2009年9月30日

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担当:大重正人

秋雨前線の影響からか、お天気の週間予報には恨めしいアメマークが。週末のジュビロ戦、ファン感謝デーの空模様がいささか心配です。今日の日立台にも、強くはありませんが、しとしと雨が落ちて、肌寒い一日でした。ただ、ピッチが適度に湿って、ボールが転がりやすかったこともあってか、今日のゲームトレーニングは、多くの選手が連動したすばらしいパスワークが随所に決まっていました。

「ワンタッチ、ツータッチに限定すると、やっぱりパスを意識するんだよね」と練習を見ていたスタッフ。パスの精度はもちろんですが、判断を早くしないといけないし、味方をサポートする動きも必要です。こういった意識づけから、実際にトレーニングを積んで、ゲームでどれだけその成果を出せるか。奪ってカウンターという「戦術」が形作られているなか、ゴールするために必要なプレーは何か。ネルシーニョ監督からの課題に一同取り組んでいます。

今日は南雄太選手、大台30歳の誕生日。自身のブログには残りわずかの20代を名残惜しむエントリーが続いていました。とはいっても、一日で大きく何かが変わるわけでもなく、「う?ん、、、特に何もないです」と広報的にはキビシイ一言。いや、舌好調のブログで期待通りの第一声を発してくれるはず。

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今日も雨にぬれてジャージを真黒にしながら、シュートの雨に立ち向かう南選手。「アァー(怒)、今の捕れた!!」と悔しがる姿。1本のシュートも無駄にはしません。広島戦後に残したブログでのコメント「今日の日立台の雰囲気、すげぇーよかったです♪ 日立台のピッチに立ちたい いつも以上に今日感じました!!!」。いつも紅白戦で一番声を響かせ、大きな大きな存在感でチームを支えながら、泥まみれになって自己のレベルアップに努め、もう一度日立台のゴールマウスを守るという思いを燃やしています。

そして、それに続くのが…
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「ドゥーさんと1日違いなんですよ」という仙石選手は10月2日が誕生日。「(事前に告知するという)新しいパターンでいこうか」という近藤選手は10月3日に26歳になります。2日は非公開、3日は公式戦で、残念ながらふれあいの時間がありませんので、その分は4日のファン感謝デーで。サポーターの皆さんに日ごろの感謝をしなければいけない一日ではありますが、彼らへの祝福もどうぞよろしくお願いします。

話は変わって、午後は菅沼選手と大津選手が、柏市役所へ。このたび、千葉県内の若年者層への献血啓発キャンペーンで使用するポスターに出演した2人が、若年者献血啓発キャンペーンに出席しました。本多柏市長も同席されるなか、白い布を引っ張る除幕式のようにポスターのお披露目です。2人とも高校時代に献血の経験があり、菅沼選手が「一人でも二人でも、このポスターを見た若い人が献血に行ってくれると嬉しいです」と答えると、大津選手の「スタジアムに献血車を呼んではどうでしょうか?」という提案には大きな拍手が起こりました。

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ホームタウンエリアの献血ルームは、2か所ありますので、練習見学の前や試合観戦の前など、献血ボランティアにどうぞご協力ください。
柏 献血ルーム 柏市柏4-9-7SKSビル (そごうアネックス6階)
松戸献血ルームPure 松戸市松戸1307-1(松戸ビル1階)

明日、明後日は、非公開練習となっておりますので、予めご了承ください。その代わりでもありませんが、午前10時半ごろから、赤い羽根募金運動でマスコットのレイくんが柏駅東口のダブルデッキで募金活動を行いますので、どうぞお立ち寄りください!

そして最後に昨日に引き続きお願いです。
「サポーターズボイス」を募集しています。本当に今度こそ、サポーター、選手、スタッフすべての人が強く願っているホーム日立台での勝利。皆様からの熱い熱いメッセージをお待ちしております!必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。締め切りは明日のお昼頃までです。よろしくお願いいたします。

2009年9月29日

その目に映るもの

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担当:河原 正明

 休み明けの今日、日立台にはにぎやか声が戻ってきました。朝8時30分からのトレーニングにもほぼ全員が参加。特にベテラン陣が元気です。日曜日に行われたサテライトJリーグ 東京V戦、スタメンには4人のOver30選手が先発出場(山根、蔵川、小林慶、北嶋選手)。ちなみに南選手は明日30日が30歳の誕生日ですので、試合があと3日ずれていたら合わせて5人(!)となったのですが、今日も古賀選手も含め、年は関係なくピッチではやかましいくらいプレーで主張を繰り広げていました。 

 今日は我孫子市並木小学校の生徒が職業体験に訪れていました。日立台のピッチのメンテナンス作業やなどを行い、その後は練習見学を。みな興味深く見つめていたその先には上述の選手たちが。2回り近く歳が離れている選手の元気さはどのように映ったのでしょうか?

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 お昼には選手会とフロントスタッフがファン感謝デーの打ち合わせを。鎌田・村上両選手会長の下、企画もだいぶ具体的に煮詰まってきたようですが、詳細をみなさんへお知らせするのはもう少しお待ち下さい。
ここで村上選手会長よりお願いが。「フリーマーケットでのお買い物の際は、小銭(や小額紙幣)を用意して下さい!とサポーターの皆さんにお願いして欲しい」と先ほど電話がありました。以前のフリマでは一万円札が多く集まり、(もちろん充分用意したのですが)お釣り銭に苦労した!という経験談を先輩たちから聞いたのでしょう。あくまでもお願いごとですが、フリマに参加される方はぜひご協力お願いします。

大津選手は練習後にマッチデープログラム「Vitoria」の取材を。前節大分戦を振り返り「守備陣が無失点に抑えてくれたのに、点が取れなかったことは責任を感じている」と攻撃陣を代表して反省の弁を述べていました。一方では、ここ数試合の自身の出来には納得ができていないんだろうな、というのは傍で感じていました。試合後、いつもは饒舌な彼がどことなくシュンとしているように見える・・・しかし、そんな思いをふっきるように「次の試合はホーム日立台。必ず勝ってサポーターの皆さんと喜びたい」と力強く宣言してくれました。前回ホームでの勝利はロスタイムで大津選手が放ったヘディングシュートがもたらしたもの。祐樹が輝いてこそ再び日立台に熱狂をもたらすはず。次節こそサポーターの思いを形にして欲しい。
 なお、明日の午後には菅沼選手と共に 献血キャンペーンに出席します。残念ながら一般の方のご見学はできませんが、この模様は明日の広報日記でお伝えいたします。

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そして最後にいつものお願いです。
「サポーターズボイス」を募集します。今度こそ、ホーム日立台での勝利を願って、応援してくださるサポーターの皆様からのメッセージをお待ちしております。必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。締め切りは木曜日のお昼頃まで。どうぞ熱いメッセージをよろしくお願いいたします。

