2007年11月21日

太陽vs風林火山

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担当:大重正人

水曜日は、通常ならば午前&午後の2部練習。しかし今日は午前練習のみとなり、午後の選手たちは、甲府戦に向けてしっかりと身体を休めたことでしょう。しかし、その分午前中の練習はハード。古邊コーチの熱血指導のもと、スピード系のフィジカル練習をこなし、石さんメニューへ移ります。ボール回しから、ハーフコートの7対6、そしてフルコートの紅白戦。時間にして2時間ほどの長い練習でした。

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練習前のミーティングは、ヴァンフォーレについてのスカウティング報告でした。藤田、茂原、石原とテクニカルな選手がそろい、ラインを下げることなく、ショートパスでつないでくるアグレッシブなサッカー。まだまだ寒さの残る4月の小瀬、残念だった1点目の失点シーンもビデオで流されました。あのシーンにこそ、警戒しなければならない甲府の真髄が現れていました。あの試合、私にとっては今季もっとも鮮烈に刻まれている試合のひとつです。

藏川選手がむずかしい浮き球を左足で決めたスーパーゴール。
きれいにパスを繋がれて、完全に崩された1点目の失点。
前半ロスタイム、石川選手が頭部を強打して、救急車で搬送。
後半早々、古賀選手が2枚目の警告で退場。
一人少なくなってから、前夜五輪予選アウェイ戦から合流したばかりのミノル、チュンソン。フランサと絡んで挙げた勝ち越しゴール。
しかし残り10分を切って、保坂選手に決められた連続ゴール。

しかしレイソルにとっては、これから何年何十年経っても忘れられない試合があります。
あの初冬以来、日立台の甲府戦になります。

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今日は、Jスポーツさんの取材で、大谷選手のインタビューがありました。
「あれだけ点差が開いても、最後まで応援してくれたサポーターがいました。その人たちのためにも勝ちたい。チームがひとつになる大切さを教えられました」
柏と甲府。今は背負っているものこそ違いますが、その重さは比べようがなく、そして途轍もなく重いものです。相手は、一心不乱に柏ゴールだけを見て闘ってくることでしょう。レイソルはそれを跳ね返すプレッシングで、2年分の忘れものを取り戻さなければなりません。

お互いがプレイスタイルを貫けば、春のようにスペクタクルあふれる試合に。サッカーの相性が合致し、石さんが目指す観衆を楽しませる試合が見せられるはず。そして勝つのは、レイソル!今季最後で最高の日立台劇場になるように。。。開演は土曜14時です!