2010年3月26日

愛知の星

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担当:大重正人

今日はリンタロウ選手にとって、プロになって初めてのインタビュー取材でした。

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彼は岐阜の安達学園中京高校の出身ですが、そのまえ来日してすぐのときは、名古屋に住んでいました。その名古屋から、「名古屋国際センター」の方がわざわざお越しいただきました。名古屋国際センターは、地域に在住する外国人のみなさんへの支援活動をおこなっています。その子どもたちが日本に慣れ親しんでもらえるように開いた週一回のサッカー教室を、リンタロウ選手はすごく楽しみにしていたそうです。そこでのプレーが指導者の目にとまり、高校からレイソルへとプロの道を切り開いていきました。

当時、同年代の地元中学生に「最後のサッカーの大会があるから、いっしょに出てよ!」と誘われたのですが、まだ日本語が理解できなくて参加できなかったのは、残念な思い出。いまも日本語が100パーセント完璧ではありませんが、地道に努力を続けています。新人恒例のメディアトレーニングにも日本人選手といっしょに参加し、日本語を話すトレーニングをしています。練習の合間には、なんと学習塾の「公文式」で日本語を勉強しているのです。

今日は公文通訳の助けを借りてのインタビューでしたが、いつか「公文通訳」も「公文式」からも卒業できるぐらいになっていれば、三都主選手や闘莉王選手のように本業のサッカーでも大きく花開いているような気がします。ハンサムボーイ。練習場で見かけたら「リンタロ?」と読んであげてください。人懐っこい笑顔をきっと返してくれますよ。

明日10時からは、アソシエイツ会員様先行のチケット販売がスタートします。開幕戦、第3節と観客数が減ってしまいましたが、選手たちは懸命に「勝利」という結果を残しています。そのおかげがサポーターの変わらぬ応援にあることを常々話しています。レアンドロ ドミンゲス選手は「ブラジルなら、2部に落ちたチームには開幕から大ブーイングだよ。でもレイソルのサポーターは、だからこそ逆に応援してくれる。驚いたけど、すごく嬉しいよ」と日立台の高揚させる雰囲気をすぐに感じ取っています。やっぱりスタンドをいっぱいにさせるのは、選手たちの頑張りと勝利。「VITORIA」です。

明日の午前練習でしっかり最終調整。午後には味スタへ向けて出発します。すこし肌寒そうな気候ですが、どうぞ練習見学にお越し下さい!