2009年9月27日

ひとつになる

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担当:石本瑞奈

早いもので、9月も今日を入れて残すところあと4日です。開幕してから7ヶ月近くたってしまったのですね。私は今年から広報を担当しているのですが、本当にあっという間に時間が過ぎていった感じがします。

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大分戦を終えて、先発メンバーや遠征に行かなかったメンバーは朝の10時からトレーニングがありました。大分戦のメンバーはリカバーです。フィジカルをやったあと、ゆっくりとしたランニングなどで練習が終わりました。

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出場しなかったメンバーはもう少しハードな負荷をかけたフィジカルメニューを。エドゥーコーチの元気な声が響く中、選手たちは黙々とトレーニングに励んでいました。

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そしてこちらはGK練習。南選手と桐畑選手がサテライトの東京ヴェルディ戦で不在のため、菅野選手一人きりのトレーニングでした。エドゥーコーチを上回る元気な声でキック蹴り続けたシジマールコーチ。あるスタッフが「シジマールコーチのキックはさらに上手くなっているのでは?」と言っていました。

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練習後、杉山選手と昨日の試合について少し話をしました。「しっかり守備をして、攻撃に転じて、最後決めるだけっていうところまできていました。でもその“決めるだけ”というところが一番難しいんですけど」と言ったあと、「もう少しチャンスを作ってあげられれば・・・」とつぶやきました。私はそれを聞いて、こじつけかもしれませんが、チームがまとまっていると思いました。「あとは決めるだけ」という報道が多くて、絶対攻撃陣は責任を感じていると思います。でも、中盤の選手が、「決めるだけと言うのは簡単だけど、こちらももう少しチャンスを作りたい」という見方をしているということは、責任を分け合おう、ということにつながると思います。その瞬間だけをとらえるのではなく、結果にいたった過程を考えて、反省して、次に生かしていく。そうでないと、今度は失点した時にDF陣のせいだけになってしまいます。残り7試合、やっぱり「チーム」がひとつにならないといけない。全員が責任を持ちながら、ひとつにまとまって闘って欲しいと願っているので、杉山選手の言葉は嬉しかったです。

そして、午後3時からはサテライトリーグの東京ヴェルディ戦がありました。現場に行った大重広報からのリポートです。
ヴェルディグラウンドにはネルシーニョ監督も来ていて、まずはクラブハウスへ足を運んでいました。ご存知の通り、監督は1995年にヴェルディを率いてセカンドステージ優勝へと導きました。その時以来のクラブハウス訪問だったそうで、「久々にここに来て鳥肌がたった。当時に比べて建物は古くなっているけれど、施設が増えてすばらしくなっていた」と感慨深げでした。当時のメンバーだった菊池新吉さんや中村忠さんが、挨拶に来ていました。

試合のほうは、すばらしい勝利でした。昨日の夜大分から戻ってきて、今日はサテライトの試合と、ハードなスケジュールになった選手が何人もいますが、みんな勝利のために懸命に頑張っていたました。
試合開始わずか2分で、自陣からおよそ60mのロングシュートを決めた鎌田選手。「狙っていました。慶行さんが隣にいたんで、どうしようかと思ったんですけど、GKが上がっているのが見えたので、思い切ってチャレンジしてみました」まさに慶行選手ばりのロングシュートでした。
そして試合終了間際に勝負を決める3点目をたたきこんだ工藤選手。実は試合前にこんなやりとりがありました。「今日は速報やるんですよね。ゴールを決めたらレインボーで『★★★レイソルゴォーーールッ!!!!★★★』って出るんですよね。あれが出るように頑張ります!」まさに有言実行となりました。
ゴールを決めた選手だけではありません。ベテランの選手たちも、若手も、みんなが頑張って掴んだ勝利でした。

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大重広報の話を聞いて、また新たな競争が始まる予感がしました。次の対戦相手の磐田は強い相手だと思います。けれどもレイソルも負けるわけにはいきません。いえ、勝たなくてはいけません。そのための競争です。いい競争をしながら一週間しっかりトレーニングして、もちろんチームもひとつにまとまって、勝利をめざす。残り7試合、出来る限りのサポートをしていきたいと思っています。

2009年9月26日

大分から

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「勝てた試合でした。勝たなければいけなかった。前半のチャンスを決めきらないと」
暑さ29度の猛暑のなか、90分戦い抜き、自分たちのサッカーはやり遂げたと感じました。シュート数は9対3。でも勝ち点2を逃したと悔やむ選手ばかり。

ただ守備に関しては、誰もが自信と手応えを感じています。想定していた大分の前線は1トップ2シャドー。しかし実際は2トップ気味。栗沢&杉山ボランチコンビが慌てることなくマークを受け渡し、相手のシュートをたった3本に抑えました。
「試合中にうまく修正できました。そういうところは成長していると思います」と栗沢選手。今までなら混乱をきたし、監督の指示がなければ修正できないことがありましたが、そんな危機管理、危機回避も可能とする力を身に付けています。

「点を取るために攻撃の質を高めないと。みんながもっとパス1本にこだわらないといけない。受け手の右足に出すのと左足に出すのとでも大きく違います」大谷キャプテンは自分も含めて全体の問題意識を問うています。もちろんチャンスを決め切れなかったことは個人の問題だけでなく、チーム全体の問題。ネルシーニョ監督はフィジカルと守備の改善に全力を尽くしてきました。少しずつ攻撃でも良化の兆しが見えているだけに、まだまだ諦めず、忍耐の時間を全員で乗り越えるより他ありません。

今のチームは、ブレていません。最後までネルシーニョ監督のもと、まっすぐに伸びる道を突き進む。残り7試合、目標はハッキリしています。ゴールはそこにあります!

2009年9月25日

総力戦

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担当:石本瑞奈

お昼頃、夏が戻ってきたかのような暑さがありましたが、それでも夕方になるとあっという間に涼しくなります。やはり秋なのだと感じます。

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練習は試合前日の恒例となっている「全員ゲーム」でした。選手たちの前日までとはまったく違うリラックスした表情も恒例です。そして選手以上に?張り切る古邊フィジカルコーチはゴールも決めて、シジマールコーチとハイタッチ。大分戦にむけて、全員がいい表情で練習を終えました。

