グアムキャンプ0日目
担当:大重正人
グアムキャンプスタート!!
と言いたいところですが、実はまだスタートしてません。。。
朝7時半に2台のバスに分乗して、日立台を出発。9時過ぎには成田空港に到着し、11時のフライトまで軽食を済ませ、さあ保安検査場へ!というところで、まさかの遅延アナウンス。1時間後には出発できるという話で、時間に合わせて搭乗口の待合室で集合したレイソル一行でしたが、そこでまたアナウンス。機器不良に伴う、部品交換や確認でさらに遅れがあるとのこと...
ようやく13時30分に搭乗ゲートから機内へ案内され、さあ出発だ!と思いきや、エンジンが動く気配がありません。機長からのアナウンスで「運転の確認中です」。そこでCAの方が渡航書類を配布しはじめ、その記入を済ませるも、時間は過ぎていきます。ようやく離陸の準備が整い、成田の空へ飛びたったのは、、、なんと15時過ぎでした。
フライトは所要時間どおりで18時30分(グアム時間は19時30分)、グアムに無事着陸!入国手続きや100個近い荷物を全員でトラックへ運びこみ、19時20分(同20時20分)に空港からバスでレオパレスリゾートにむけて出発し、19時50分(同20時50分)にようやく長旅が終わりました。選手たちは足早に夕食を済ませ、それぞれの部屋に戻って休息につきました。
当初の予定よりも4時間の遅れ。グアム時間の18時からは最初のトレーニングが予定されていましたが、さすがにこの時間からのトレーニングは難しく、明日9時からの仕切り直しが決定しました。スケジュール通りに進まなかったことは当然想定外のことですが、もしネルシーニョ監督に「大丈夫ですか?」と聞いたとしても、おそらく「ダイジョーブ!問題ない」と答えるでしょう。だから私もそんな質問はわざわざしません。何の心配ないはずです!
実は今日のような想定外の出来事は、昨年11月20日の清水戦前日にも起こっていました。清水での最終調整、フットバレーで軽く身体を動かそうとグラウンドへ移動した矢先、突然の大雨で練習ができない状況になってしまったのです。
一旦選手をホテルへ戻す一方、主務は急きょ代わりの練習場所を探さなければならなくなりました。ホテルの宴会場?当然ボールを蹴るようなスペースは確保できません。さあどうしよう?気は焦る一方です。気を落ち着かせようとゆっくりレイソルバスを走らせてもらうなか、車中から偶然見かけた「スポーツクラブの看板」を見て、思いついたそうです。「室内テニス場」=「フットサルコート」だ!と。
そこからi-phoneを駆使して近くのフットサル場を検索し、2件目でグラウンドを予約することができました。しかし、バスを停める駐車場がないとのこと。そこでホテルへタクシーを数台配車し、選手たちは大雨に濡れることなくフットサルコートヘ移動することができ、無事に最終調整を行うことができたのです。そして翌日、残り5分で逆転するという、あの劇的なエスパルス戦の勝利へと繋がったのです。監督は言ったそうです。「どんな困難なことが起こっても、ウチにはタクがいる」。
今年のレイソルは、3月7日からACLを戦います。タイ、中国、韓国とアジアでのアウェイゲームでは、もっと予期せぬことが起こるかもしれません。そんなときこそ気持ちを落ち着かせ、それぞれがその時にできる最善の行動をとれば、どんなこともクリアできる。今日のアクシデントもひとつの経験です。明日から、グアムでのトレーニングが始まります。9時から筋トレののち、第一グラウンドへ。午後は16時から第三グラウンドでの練習となります。さあ明日から皆でいいキャンプにしましょう!!