はじめの一歩
担当:河原 正明
抜けるような青空の下、2010年の柏レイソルは再出発の道を歩みだしました。サッカークラブにとっては始動日の今日は元旦のようなものです。改めまして、みなさま今年もよろしくお願いいたします。
さて、練習前には全選手・チームスタッフ、さらには我々フロントスタッフも全員参加しての『結団式』がスタジアムで行われました。
冒頭、河西 晋二郎社長より「ここにいる全員に課せられた使命であるJ1復帰を、必ず果たそう」との挨拶がありました。小見統括ダイレクターの挨拶に続き壇上にたったのはネルシーニョ監督。
まずは「モチベーションを高くして日本に戻ってきた。去年と同じメンバーに加えて新しい選手で戦えること、選手・フロントスタッフの協力にお礼を言いたい」と感謝の気持ちを述べました。
「今日からJ1に戻る準備をする。レイソルはただの『チーム』ではいけない。高いクオリティとメンタルを持ち、一丸となって戦い勝利するプロの集団とならなければならない。そのためには厳しく要求もしていくが、私はJ1復帰できると強い自信を持っている。みんなで力を合わせて良いシーズンにしよう!」と今季を戦う上での信念を指揮官は、力強く宣言してくれました。
公式HP上のフォトギャラリーでも紹介していますが、その後は新加入スタッフ・選手の紹介があり、全選手からも一言ずつ決意表明を。全員で今季を戦い抜き、J1へ復帰することを確認して約30分で終了しました。
その後早速全体練習へ。残念ながら古賀選手が体調不良、またアルセウ選手とレアンドロ ドミンゲス選手は入国手続きの関係で、さらには昨年足首の手術を終えた澤選手は別メニューで今日の練習には参加できませんでしたが、それ以外の選手は全員揃ってのスタートとなりました。
まずはじめに円陣になって監督の訓示から練習開始。その後軽くランニングなどで今日は終わるのかな・・・と予想していましたが、のっけからボールを使ってのドリブルジョグ!さらにはリフティングやパス交換など今年から新しくなった公式球「ジャブラミ」に早く慣れさせようとの狙いのメニューをこなします。
実はエドゥフィジコは昨シーズン最後の全体ミーティングでは「オフは休むことが大事。でも始動日からしっかりと体を動かせるように、1月からは有酸素運動筋トレは欠かさずにやってきて欲しい・・・」との指令と選手別に細かいメニューを全員に課していたのでした。
始動初日です。でも当然体の基礎はできているだろうと、続いてもパスとダッシュ系のメニューを繰り返し行います。コンビを組む古邊フィジコも「おい○○!海外で自主トレやってきたんだろ?!」と激を飛ばします!
一方でGK陣は既に4人揃ってのトレーニングをしていたこともありますが、早くもフィールド陣とは別におなじみのシジマール塾が開講されていました。スタッフ挨拶で「今年『は』キビシイヨ!(笑)」と宣言をしていた通り、シーズン中と変わらぬメニューに取り組んでいました。
オフ明けの練習の最後は15分間走。先頭を切って走っていたのは新加入の林選手。さらには同じく(一応新加入の)田中選手に武富選手、そして「去年以上に走りまくります!」と宣言した村上選手らが追随していきます。最後は田中選手が先頭に立ち、16分近くまで走りこんでようやくこの日のトレーニングは終了。予想以上に飛ばしてのスタートでした。
J2リーグを戦う上で、何よりも求められるもの。それは「昇格」という結果であることは間違いありません。「去年は本当に悔しい思いをした。来年は絶対にJ1で戦いたい。そのために全力で練習から取り組みたい」そう話した大津選手だけでなく、どの選手からも今年にかける意気込み、気合といった全てがダイレクトに伝わってきました。
レイソルの2010年、いよいよスタートです。
明日からは測定系のトレーニングが続きます。なお、明日は5グループに分かれての総力測定となります。
全体での練習はございませんのでご注意願います。また、日曜日は室内での体力測定を行うため、屋外でのトレーニングはございません。残念ながら日曜日の練習見学はできませんので、何卒ご了承願います。
では今年も広報日記をよろしくお願いいたします。