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昨日の日記でも予告しましたが、午前練習が終わると、吉田達磨U-15コーチ、河原広報とともに柏市立柏第三小学校へ向かいました。
この学校では「キャリア教育」に力を注いでいて、6年生を対象に「職業体験制度」を導入しています。今回はその事前指導で、実際の仕事についている人たちから、その職業についての楽しさ、苦労話、そして子供の頃の夢などを話してもらおうという、ミニ職業講演会が行われました。
今日はレイソルの他に5つの職業の方々がいらっしゃいました。待合室に揃ったのは警察官、薬剤師、パティシエ、幼稚園の先生、秘書の方々と、まさに多岐に渡る、といった感じです。警察官の方はもちろん制服で、しかも3名だったのでインパクトが大きかったです。そこでパティシエの方から朝5時頃から夜の12時過ぎまで立ちっぱなしの作業だということも聞きました。かなりの重労働です。
これだけいろいろな職業の方にお話をしてもらう段取りをした先生たちは、間近に迫る「職業体験」のためだけにわれわれを呼んだのではありません。
子供たちが将来の職業を決める時、今日の話を思い出してくれれば。記憶の中から引っ張り出して、何らかの参考にしてほしい。そんな願いが込められた今回の「講演会」でした。

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レイソルチームの教室は、やはりというか、男の子ばかりでした。吉田コーチは「一日先生」となり、黒板を前にしてプロサッカー選手を目指していた子供時代のこと、サッカー選手だった頃のこと、そして今の「指導する」仕事のこと、さらには夢を持つことの大切さなどを、よどみなく、分かりやすく話していきます。時おり子供たちへの質問も交えながらの30分はあっという間に過ぎました。

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一番印象に残ったのは「今やっていることを頑張っていれば、たとえそのことがダメでも道がそこから開けてくる。やる前から結果を気にしないでほしい」という言葉です。確かに誰でもプロサッカー選手になれるわけではありません。でも今を頑張ることは、きっと次の「何か」につながっていく。それは生きていくうえでとても大切なことだと思います。子供たちの心に残ってくれるといいなと思いながら、日立台に戻りました。

選手たちはお昼過ぎに大分へと出発しました。いつも通り、シジマールコーチは見送りのスタッフ一人一人と固い握手。固すぎていつもめちゃくちゃ痛いですけど、これがないとお見送りした気がしません。シジマールコーチの闘う決意を一番感じる時です。

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出発前、北嶋選手に聞きました。「ここまで来たら本当に総力戦になる。この先、まだいろんなことがあるだろうけど、とにかく目の前の試合をどうやって勝ちにいくか、その時選ばれたメンバーがどれだけ全力を出せるかだと思う」。そして、「スタメンだけではなく、サブのメンバーも、試合のメンバーに入れなかった選手も、全員がどれだけひとつになれるか。みんなが同じ船に乗って闘わなくてはね」。と力強く話しました。

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そしてネルシーニョ監督は「明日の試合は勝ち点3を取るために最善を尽くす。気持ちを全面に出して闘う」ときっぱり。J1残留に望みをつなぎたい大分も死に物狂いで向かってくるはずです。こちらも気持ちを全面に出して、皆で一丸となって闘わなくてはなりません。北嶋選手が言うとおり、まさにここから8試合は「総力戦」です。スタメンの選手、サブの選手、遠征メンバーに入れなかった選手、スタッフ一同、そしてサポーター。レイソルに関わるすべての人たちが同じ船に乗って闘う。そこからきっと、光が見えてくると思います。明日、大分まで行かれる方、テレビで観戦する方、HPやモバイルでチェックする方、人によって様々だと思いますが、どうか、いつも通り、力強い応援をよろしくお願いいたします。

2009年9月24日

責任

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担当:河原 正明

 まずはおめでたい話題から。今日、北嶋選手に第3子となる女の子が誕生しました。ニュースリリース用のコメントを取りに行った石本広報への第一声が「緊張します」。既に2人の男の子のパパですが、女の子は初めてということもあり「違う楽しみがあって嬉しい」とテレ気味に話してくれたそうです。とにかく嬉しそうだったというキタジ、おめでとう!

そんな彼が発する「責任」という言葉。生まれてきた子どもにだけでなく、キタジのプレーからはチームにも同じ想いを感じます。決しておしゃれなプレーや器用なことをするわけでもなく(ゴメン)、しかしピッチに立てば、出場した『責任』を持って懸命にボールを追って、チームのためにゴールを上げるために動きまわる。

今、チームは北嶋選手だけでなく、全員が同じ「責任」を感じてプレーしています。誰か一人に頼り、すがることなく、他人の所為にしない。他人の所為にして、そこから生まれるものはないから。
一方では危機迫る中、もうやるしかないという状況でも、焦らず平静にプレーできている。これは練習の賜物以外何ものでもないと思います。昨日よりも今日、限界点はない。ただひたすらゴールを目指して、ゴールを守ることを目指して練習は続きます。今日は炎天下の中、大分戦に向けてのトレーニングを行いました。チームは明日午後に大分に移動します。


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 ホームタウン活動のご案内です。明日は柏市立第三小学校で「キャリア教育」の一環として「職業ミニ講演」に吉田達磨U-15コーチが登場します。学校の近所で働く方6人が6年生に向けて講演するというものです。児童たちが仕事への興味を持ち、将来の生活や職業に見通しを持たせるという大事な目的があります。吉田コーチは今年2月にも日本サッカー協会の「夢の教室」事業に「ユメせん」として登壇してもらいましたが、その時に話した内容がすごく印象的でして。挫折を経験し壁を乗り越えて夢を叶えたという経験談なのですが、その語り口や例えの易しさが素晴らしく、多くの子どもたちに聞いてもらいたいなと常々思っていました。残念ながら一般の方はお聞きできないのですが、明日もたくさんの子どもの心に響けばと思います。今日は短めですがこれで失礼します。

2009年9月23日

鎌ヶ谷スタジアムに行ってきました

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担当:河原 正明

シルバーウィークも最終日の今日、私は朝からプロ野球イースタンリーグ・日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦が行われる鎌ヶ谷スタジアムに、レイくんとレイソリスタスタッフらと共に、初見参をしてきました!今日が鎌ヶ谷スタジアムで開催される主催試合の最終戦ということもあり、朝から多くの両チームのファンが入場の列を作られていました。スタジアム前のイベントスペースでは飲食売店以外にもトレーディングカードのブースやマッサージ(!)など多彩な出店があり、レイくんも開場前にレイソルブースでお客様の呼び込みをしていました。
 
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お隣のブースは山梨県・春日居からぶどうなどのフルーツをPRに来た一行様。毎年夏に東京ドームで行われる日本ハム主催試合で桃のPRをしている縁で出店しており、今朝も午前6時に甲府を出発して来られたそうです。たくさんの方が美味しそうな葡萄を買い求めていました(ぶどうご馳走様でした!)。

 さて、レイくんは開場時にある役目が。それは日ハムの選手と一緒にお客様をお出迎えするというものでした。少し緊張気味のレイくんが2階のコンコースに上がると・・・監督や選手、コーチたちが次々と現れます。そしてその中に混じってこの人も!

