グアムキャンプ1日目
担当:大重正人
いよいよグアムキャンプがスタートしました。昨年に引き続き、2回目のグアムです。去年は初めてだったこともあり手探りのところもありましたが、今年は宮本主務や木村&假谷エキップメントコンビ、トレーナー陣などの綿密な準備でトラブルもなく、無事に一日が終わりました。今頃は早朝からの移動と、到着してすぐのトレーニングで、選手たちもそれぞれの部屋で休んでいる時間です。
さて、それぞれの部屋にシャッフルされた選手たちの面々はいかに…
山根、藏川
古賀
石川、大津
北嶋、大島
近藤、永井
栗澤、小林
杉山、村上
大谷、柳澤
菅沼、太田
李、阿部
鎌田、澤
フランサ、アルセウ
ポポ、アデバヨ
加藤、桐畑
南、(菅野)
仙石、工藤
橋本、山崎
比嘉、酒井、武富
菅野選手は代表からの帰国後(再召集があれば、2月中旬まで代表へ)、新人選手7名は1月31日の午後に帰国して、Jリーグの新人研修に参加します。石川選手会長と宮本マネが決めたこの部屋割いかがですか?なんとなく順当といった感じでしょうか。同じルーキーながら4歳離れている橋本&山崎コンビ。「僕は全然大丈夫です」という山崎選手に対し、橋本選手は「山崎くんが気を使ってくれるので」と仲良く同じテーブルで夕食をとっていました。
朝7時にクラブハウスをバスで出発。10時45分成田を飛び立ち、グアムの午後3時20分ごろに到着。全員で荷物を運び、バスでレオパレスリゾートに到着したのが4時半を回ったころ。荷物を部屋へ運んで、6時半からさっそくトレーニングに臨みました。
大谷キャプテンはまだ松葉杖が手放せないながらも円陣にくわわるなか、高橋監督から選手・スタッフへ、「3つのことに取り組もう」とグアムキャンプの目的や課題が離されました。
1. フィジカル
2. 個人戦術
3. コミュニケーション
フィジカルは、やはり走って、相手とぶつかっても倒れない強さがないと、ボールを奪うこともゴールを決めることもできません。2部練習の午前は古邊フィジカルコーチの指揮でみっちり鍛え上げられます。
個人戦術。「1対1とか2対2とか、グアムではしっかりやりたい」という高橋監督。たとえば7対7をやっているときに、「いま3対2やぞ!!」という監督から局面的な状況把握の声が響くことがあります。11対11でも、個人の局面での頑張りなくして、チームの勝利はありえません。
コミュニケーションでは、「相手に対する配慮、思いやりをもってやろう」という言葉が印象的でした。先述とはまったく逆の話になりますが、サッカーはひとりでは戦えません。仲間と力を合わせて、同じ意図をもってプレーして初めて、個は集団となります。相手が受けやすいパスだったり、味方が相手に取り囲まれそうなときにサポートに走ったりと。しっかり話をして、密な意思疎通のもとにチームプレーが成熟していくのです。
今日の練習は、ウォームアップから、30分近くのランニング。途中ペースアップしたりステップワークを入れたり。その後ダッシュを挟んで、最後はボール回し。時間にして90分近い、到着して早々ながらしっかりとトレーニングを積みました。夕方の7時頃にはすっかり日が暮れてナイター照明のもと、涼しげな風が。しかし熱帯のグアムは湿度が高く、少し走っただけで選手たちはびっしょり汗をかいていました。
それでも、全体練習後に南選手がフィードを繰り返し、ブラジルトリオ&アデバヨが4人並んでストレッチや筋トレ、ユース出身の5人がリフティングゲームに興じるなど、やっぱり暖かな気候がそうさせるのでしょうか。最後まで活気とやる気に満ちた初日でした。
明日からは、午前午後の2部練習。本格的なキャンプに突入していきます!