韓国キャンプ初日
担当:大重正人
アンヌンハセヨ?(こんばんは?)
ということで韓国からのキャンプレポート初日です。今日28日から7月4日まで、韓国の昌原(チャンウォン)スポーツセンターで夏季キャンプをおこないます。中断前まで16試合無敗というこれ以上ない成績をおさめた選手たちですが、レイソルの目標はJ1に戻り、J1で戦える安定した力を身につけること。常に向上心をもって、上を目指していくため、韓国キャンプを有意義なものにしなければなりません。
午前7時にクラブハウスを出発し、成田空港を飛び立ったのは11時半ごろ。午後1時半に釜山の金海国際空港に到着。気温は22度、梅雨前線の影響か、しとしと雨が降るあいにくの天候でしたが、到着から間もなく上がり、ほっと一安心です。荷物を選手もスタッフも一緒になって運び出し、トラックとバス2台に分かれて一路、昌原スポーツセンターへ。「キャンプ」をこちらの漢字表記で表すと「転地訓練」っていうんですね。近藤選手も食いついていました。
その車内、テレビに映っていたのは、やっぱりワールドカップ! 韓国チームが惜しくもベスト16で敗退したあとにもかかわらず、韓国の国技はサッカーですから、その熱はいまだ冷めやらぬというところでしょう。もちろんレイソルの選手たちもアルゼンチン×メキシコ戦に食い入ります。テベス選手の先制ゴールには「これはオフサイドでしょ!?」、2点目のゴールには「イグアイーン!」「うまいっ!!」とパク選手や栗澤選手も興奮気味に声を上げます。
気づけば30分ほどでスポーツセンターへ到着。栗澤選手は「韓国には流経大のときに来たことがあります。そのときは釜山から2時間ぐらいバスに乗った奥の方でした。気温が日本より低いし、雨の後でも湿度がない感じなんでいいですね」。到着後、1時間ちょっとでさっそく韓国での初トレーニング。ボールを使いながらのウォームアップでじっくり身体をあたため、そのあと外野つきの9対9。
ここには水野選手が入りました。韓国キャンプから本格的なボールトレーニングをスタート。まだまだ100パーセント全快とまではいかないでしょうが、ボールを持った時の視野の広さや、正確なトラップやパスはさすがというプレーを随所に見せてくれました。全体練習後も井原コーチのクロスをシュート練習したり、リフティングを繰り返して足の感触を確かめるなど、最後までピッチに残って自主トレ。小林選手や大谷選手と長い間話をしてコミュニケーションを深めるなど、すっかりレイソルに溶け込んでいます。
さあ明日からは、午前午後の本格的なトレーニングがスタート。あと6日間、選手の奮闘をお伝えしていきます!