2010年6月25日

柏からいつか世界へ

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担当:大重正人

今日は......やっぱり、祝!日本代表決勝トーナメント進出しかありませんよね? 午前3時半からテレビにかじりついた方、早起きは三文の得!でした☆ われらがネルシーニョ監督と公文通訳は、テレビの向こう側。スカパーのスタジオゲストとして、このビッグマッチを伝える側となって迎えました。

地上波で観戦された方のため、ネルシーニョ監督の試合後談話をかいつまんでお伝えします。
「日本はドローで良しの試合だったが、岡田監督は勝つために試合に挑むという思いを貫き、それに選手たちも全力で応えていた。セットプレーで2点を取れたことで、後半の試合をコントロールできたのが非常に大きかったと思います。
これまでの代表の試合結果から不安に感じた人もいると思うが、本戦になってチームが一つにまとまり、監督の成し遂げた仕事に選手たちが良く応えた。新しい日本代表の姿が見えた試合になりました。

日本のディフェンスは前半からすばらしかったが、特に長友選手の働きが見事でした。相手の右サイドのキーマン、ロンメダール選手のクロスを上げさせなかった。シンプルだが、大事な役割を果たしていた。

ベスト16で対戦するパラグアイは、非常にクオリティの高いチーム。主力選手はヨーロッパで経験を積んでいる。勝つのは簡単ではないが、不可能ではない。デンマーク戦と同じような戦いができれば、十分いい試合ができるでしょう」

午前6時半に出演を終え、柏へ。睡眠時間も十分ではないなか、午後3時半からのトレーニングもいつもどおり行ったネルシーニョ監督のタフさには、もうビックリです。「これから少し休んで、夜のブラジル戦に備えるよ」ですって。。。

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テレビに映る2人の雄姿ですが、これはどこでしょうか?? 柏市内のダイニングバー「CHERRY」さんにお邪魔しました。すっかりおなじみになったHP&モバイルインタビュー「on the way」のロケ。第5回は初めての若手選手をフィーチャー、工藤壮人選手に登場願いました。工藤選手も早朝に起きだして、食い入るように代表戦を観戦したそうです。

まず素人の質問をぶつけてみました。「あんな無回転のシュートって蹴れるものなの?」。すると「思い切って蹴ったら無回転になることがありましたけど、本田選手みたいに狙って蹴るのは、やっぱり凄いことだと思います。」続けて試合の話になると「自分は、デンマークのトマソンを見ていました。DFとボランチの間のいやなところでボールを受けるポジショニングや飛び出しはすごく勉強になりました」。日本を応援しながらも、自分の糧となるプレーを貪欲に見逃さないところ、サッカー選手として当然かもしれませんが、やはり我々とは視点がまったく違うところに感心してしまいました。

小学4年生からレイソルジュニアに入団し、トップチームまで上り詰めての12年目。同じポジションのライバルであり仲間であった指宿洋史選手(現レアルサラゴサB/スペイン)との出会いや、徐々にレイソルの下に集まり共に昇格を果たした6人組での思い出。厳しくも温かく支えてくれた警察官のお父さん、お世話になった多くのアカデミーコーチ、布部コーチと這い上がってきたグアムキャンプなど、今の活躍の裏にあった興味深いエピソードがいろいろ飛び出しました。来週からモバイルレイソルで連載スタートです。最後に「(J1・FC東京に移籍する)大黒選手と勝負しながら得点王を目指したかった」。大きな敵から逃げず、常に挑戦し続ける姿勢。頼もしい限りです。

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最後に、7月25日の千葉ダービーなど、チケットの一般発売が明日からスタートします。アソシエイツ会員皆様のおかげにより、ジェフ戦は今季最高の売れ行きを見せています。8月8日のヴェルディ戦、21日のヴァンフォーレ戦と合わせて、午前10時から発売となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。