原点
担当:大重正人
栃木グリーンスタジアムに響き渡ったのは、互いの「グリーングリーン」でした。
まずホームの「レッツゴ?トチ?ギ?」の応援歌。これを聞いたレイソルサポーターがおとなしく黙っているはずもありません。アウェイ席を完売にし、ホームサポーターをはるかに上回る人数と声量でレッツゴーカシワを歌いあげて圧倒!応援ではなく、闘いに参戦したサポーターの心意気がひしひし伝わってきました。
ネルシーニョ監督はシーズン前、「どんな相手と戦う時も、ライオンと戦う気持ちで臨め」と説きました。果たして、今日の選手たちからは、サポーターと同じぐらいに燃えたぎるほどの闘争心が感じられたでしょうか。残念ですがウチのサポーターには負けていたように思います。
昨年11月の清水戦のように。
チームのみんなが描く理想形です。5-0というスコアを勝ち得たプレーはさることながら、試合開始からがむしゃらに、なりふり構わず挑んでいった姿勢こそに、私達の原点があるのではないでしょうか。
次は、首位のアビスパ福岡が相手です。2試合連続3ゴールで2連勝といま一番勢いのあるチームです。いま上位3位にいる福岡、徳島、横浜FCは、おそらくシーズンを通して昇格争いのライバルになるはずでしょう。もし次のホームで破れるようなことがあれば、福岡との勝ち点5差に広がります。追いつけそうで追いつけないこの隔たりを、昨年イヤというほど痛感させられました。来週は、大事な大事な天王山です。