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 Mr.ドナルド・マクドナルド!こんなところでお会いするとは、レイくんもビックリでした!!一方のドナルドも「僕より足が大きい人は初めてだよ!」とレイくんの足の大きさに驚き、そしてちょっと悔しそうでしたが、仲良く肩を組んでの初のツーショットでした。

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そうこうしているうちに開場時間に。レイくんも選手の最後尾でお客様とハイタッチ!おおよそ15分ほどふれあいの時間を楽しみました。

その後、レイくんが「スタジアムを探検したい」というので、一緒にスタンドへ上がりました。
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客席は思ったよりも少ないものの、早くも多くのお客様で埋まっています。するとたちまちレイくんが来たーっと、多くのちびっ子に写真やサインを求められ囲まれてしまいました。レイくん、野球ファンにも大人気でした。

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中にはレプリカ持参で来られたレイソルサポーターや、日立台でお見かけする方、「HPでレイくんが来ると知って球場に来ました」という方など、たくさんの方がレイくんに声をかけてくれました。本当にありがたい限りです。 

さて、プレイボール直前に今日の一番の大仕事、カビーとのコラボイベントに向かいます。いよいよ野球場のグラウンドに降り立つレイくん。緊張は・・・全くしていませんでした。
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カビーとお姉さんにもしっかりと10月に行われる日立台でのホームゲームのPRをしてもらい、その後は一緒にスタンドのちびっ子と「始球式争奪ジャンケン大会」やカラーボール投げ入れをお手伝い。
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キックは得意なレイくん、野球の遠投にはちょっと自信がない様子でしたが「これを使って投げるんだよ」とカビーに渡された秘密兵器?のおかげで、無事スタンドにボールを投げ入れることができました!

その後もイニングが終わるとスタンドに上がってふれあいを行うなどして迎えた5回の裏。急遽レイくんに参加のご指名が入ります。それはグラウンドで「よさこいソーラン」を踊ること。練習もわずかで迎えた本番、ちびっ子と一緒に大勢のお客様の前に飛び出していきます。

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 結果は見事に踊りきりました!フリもほぼバッチリ!みなさんからお褒めの言葉をいただきました。レイくん曰く「まぁ、いつも踊っているから軽いもんだよ」らしいですが。

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 最後は踊りの指導とリードをしてくれた筑波大学 YOSAKOIソーランチーム 斬桐舞(きりきりまい)のみなさんと一緒に記念撮影を。今日は「キャンパスシリーズ」と題して、県内や近県の大学生たちが手作りイベントやステージを行っていたのでした。
 試合は4?1で見事日本ハムが勝利!最終戦を勝利で飾った日ハムナイン、おめでとうございます。そしてレイくんも大勢のお客様をお見送りして、長い一日が終了したのでした。
 
 初めてプロ野球・イースタンリーグ公式戦に訪問しましたが、手作り感のある、日立台と共通する温かいイベントが多いように感じました。試合前には今年度全試合来場「皆勤賞」の表彰があったのですが、「うちから歩いて10分だから、自然と応援するわよ」と話すような地元のシルバー世代の方が多かったのが印象的でした。こういうところはレイソルも見習わないといけないなと思いました。お招きいただきました北海道日本ハムファイターズ関係者の皆様、大変お世話になりました。今度は日立台でお待ちしています。

というわけで、今日は練習は全くチェックしていませんので、レイくんネタのみで失礼します。明日は非公開練習となります。チームは土曜日の大分戦に向けて必死に練習をしています。大事な大事な残り8試合、選手とサポーターの皆さんとともに戦っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

PS.今日は「日ハム」とのコラボイベントでしたが、対戦相手の「千葉ロッテ」と「レイソル」と言えばご存知あの方。そう、小宮山 悟投手!試合前、突然控室に乱入してくれました(笑)。残念ながら先日今季限りで現役を引退されることを発表されましたが、まさか今日帯同されているとは存じ上げず、全く持って油断していました。残念ながら写真は無いのですが「今はお家の一大事ですから、また応援に日立台に駆けつけますよ!選手のみなさん頑張って下さい!応援しています!!」と力強いメッセージを残して、プレゼントしたガーゼマフラーを巻いてロッカールームに戻っていかれました。

2009年9月22日

体果てるまで

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担当:大重正人

シルバーウィークの連休、いかがお過ごしでしょうか。日曜日、広島戦をものにできていれば、もっと晴れやかな気分で祝日を過ごせたかもしれませんが……それでもチームが良化している手ごたえは、一同つかんでいます。あと8試合、もう8試合。勝ち点を逃さない戦いはできています、あとは勝ち点3だけ。

今日の午前はフィジカルトレーニング。広島戦で先発したメンバーは、トレーニングマッチ免除。今日は軽めの調整……とネルシーニョ監督が特権を与えるわけもなく、当然のようにウェイトからスピード系のメニューをみっちりと。選手たちは「全然キツイよ」と鍛え上げられます。ここのところ試合で足をつらせてしまう場面を目にしますが、それだけネルシーニョ監督の求める運動量がハンパなく、またそれに応えようと選手たちがキックオフから目一杯ハードワークしている証拠でもあります。このハードワークが少しでも長い時間キープできれば。そのための厳しい厳しいダッシュ。果たして、勝ち点3も引き寄せられるはずです。

午後はトレーニングマッチ、中央大学戦。広島戦でポポ選手と小林祐三選手がイエローカードをもらってしまい、次の大分戦は出場停止です。これまで主戦だった近藤選手が出場停止明けですが、今のところスタメンは2つ空席。この試合でチームの力になれることをアピールできれば、チャンスが広がります。

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スコアは4-0。ハモン選手の力強さは相変わらずのハットトリック、田中選手は同じ大学生相手では堂々たるしかけで持ち味を発揮。しかし、キックオフから相手の前線からのプレッシングがすさまじく、ボールをクリアしてもセカンドボールを拾えず、かなり押し込まれるところがありました。「ビルドアップから相手のプレスが来るけど、大事なところでミスが多い。全員がしっかり動いて、慌てずパスをつなごう」と井原コーチからもゲキ。

ピッチ状態があまりよくなく、パスをつなぐのが難しい状況。そこに相手の猛プレス。これは、次の大分戦のいい予行演習になりました。トリニータは、すべてにおいて今日よりレベルが上。九石ドームのトリニータは間違いなく強敵。でも、勝ち点3を奪うことが絶対の使命です。

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お昼には、仙石選手と山崎選手がホームタウンへ。来年に開催される千葉国体の告知イベントで、柏市の吉田記念テニス研修センターへ向かいました。この柏市では「テニス」とデモンストレーション行事として「ペタンク」が行われます。ペタンクは、ビュット(直径3cmの木製)と呼ぶ目標球に金属製のボールを投げ合い、ビュットに近づけたり近づいたボールを飛ばしてみたりして得点を競うスポーツです。私も初めて聞いた名前ですが、「カーリング」のような感じでしょうか!?

