2010年6月23日

パンゾー大地に立つ!

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担当:河原 正明

 「プロサッカー選手をやってきて良かった?!!」そう話してくれたのは先月28日。あれから約1ヶ月・・・今日の午後、小林 祐三選手はプロサッカー選手としては史上初めて、あの人と対峙しました。そう、「赤い彗星」ことシャア・アズナブルと。

 この書き出し、一体何を言っているのかわからない人には全くわからないことでしょう。今日の取材は大人気アニメ「機動戦士ガンダム」の専門誌、「月刊ガンダムエース」(角川書店刊)の連載企画『三倍速く!!シャアが行く!?池田秀一のガンダム人間探訪記?』で、声優の池田 秀一さんとの対談を行ったのでした。池田さんはガンダムシリーズで1・2位を争う人気の登場人物であるシャア役を始め、他のガンダムシリーズでも重要なキャラクターを何役か演じた、アニメ界で知らない人はいない大声優さんです。

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  対談の依頼が来たのは先月末。何を隠そうこの私も1stガンダム世代ど真ん中。企画書を見て「うそーーー!?」と思わず声を上げてしまいました。「あの、シャアが日立台に来る??」受け手側の我々、大重広報も、宮本主務もみんなテンション上がりまくり。この企画、実は今までJリーガーはもちろん、スポーツ選手は一人も登場していないのです。「ブログやいろいろな取材で、ガンダムファンであることをコメントされている小林祐三さんに、ぜひご登場いただきたく」と書かれた一文に、「あぁ、とうとう彼はガンダム好きのJリーガーとしての頂を極めたのだな」と認めざるを得ませんでした。

 最初、小林選手には「取材の依頼が来たよ。でも、サッカーには全く関係ない媒体だから断ってもいいけど・・・一応企画書だけ読んでおいてよ」とワザとそっけなく企画書を手渡しました。紙を手にして数秒後・・・「キターーーーーーーッ!!!」ロッカールームに響く叫び声(笑)。「思わせぶりなことを言うから、『一体何?』と思ったよ!」といぶかしげな顔をされましたが、その目には「許す、何もかも」と書いてありました。

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 それから、指折り数えて待ち続けた今日。取材部屋に入ってきた小林選手は、今まで私が見たことのない「小林少年」へと変化を遂げていました。緊張でガチガチ、顔色が尋常じゃない(苦笑)。でも、池田さんのリードで対談が始まると堰を切ったようにガーッと話を始めたのでした。ガンダムを見始めたきっかけ、好きな登場人物、好きなシリーズ、好きなセリフ、思い出のシーン・・・池田さんを質問攻めにしてしゃべり倒していました。サッカー選手と声優業。共通点は見つけにくいものと思いがちでしょうが、お互いに話していて「なるほど」と合点がいくことも多かったようですよ。

 あっという間の2時間。取材の最後には保管用に取っておいた「赤いスパイク」に池田さんのサインを入れてもらうなど、小林選手にとっては、まさに夢の一日だったことでしょう。なお、この対談が収録された「月刊ガンダムエース 9月号」は7月26日(月)に発売されます。ぜひ、お買い求めいただきご覧ください!

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