2010年2月25日

開幕へ向けて

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担当:石本瑞奈

昨日からはっきり分かるくらい暖かくなったので、気持ちも晴れやかに会社に着くと、マスク姿の人たちがチラホラ。そうなんです。私はよくても、花粉症の人たちにとっては地獄の季節到来です。ひとつの現象をとってみても、その人の立場によって見方が180度変わるのはよくあることですが、改めてそんな思いを抱いた朝でした。

選手たちは大きく分けて2手に分かれて練習しました。昨日の試合に出たメンバーはリカバー中心。古邊フィジカルコーチとともに、グラウンドの周りを遅めのスピードでランニングしていました。

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その他のメンバーは、私がグラウンドに到着した時は、アップを終えて、5対2のボール回しをしていました。よくやる練習で、5人ずつが赤、青、黄色分かれて、縦長に並んで、行なうものです。規定の数まで回せなかったら、ボールを取られた人ともう一人が逆サイドまで走っていって、今度はボールを奪いにいく、という練習メニューです。つまり、パスミスを何度もしてしまうと、走る距離がそれだけ長くなります。

ネルシーニョ監督は「頭を使え。もっと頭に汗をかこう」という指示を出していました。5人でボールを回すので、狭い場所でのボール回しになります。必然的にもらう前から考えて動かないと、次の人へスムーズにパスが出せません。判断を早くしなくてはいけないですが、ある選手は「こういう練習は大好き。いい位置でもらって、次の人にいいパスを出すために、どこにポジションを取ればいいか、そういうのを考えるのが好き」と話していました。聞いていて、とても頼もしかったです。

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その後は同じメンバー構成で、ハーフコートよりやや狭いスペースで5対5の練習を。髪を金色に染め上げた菅野選手がスーパーセーブを連発。色が変わって、さらなる気合が入っているように見えたのは私だけでしょうか?交代して休んでいる時も、ピッチの外から何度も大きな声で指示を出したり、鼓舞したりしていました。

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この練習では、パス回しもそうですが、シュートの意識を高めるようにという指示も出ていて、武富選手や大谷選手が何度もミドルを狙っていました。

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その後は最後尾から連携をとってのシュート練習。サイドからのクロスやクサビなど、いろいろな動きの中でシュートまで持っていく動きを何度も確認していました。時おり、プレーを止めて、監督から細かい指示が。開幕まであと一週間あまり。攻撃の仕上げをしている雰囲気が伝わってきました。

練習が終わったあと、北嶋キャプテンと大谷ゲームキャプテンが今日のポジショニングについての確認をしていました。監督からの指示はもちろんありますが、選手同士でも、疑問に思ったことはきちんとコミュニケーションを取って、次につなげていく。2人からはそういう意識の高さを感じました。

今日はお知らせが2つあります。
本日よりサッカーショップKAMO柏店で、クラブスポンサーのアンブロの新しいロゴが入った2010バージョンのレプリカユニフォームを販売しております。今現在は、ファーストユニフォーム(半袖)のみで、サイズはSS-S、M-L、O-XOの3種類です。セカンドユニフォームも近日中に入荷予定ですので、今しばらくお待ち下さい。
また、e-Reysolistaでは、3月上旬より取り扱い開始予定です。

そして、明日行なわれる「2010Jリーグキックオフカンファレンス」ですが、J'sGOALでインターネット中継ライブ配信をすることが決まりました。
毎年シーズン開幕1週間前に開催している「Jリーグキックオフカンファレンス」は、J1・J2全クラブの監督、選手代表が一堂に集い、今シーズンの抱負等を語ります。従来のキックオフカンファレンスは報道関係者やスポンサーを対象としたイベントでしたが、今年は一般の皆さまにもJリーグの新シーズンに向けた意気込みをお届けするため、第1部の様子をインターネット中継ライブで配信します。なお、Jリーグキックオフカンファレンスがインターネット中継ライブ配信されるのは史上初となります。
レイソルからはネルシーニョ監督と、北嶋選手が登場します。興味のある方は、ぜひご覧ください。

最後に私事で恐縮ですが、2月末を持ちまして柏レイソルの広報を退任することになりました。広報日記を執筆するのは本日で最後になります。昨年1月に着任して、あっという間の1年2ヶ月でした。でも、私の人生の中ではものすごく濃密な1年2ヶ月になったと思っています。昨年、辛い時期でも懸命に応援してくれたサポーター。そのことを肌で感じ、常にサポーターへの感謝を忘れず、どんなときもバラバラにならなかった選手たち。そして、そんな選手たちをそばで支えるスタッフたち。レイソルに関わるすべてのひとたちの一体感を間近で見続けることができたのは、なにものにも変えがたい日々でした。
私にとっては未知の世界だったにもかかわらず、曲がりなりにもなんとかまっとうすることができたのは、ひとえに応援して下さる皆さまの励ましと、選手、スタッフすべての方々のおかげです。本当に感謝しております。
今年は結果が求められます。プレッシャーになると思いますが、ネルシーニョ監督以下、選手たちは、どんな時も支えてくれるサポーターとともに、困難を乗り越えて、勝利へと突き進んでくれると心から信じています。今まで本当にありがとうございました。今後の広報は河原、大重の2人体制となります。これからもずっと、柏レイソルへ熱いご声援をよろしくお願いいたします。