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サッカー選手の2人は正式種目の「テニス」にちなみ、フットテニスに挑戦。スタジアムDJのナラヨシタカさんの司会で、子供たちとペアを組んだり、リフティング対決をしたりと告知のお手伝いをしてきました。この模様はフォトギャラリーでも。またJ:COM東関東の「ホームタウン葛飾」でも10月ごろに放送される予定ですので、2人の奮闘ぶりをお楽しみに。最後に、あさって24日が非公開練習となりましたので、ご注意ください!

2009年9月20日

542分

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担当:河原 正明

 4度目の正直で「今季初の2連勝」を目指して臨んだ今日の試合、久しぶりに満員御礼となりました。まずはご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。「日立台でのゲームが難しいのはわかっていました。小さいスタジアム、ファンとの距離も近い」広島・ペトロビッチ監督も会見の冒頭に話していましたが、抜けるような青空の下、満員のスタジアムで声援が後押しして手にしかかった勝利。あとわずかでスルリとこぼれてしまいました。やはり現在3位と好調の広島はそう簡単に勝たせてはくれませんでした。しかし、ネルシーニョ監督も会見で話していましたが「フィジカル面、技術面、戦術面も理解度もそう、我々は成長し自信を持ってプレーできるようになっている」。レイソル戦士たちの成長の証を見せることができているのではないでしょうか?

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 先制点を挙げたのは村上選手。日立柏サッカー場でのリーグ戦に限って言えば、実に5月19日 鹿島戦以来542分ぶりの得点でした。ポポ選手のコーナーキックに少し遅れて飛び込んだ村上選手、本人も「たまたま少し遅れてゴール前に入ったら、いいところにボールが来た」と謙遜していましたが、前節の名古屋戦でのゴールといい、今日のゴールといい、ここぞという時に発揮される思い切りの良さがゴールをもたらしてくれるように思います。
 
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 次はアウェイ大分戦。残念ながら小林(祐)選手、ポポ選手を出場停止で欠きますが、代わりに誰が出場するのか?北嶋選手が以前にも言っていましたが、今はチーム全体で「ネルシーニョ監督の言うことを信じてプレーしていれば結果を残していけるし、次にもつながってくる」という信頼関係で強く固まっています。揺るがない、ぶれない、逃げない。相手がどうのではなく、自分たちの戦いをするために「成長を続ける」こと。今日の会見でも監督は「就任直後より確実に成長している。しかし、我々は目標到達まで成長し続けていく」と話したように、決して満足することなく次の一戦を見据え、その先を見て戦っていく集団になってきました。これで6試合負け無しとなりましたが、残り8戦を終えるまでその歩みを止めません。

先ほど今週のチームスケジュールを発表いたしました。明後日には日立台で練習試合 対中央大学戦が行われます(会場未定)。世の中は「シルバーウィーク」ですがレイソルのサッカーを観たい!という方はお越し下さい。もちろん次節大分戦への出場へアピールしてくる選手の活躍も見逃せません。なお、見学に際してはスタッフの指示に従っていただきますようお願い申し上げます。また、日立台には一般の方の駐車スペースはございませんので、公共交通機関をご利用の上見学にお越し下さい。

 恒例の『イベントグッズ』ですが、今日は「湯のみ」。こちらもたくさんのお客様にご購入いただきおかげさまで予定数完売となりました!みなさまお買い上げありがとうございました。また次の企画もお楽しみに!
また、試合前にはピッチでオリジナルのレイくん体操も行われました。作曲していただいたパッパラー河合さんが大渋滞に巻き込まれてギリギリの到着となるハプニング(笑)もありましたが、参加された方はみな「楽しかったです」と喜んでくれていました。これから少しずつ広められるよう、次なる企画を練っていこうと思います。引き続き今後のレイくん体操にご注目下さい。  
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今日は、しろいホームタウンデーでした。なし坊も途中でハプニングが(?)ありましたが、白井のなしのPRとレイソル必勝の思いをピッチで、あるいはピッチ外で伝えてくれました。そしてなによりもみなさんにおいしい白井の梨を召し上がっていただき、トラック1台分用意した梨も(しかも冷たく冷えていました!)見事売り切れに。白井市の皆様、沢山の梨をありがとうございました!また来年もよろしくお願いします。
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その「シルバーウィーク」の今週、スタジアム外での活動があります。23日(水・祝)はにレイソルホームタウンの鎌ヶ谷市にある鎌ヶ谷スタジアムでの日本ハムファイターズ公式戦でのコラボ。イースタンリーグ 鎌ヶ谷での今季最終戦の予定です。私も朝から現地に向います。レイくんも参加しますので、お時間のある方はぜひお越し下さい。

2009年9月19日

一戦必勝

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担当:石本瑞奈

今日は、明日スタジアムで初お目見えする新商品のご紹介からです。毎日どんどん秋らしくなってきていますが、そんな季節に合わせた秋冬の新商品4点になります。

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まずは『フルジップジャケット』(¥7,875)。ネイビーにグレーのラインが入ったシンプルなデザインで、スタジアム以外でも気軽に着られます。裏地が起毛風になっているので、見た目以上に温かいです。

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『ニットマフラー』(¥3,360)は、表と裏が違うデザインになっていて、両方の柄が楽しめるリバーシブルです。

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『ニットキャップ(ラメ)』(¥3,360)は、REYSOLの文字部分がラメ素材になっていています。全体にもラメ糸が使われているので、光がちりばめられている感じです。このキャップは発熱機能があり、防寒にもなります。

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最後に『Tシャツ(マーク)』(¥2,730)。ベースは黒。中央のポルトガル語は「勝利のしるし」という意味です。(価格はすべて税込みです)
あす日立台で販売開始ですので、ご来場の際は、グッズ売店にお立ち寄りください。
また、オフィシャルショップ『レイソリスタ』、インターネット通販『e-Reysolista』でも販売いたします。詳しくは『公式HP』 をご覧ください。
そして、『フォトギャラリー』 では柏レイソルイベントレポーターがこの商品のモデルを務めています。実際に着ている写真を見ると、具体的なイメージも膨らむと思いますので、ぜひご覧ください。
今日も日中は暖かかったですが、夕方からどんどん涼しくなってきました。本当に秋の気配という感じです。私はマフラーがちょっと気になります。これからの季節にピッタリだと思いますので、お気に入りの商品がありましたら、ぜひお買い求めください。

いよいよ明日は広島戦。日中は過ごしやすい秋晴れで、絶好の練習日和となりました。急遽練習が冒頭から公開となり、大至急ご連絡したのですが、間に合わなかった方もいらっしゃるかと思います。申し訳ありませんでした。間に合ってお越しくださった多くの皆さま、ありがとうございます。

