2010年2月 1日

グアムキャンプ2日目

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担当:河原 正明

海外に出かけるとトラブルは付き物、とは言いますが早速昨日その洗礼を浴びてしまいました。PCとサーバー?の相性が悪いのかうまく更新できず、昨晩はフォトギャラリーのアップが遅くなってしまいました。モバイルレイソルのデイリーレイソルや広報日記は問題なくアップできたのですが・・・。気付くと夜中の2時。しかもスコールがドカドカッという音共に降ってきて・・・少し寝不足気味で迎えたグアム2日目の朝は予想以上に涼しい朝でした。

「ここ何日かは涼しいんですよ」とは今年甲府から大宮に移籍した杉山選手。アルディージャはレイソルより4日早くグアムに到着しています。杉山選手も真っ黒に日焼けして精悍な顔つきになっていました。「(所属チームが)だんだんと柏に近づいてきましたよ。東武線で一本ですから」などと立ち話をしていると札幌の砂川選手が登場。ホテルの玄関先でレイソルでの先輩・後輩同士、自然と会話が弾みます。ホテルの同じ棟には札幌・山形・大宮の各チームも同宿しています。ですからいたるところでこういうシチュエーションになるわけでして。それもこのキャンプでの楽しみでもあります。
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さて、チームは午前中は筋力トレーニングを行い、その後はピッチに移動し本格的にボールを使ってのトレーニングに。メニューはワンタッチ、ツータッチでのボールコントロールをし、バーの下を通した得点を競うというもの。「天候のようにマッタリするなよ!」古邊コーチの一声がピリッとした緊張感をもたらします。
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エドゥコーチからも「キリカエ」「アトイッポ!」と激が飛びます。朝は涼しかったのですが、10時を過ぎると南国らしい暑さに。大谷選手も「やっぱり汗の出る量が違うよ」と大汗をぬぐいながら水を補給していました。規程の時間を休むことなく動き続けるこのメニュー、文章では伝わりにくいですが、そばで見ていてもかなりきついです。これを4グループ対抗で3本行って午前は終了しました。

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午後はミーティングから。これから行うトレーニングの意味をしっかり理解して臨もうと監督から説明があります。「自分たちの戦い方を理解して、クオリティを上げていく」これがこのキャンプの目的です。戦術の基本となるトレーニングの後には11vs11でのゲームも行われました。
 
 得点を挙げた選手には、武富、大津、林といずれも期待の若手選手も。特に林選手はフランサ選手とのコンビで2得点を挙げました。1点目は右サイドを駆け上がった村上選手からのクロスを決めたもの。「ああいうボールがくれば、自分の形で点を決めやすいです。フランサとのコンビは楽しかったです」。大学4年時には練習生として参加したことがあるのですが「(自分自身が)その時とは違います。自分もプロで一年経験しているので。やっぱり点を取らないと」なんとも頼もしいコメントです。

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夕食後、選手へのミーティングを終えた後、スタッフだけのミーティングを。ここで明日以降の練習メニューの変更などの確認をします。一通り追加・変更事項を確認したのちに、監督がこう切り出しました。
「今日は非常にいい練習ができた。選手個々の動きも、ボールの質も全てだ。みんなに感謝している」。その前の選手ミーティングでも話していたのですが、ここまで大きなけが人もなく、日立台で2週間良い準備ができたと。チームを称え、チームを指揮する。これも指揮官の一つのスタイルです。
一方でなにか疑問があればすぐに改善・解決し、相互理解を図るのもネルシーニョ流。例えばコーチと練習方法の確認などを詳細に行うことも日常茶飯事。このチームワークの良さに監督はもちろん、スタッフもこれからの12日間に自信と手応えを掴んでいます。
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これからはさらに練習試合も多くなり、選手たちは体力的にキツクなるハズです。しかし、必ずいい方向に導いてくれるはず。選手もそう感じていることでしょう。
 明日は午前中「しっかりと休んで」午後のトレーニングに備えます。広報日記もまた明日!
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