更新日:01/26(水)
本日の日記:横井孝佳
今日の午前中、柏は雪だったそうですね。こちら鹿児島は、キャンプインして以来初めて真っ青な空が広がりました。最高気温も14℃ほどと、暖かい一日でした。もっともそれは鹿児島市内の話でキャンプ地は肌寒かったのですが、体を動かすには好適な気候です。
選手の間から「つらい」「こんなに走るとは」といった声が聞かれます。薩摩町での一次キャンプはフィジカル強化が中心。選手が音を上げるまで徹底的に追い込むのが監督のプランのようです。今日、安永選手に話を聞いたら「こんなに厳しいとは思わなかったけど、ある意味ここまで体を追い込めるのは今だけだからね。いい感じで進んでると思うよ」とのことでした。フォトギャラリーをご覧いただいてもわかるように、選手の表情は明るく、充実ぶりが見て取れます。
先ほど、全選手・スタッフを集めて全体ミーティングが行われました。戦術的なミーティングは二次キャンプに入ってから行われるとのことで、今日は1年間のシーズンに向けての心構えについて、監督からお話がありました。
話の最後に、監督が2つの言葉をホワイトボードに大書しました。「一日一生」と「柳緑花紅」。それぞれ「いちにちいっしょう」「やなぎはみどり、はなはくれない」と読みます。
「一日一生」は読んで字のごとく、一日を自分の一生だと思って過ごしてほしい、という意味。漫然と一日を過ごすのではなく、一生を全うする覚悟で全力を出し切るように、とのことです。突き詰めれば、ゲームの90分を一生だと思えば、ロスタイムに逆転できるかもしれない、開始当初から相手を圧倒できるかもしれない。「明日があるからいいや」と手を抜いてしまいがちな私たちにとって、示唆に富む言葉だと思います。
もう一つの「柳緑花紅」は、柳の葉が緑であるように、赤い花が赤いように、至極当然のことを当然のように実行することが難しい、という意味。「実力はあるのに勝てない」と言われ続けた昨年のレイソル。それを踏まえた格言でしょう。
1シーズン制となり、長丁場の今シーズン。苦しい戦いが続くはずです。選手たちには、これらの言葉を心に留めて挑んでほしいと思います。