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試合前日の練習ということで、恒例の全員ゲームが行われました。前日までの緊張感とは打って変わって、いつもみんな弾けるのですが、今日も元気な声と、本音まじりのすごい言葉が飛び交っていました。ミスをした人(選手だけではありません。コーチも通訳も参加しているので)に対するツッコミが笑えます。今日は黄色チームのGKをしていたシジマールコーチが、キャッチできそうだったボールを後ろに弾いてしまい、CKにしてしまったのですが(もしかしてわざと?)、味方のブーイングがすごかったです。あとは菅野選手がフィールドプレーヤーになって、前線にいたのですが、ヘディングで競り勝つシーンにスタッフから「すげえ」と賞賛の声があがっていました。

練習後、報道陣に囲まれたパク選手は「広島とはガンバ時代に一度対戦しているが、うまいという印象があります。でも、我々もこの試合のために頑張ってきました。最後に勝つのは自分たちだと信じているし、チームの力になりたいと思っています」と力強く話していました。

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そしてネルシーニョ監督は「一週間いいトレーニングができました。選手たちはいいパフォーマンスをしているし、モチベーションも上がっています。必ずいい試合になると思います」と手応えを感じていました。
前節、レイソルは4ヶ月半ぶりに順位を上げました。でも、まだ終わっていません。これからの9試合、ひとつひとつ、まさに一戦必勝の思いで積み重ねていく、そんな覚悟で日々トレーニングに励んでいます。明日、きっと、その成果が出てくれると信じています。選手も、サポーターも、レイソルに関わる全ての人が、4月29日大分戦以来のホーム勝利を渇望しています。きっと明日こそ。

2009年9月18日

特別なレッスン

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担当:河原 正明

世間では明日から「シルバーウィーク」で5連休。私はすっかり「敬老の日を挟む(21日)ので“シルバー”なんだろう」と思っていましたが、どうやら「ゴールデンウィークの次に長い」ので“金”の次は“銀”、で「シルバーウィーク」だそうで。全く知りませんでした。

 その連休前の日立台には職業体験実習で柏市立中原小学校の6年生5人が訪れていました。午前中はグリーンキーパーの方とスタジアムの芝の手入れを。事務所でデスクワークをしながら「お、やっているな」と横目で見ていました。ところが、午後になるとあいにく雨がポツポツと降り出します。すると本来予定してい屋外の作業は残念ながら中止に。そこで受入担当の弊社 三浦が考えたのは「臨時のサッカースクール」。駆り出されたのは・・・根引コーチに平山コーチ。夕方の通常スクール前にも関わらず、快く引き受けてくれて元Jリーガー2人対6年生5人でのスペシャルレッスンが始まりました!場所はスタジアム内の室内練習場。1vs1や2vs2など、室内で出来うる実戦に応用できるトレーニングが続きます。実は女の子も2人いたのですが、2人ともサッカーをやっているそうで、男の子に負けじとプレーする姿に(いや、実際にかなり上手でしたが)、自然と両コーチの指導にも熱が入ります。
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 最後は質問コーナー。「どうしてサッカーの仕事をしようと思ったのですか?」といった質問から、コーチへ「この仕事のやりがいは何ですか?」といった質問まで。根引コーチからはみんなにも質問が。「みんなの夢はなんですか?」でも元Jリーガーを前にして照れがあるのか、なかなか言えません。すると根引コーチが一言。「夢は口にしないと叶わないよ!口にしないで自分だけの想いにしていると、出来なかったときに『誰も知らないから』と言い訳になる。口に出すことは恥ずかしいことじゃないんだよ。もし叶わなくても、次の夢が出来たらまたトライすればいいんだから」と熱っぽく語ると、子どもたちも大きくうなずき「夢はサッカー選手!」と今度は大きな声で答えていました。そんなこんなで気が付くと予定時間を大幅に過ぎている!最後にピッチで両コーチと記念撮影をして終了となりました。サッカーをしている時、ピッチに立った時、みんなが本当に嬉しそうな顔をしていて、こちらまで嬉しくなるひと時でした。
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 さて、今日は井原コーチの誕生日でした。練習後、派手なセレモニーも無く・・・でしたが、「タニと次郎とパンゾーが水をかけて祝ってくれました。風邪を引かないようにしなくちゃ」と笑顔で話してくれました。
今日もピッチの脇で常に目を光らせていた井原コーチ。「大事な試合が続くので、一戦一戦気合を入れて臨まないと」。現役選手たちにとっては偉大な先輩でもあり、身近な兄貴でもある存在。練習の合間に選手たちがアドバイスを求めて話しているシーンをよく目にします。残り9戦、頼れるアニキの鋭い睨みが、チームのムードをひきしめ、上昇への手助けをしてくれることでしょう。
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明日の練習ですが、13時開始から約1時間はご見学出来ない予定です。また非公開練習の終了時間が多少早まったり、また延長をする場合もございます。ご見学に際してはチームスタッフの指示に従っていただきますようお願い申し上げます。なお、日立台には一般の方の駐車スペースはございませんので、公共交通機関をご利用の上見学にお越し下さい。

最後に日曜日の広島戦は、しろいホームタウンデー。なし坊も来場しますし、おいしい白井の梨がご来場の方に抽選で当たります。また、体育館側テニスコートでは恒例になりました梨の試食ブースも、もちろん出店します!今年も美味しく育った、もぎたての梨が日立台へ向う準備が完了しています。メインスタンドやホーム側ゴール裏でご観戦されるお客様には少々ご足労いただきますが、ぜひ試合前に美味しい梨を召し上がり下さい。では。

2009年9月17日

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担当:大重正人

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気が付けば、もう秋でした。真夏の太陽が降り注ぐ日立台に、涼しい日陰を作ってくれていた深緑の葉々が、気がつけば黄色や茶色に変わり、それが風に吹かれてハラハラとピッチ脇に舞い落ちていました。苦しかった夏に心身にムチをうって、それが少しずつ実ってきて、ようやく収穫の秋へ。週末のサンフレッチェ戦に勝つ事ができれば、そう胸を張って言えるのではないでしょうか。

後半戦で6勝2分のサンフレッチェをビデオ分析。いまJ1のなかで最も組織力があって、完成されているチームのひとつでしょう。春の広島ビッグアーチでは完璧にやられた記憶は苦く残っています。ただ、ネルシーニョ監督が柏に来て、レイソルの守備は間違いなく安定しています。J屈指の攻撃力を誇るサンフレと互角に戦い、勝利できたら、これ以上の自信獲得はないでしょう。

大谷キャプテンはこう話しました「相手はACL出場もかかっているし、モチベーションも高いと思う。ただウチも山形の背中が見えてきたところで、ここで勝点3を取って離されないようにしないといけない。今チーム状況がいいうちに捕らえたい。アウェイでは勝てているけど、この日立台で勝点3を獲ることはすごく意味があると思う。サポーターも含めてみんなが喜べる結果を出したい」。

