2012年11月 2日

練習試合 対柏レイソルU-18戦

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担当:河原 正明

 今日はトップチーム対U-18の練習試合が組まれました。今季3度目の対戦、トップチームは7日のガンバ戦に向けて出場を狙う選手が出場、一方U-18の選手にとっては3たび訪れた腕試し、といったところでしょうか。
 9月の天皇杯でも、また先月日立台で2試合行われたJユースカップと多くのサポーターの方にもその実力は良くわかっていただいているでしょう。今日も平日にもかかわらず多くのギャラリーが試合観戦に訪れていました。

 前半立ち上がりから攻勢に出たのはトップチーム。圧倒的なフィジカルで圧力をかけていきますが、U-18の最終ラインも局面局面で体を張って起点を作らぬようにこらえ、得点を許しません。
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 しかし、やがて体力に上回るトップチームが押し込む展開に。一瞬のスキをついてネット選手が入れたラストパスを先輩・工藤選手が決めてトップチームが先制します。

 ハーフタイムには「後半も自分たちで仕掛けるように。相手を守備でハメていこう!」と巻き返しをすべく下平監督から指示が飛びます。
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 しかし、後半立ち上がりにトップチームが追加点を挙げます。後半から出場した福井選手のクロスに田中選手が合わせて2点目、ゲームを優位に運びます。
 しかし、これで目が覚めたのか、その後U-18はさらに果敢に攻め込むようになります。攻撃の中心となるのはやはりトップ登録されている木村、小林、秋野の3選手。トップチーム選手に当たり負けない体力とポジショニング、さらにテクニックで真っ向から挑みます。これに伊藤選手や手塚、宮沢選手といったイキの良い若手が絡んでいきチャンスを作っていきます。が、トップチームも簡単にはやられまいと必死にディフェンスで応酬します。

 そして迎えた後半ロスタイム、チャンスと見るや猛然と上がっていった安 英学選手が工藤選手の絶妙クロスにダイビングヘッド!これが見事に決まり最後の最後で追加点を奪い、3-0でトップチームが貫禄勝ちを収めました。

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 「オジサンの意地ですよ(笑)」と決めたヨンハ。大宮戦同様に玉際ではU-18選手であろうと厳しいチェックを仕掛け続けました。「それは彼らが本当にウマイからですよ。未来のある若者ですからケガをさせてはいけないですけど(笑)高校生とはいえ簡単にやらせてはいけないです」と謙遜しますが、「プロと戦ってもビビらずにプレーできるのはスゴイです。僕らの時代では考えられなかった」とそのプレーと精神力を賞賛していました。

 U-18の下平監督は「1点取りたかったけど取れなかった。最後の菅野の壁がねー」と悔しがります。「ただ、今回は前回(天皇杯)のような遠慮は無かった。何回か狙い通りの守備と攻撃も出来た。本当に良いトレーニングになるし、ありがたい」とこちらはJユースカップに向けて稽古をつけてもらった、というところでしょうか。

 一方、トップチームはFW陣が2得点を挙げたのは光明といえるでしょう。次節・ガンバ大阪は攻撃陣が好調なだけに、打ち合いの様子も呈します。明日からも日立台でトレーニングし、水曜日の試合に備えます。

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