と日本語の掛け声が。3人組で集まって、座る。子どもたちが遊ぶような簡単なゲーム。あぶれたパク選手が腕立てに。その数字は、ヨン、ゴ、と増えていき、最後は鎌田選手がひとりぼっちで「あっちいけよ」状態に。。。みんなから笑顔がこぼれ、少しだけ緊張の糸を緩めます。

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そしてすぐさま、紅白戦へ。ネルシーニョ監督は声を荒げるわけではありませんが、選手たちは自然とギュっと集中を高め、ピッチへ散っていく。監督にはオーラというか、そんな「気」をメラメラと発しています。

今日は、まさに「非公開」という内容のトレーニングでした。セットプレーや、どうやってシュートまで結び付けるのかというシステムや動きを何度も繰り返す。きわめて実戦的なトレーニングでした。よく「練習のための練習になってはいけない」という言葉を聞きますが、今日はまさしく試合のための練習。ネルシーニョ監督は、選手たちに練習を繰り返すことで強烈なイメージを与え、選手たちも頭と身体にしっかりと刷り込んだはずです。今日練習したことが、アルビレックス戦で発揮できれば、絶対に勝てる! そんな監督からのメッセージが込められていたように思います。竹本強化本部長も「引き締まったいい練習だったね」と

ネルシーニョ監督は、一度に多くを詰め込もうとしません。今日はこれ、今週はこれ、という感じで1週間の練習のなかで、いま取り組まなければいけない課題を洗い出し、まずはそれを直す。この前のエスパルス戦の鮮やか過ぎる変貌のイメージが強すぎますが、それでも8月から少しずつ積み重ねてきたことが、ようやく形になってきたのではないかと。

新潟にはホームで0-4と大敗しています。やられた分はやり返さないと。明日も非公開練習、このままいいトレーニングを2日間続けて、いざ新潟へ。週末がとても楽しみです。。。

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