明日、明後日と練習時間が13時に変更となりました(明日は非公開です)。日曜日のゲームは13時キックオフ。そうです、生活のリズムを本番に合わせられるように、明日からスケジュール変更となりました。ネルシーニョ監督は、万事を尽くします。選手もスタッフも食堂ピアノのお姉さまも、チームが好転するようにできることすべてを尽くします。急なご連絡で申し訳ございませんが、サポーターの皆様もどうかご協力くださいますようお願い致します。

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選手たちから、そのサポーター皆様へお話です。10月4日(日)にファン感謝デーイベントを開催する事が決定しました。メインイベントは選手主催のフリーマーケット、そしてトークショーです。今季、その中心となるのが、鎌田&村上の2年目新選手会長コンビです。

鎌田選手は「チームが苦しい状況ではありますが、これをみんなで乗り越えられるように、サポーターの皆さんに元気を与えられたらと思うし、僕たちも皆さんから元気をたくさんもらいたいです。友達や家族などいっぱい誘って遊びに来てください」とメッセージ。フリマには何を出品するの?と聞いたら、「う?ん……、とりあえず使っていない自転車は出品します!」といきなりのBIGな商品名が。クラブハウスのホワイトボードには、こんな告知まで!ルーキーたちにはハードルが高いかもしれませんので、そこはベテランがフォローしてくれるはず。どんな愛用品やお宝、掘り出し物が飛び出すのか!? 詳細は改めてお伝えしますので、どうぞお楽しみに!!!

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最後にお願いです。あと3日後に迫ったサンフレッチェ戦のマッチデープログラム「Vitoria」での「サポーターズボイス」を募集しています。これからの残り試合はすべて今まで以上に大事な試合となります。選手たちはいつも応援してくれるホーム・日立台で今度こそ勝ちたいと強く願っています。そんな選手たちへ熱いメッセージをよろしくお願いします!締め切りは明日の正午頃までです。必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。お待ちしております!

2009年9月16日

「いま」を精一杯生きる

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担当:石本瑞奈

昨日の涼しさとはうってかわって、今日の日中は暑さが戻ったような気がします。いつどこで暑くなったり涼しくなったりするか分からないので、毎日上着を持ち歩くようになりました。

今日の午後はJリーグキャリアサポートセンターによる「キャリア交流会」が行われました。これはJリーグが2002年からスタートしているもので、JリーグのOB選手やさまざまな分野で活躍するプロアスリートOB、スポーツビジネスに関連する会社経営者などが講師となり、現役選手たちの将来のキャリアデザインに対しての参考にしてもらうことを目的としています。
サッカー選手だけではなく、アスリートはいつか「引退」する日がきます。その時、次の人生を送るうえで、どのような道に進むか、それは人それぞれですが、その時になんらかの指針になれば、という試みです。

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今月はJの6チームを別々の講師の方が訪れるのですが、レイソルにいらっしゃった講師は、ノルディックスキー複合の選手として長野オリンピックで個人6位入賞、団体5位入賞を果たした荻原次晴さんです。
彼はこんな言葉を選手たちにかけました。

「死ぬ気でボールを追って下さい。プレーで妥協しないで下さい。それがあなた方の第二の人生で、絶対に生きてきます」

「いま」を真剣に生きる。これを継続していけば、どこへいってもやっていける。もちろん資格の必要なものはありますが、どんな仕事をするにしても大切な芯の部分だと思います。

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本日の練習は残念ながら非公開なので、あまりお伝えできることがありません。楽しみにしてくださっている皆様には本当に申し訳ないです。20日の広島戦をめざし、活気のある雰囲気でのトレーニングでした。

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練習後、20日のホームゲームで数量限定販売されるイベントコラボグッズの写真を撮りました。モデルはポポ選手です。ホームゲームイベント『レイソルホームパーティー』のテーマに合わせたコラボグッズ企画も7回目。早いです。Tシャツだったりエコバッグだったりボクサーパンツだったり、ぬいぐるみだったり。本当にいろいろなものが出てくるので個人的にもとても楽しみにしています。今回は「シニアサンクスデー」にちなんで「選手名入り 湯のみ」。ひとつの湯のみに5人または6人の選手名が入っていて、全部で5種類あります。お気に入りの選手名が入っているものを探してください。写真だとちょっと小さいのですが、ポポ選手は自分の名前を指差しています。拡大するとこんな感じです。

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ポポ選手のセールストークは「これで飲むときっとおいしいお茶が飲めると思うよ!ぜひお試し下さい!」です。ちなみに反対側にはレイソルロゴが入っています。これを見たファン通訳兼レイソルU-18コーチは「いいなあ。僕らのはないの?」とちょっぴり羨ましそうでした。

それからお知らせがいくつかあります。
まずは先月11日に行われたNHK BS2の大谷選手と澤選手の取材。これは10月11日に放送される「おーい、ニッポン『私の・好きな・千葉県』」の告知CM出演でした。このCMの放送日が決まりました。大谷選手も澤選手もそれぞれ衛星第2テレビ(BS-2)で2回、総合テレビで1回放送される予定です。
まずは大谷キャプテンですが、BS-2が9月25日(金)11時53分?54分、10月5日(月)12時59分?13時。総合テレビが10月1日(木)9時54分?9時55分。
そして澤選手ですが、まずはBS-2が9月28日(月)18時44分?45分、10月7日(水)18時49分?50分。そして総合テレビでは10月4日(日)11時53分?54分となっています。
千葉を愛する2人からのメッセージ、ぜひご覧ください。また、見逃した方は、NHK千葉放送局のホームページでも見られるそうなので、ご安心ください。

次は恒例のお知らせです。9月20日のマッチデープログラム「Vitoria」での「サポーターズボイス」を募集します。15位の山形とは勝ち点差がわずか「2」。選手たちは今度こそ、ホーム日立台で、応援してくれる多くのサポーターとともに勝利を分かち合いたいという思いでいっぱいです。そんな選手たちに熱いメッセージをお待ちしております。必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。締め切りはあさってのお昼頃までです。どうかよろしくお願いいたします。

最後に明日の練習開始時間のお知らせです。確定ではないのですが、もしかしたら20分?30分ほどスタートが早まる可能性があります。そうなった場合、あまり遅くにいらっしゃるとみんな引き揚げてしまう、ということがないとも限りません。気になる方はほんの少し早めにお越しください。あいまいな表現で大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

2009年9月15日

目と目で通じ合う

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担当:河原 正明

今日は午前と午後の2回柏市役所へ行ってきました。皆様にももうじきお知らせできると思いますが、新たにレイソルの選手が登場するポスターが作られます。クラブでは初となるコラボポスターです。そのポスターを市内の公共施設や高校・大学などの学校にも掲出していただくための打ち合わせも行ってきました。詳細はもう少しお待ちしてくださいね。 

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さて、今日ご紹介するのは皆様も良くご存知の公文栄次通訳、通称エイジーニョ。今、レイソルでも屈指のハードワーカー。練習前のミーティングから、練習中はもちろんネルシーニョ監督、エドワルドコーチに、そしてフランサ、ポポ、ハモンの3選手の通訳を一手に引き受ける。(もちろん木村通訳もシジマールGKコーチだけでなく公文通訳のフォローをしていますよ)。ちなみに試合中ネルシーニョ監督の通訳をするときは思いっきり「関西弁」です。でも今ではその語感といいますか熱伝導がむしろ標準語だと「物足りない」と思うようになってきたので不思議です。
 
 今日も午前練習後にハモン選手、昼食を挟んでポポ選手の取材に、練習後にもフランサ選手、エドワルドコーチの新聞記者取材の通訳と休む暇もなく次々と通訳を広報からお願いしていましたが、嫌な顔を一つせずに対応してくれまして。肉体的にも、精神的にも疲れやストレスが溜まることもあるであろうこの仕事ですが、公文通訳と話していて思うのはすごく「目と目で通じ合う」、相手が目をじっと見ていることが多いなということ。それから自分が思う良い通訳の条件のひとつですが、相手を何を言いたいのか理解して、それを相手に分かるように伝えることのできる「気配り」のできる男だなと。「目と目で通じ合う」には先に「言葉で」理解し合わないといけないのですが、この写真での表情を見るとブラジル人選手・スタッフからは全幅の信頼を得ていると感じます。
こうした人たちが支えていることで、異国の地で戦う選手、スタッフがストレス少なく戦うことができる。それがここ数試合のチームに良い影響をもたらしてくれているのは間違いないでしょう。次の試合、監督の隣で闘う公文通訳にもご注目を。

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 チームは2部練習でした。午後は名古屋戦出場メンバー以外の選手でハードな紅白戦を。フル出場した柳澤選手も「疲れました」というほどでした。次の広島戦にメンバー入りする選手は誰か?明日からも引き続き選手同士で競争の中、繰り返し共通の感覚を会得・確認する作業が続きます。

2009年9月13日

一夜明けて

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担当:石本瑞奈

まずは、お詫びからです。本日の午後練習が13時スタートに変更になりました。このご連絡が遅れて皆さまにご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。急遽の変更にもかかわらず多くの方が日立台にかけつけて下さいました。ありがとうございました。そして間に合わなかった皆さま、心からお詫び申し上げます。

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昨日の雨とは打って変わって爽やかな秋空の日立台。今日はトンボを多く見かけました。いえ、正確には止まっているトンボをみかけました。8月にもいたのですが、止まらずにずっと動いているので写真に撮れなかったのです。じっとしているトンボを見るとなんとなくホッとしました。

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名古屋遠征から帰ってきた選手たちは主に3つのグループに分かれて練習を行いました。まずはGKのグループ。いつも通り、シジマールコーチがキックを繰り出すなか、南選手と菅野選手は疲れも見せず元気にボールを弾き飛ばしたり、セーブしたり。3つのグループの中で一番最後までトレーニングしていました。
試合に長い時間出場した選手は軽めの調整。体幹を鍛えるストレッチとゆっくりしたランニングが中心でした。昨日の疲れをいやし、週明けからの広島戦に備える、そんな雰囲気で早めにあがりました。

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サブ組はもう少し負荷のかかったトレーニングをしていましたが、それでも先発組と大差のない時間には練習が終了。どの顔も穏やかな感じに見えました。
単独でトレーニングしていたのはネルシーニョ監督。体を動かしたいということで、ゆっくりとしたペースでランニングをしていました。「コンニチハ、ゲンキデスカ?」と聞かれたので、思わず「昨日は勝ってよかったです!」と日本語で答えてしまいました。あとでよくよく考えると質問の答えになっていないですね。

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練習後、ファンサービスを終えた大谷キャプテンに聞きました。「名古屋戦を終えて、監督が意図していること、やりたいことが選手たちに浸透していると実感しました。試合まで二週間あきましたが、この時期をうまく過ごせたと思います。毎試合、最後のつもりで戦っていかないと勝ち点3が取れないので、このまま1試合1試合、しっかり準備していきたいです」。この話をする時の表情は厳しさそのもの。視線は次の広島戦をしっかりと見据えていました。

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そして次に通りかかった北嶋選手にも聞きました。「個人のことでいえば、自分に満足することはないので、もっともっと上をめざしてやりたい。ただ、昨日はチームのためにプレーできたと思う。これを続けていきたい」と話した後、「とにかくホームで勝ちたい。応援してくれる人たちがたくさんいるところで勝利を分かち合いたい。それはチームにとっていま一番大事な“連勝”にもつながるし」と、ホーム勝利へのこだわり、連勝へのこだわりを見せていました。

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北嶋選手だけではありません。これは、どの選手もそう思っています。とにかくホームで勝って、連勝を。そして日立台でサポーターとみんなで喜び合いたい。「4度目の正直」という言葉はないですけど、レイソルに限っては「アリ」ということで、それを信じて20日まで、また頑張っていきたいです。

2009年9月13日

変わる

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担当:大重正人

試合の勝ち方、試合に勝つ喜び、勝ち点3の重み。
忘れそうになっていたことを、ネルシーニョ監督が少しずつ思い出させてくれるようです。

「ムラが突破口だ!」
ハーフタイムにそんなゲキを飛ばして選手を後半のピッチへ送りだします。ここ数戦、チームのバランスを守るために攻撃参加を自重していた村上選手が、今日はどんどん敵陣へ上がります。ドリブルでえぐったり、ハーフウェイライン近くから、相手DFラインの裏へクロスを入れたりと、攻撃の起点となっていました。そして後半、「雨が降っていたし、シュートを打てば、何かが起こる」という確信を持って蹴り込んだシュートが、相手に当たって幸運にもゴールに吸い込まれました。幸運を呼んだのは、積極性です。

「いま自分のサッカー観が変わってきてるんです。これまでは『足元があるから、ウラがある』って思ってたんですけど、監督が言うように『ウラがあるから、足元がある』って思えてきて。意識が変わってきたし、周りからもそういうパスが出てくるようになった」
「監督が言うとおりに動いてプレーしていると、試合中に監督がこういうことを言いたかったんだというのがわかるし、監督が言っていたとおりのことが実際に起こるんです」
監督の言うことを守って信じてプレーすれば結果が出る。北嶋選手の言葉は、上向きになりつつあるチームの現状を言い得ているのではないでしょうか。

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その北嶋選手に代わって出場した田中選手。ロスタイム、カウンターからのマイボールをタッチライン際に運んでのキープ。1対2の状況ながら、身体を入れてボールを守り、マイボールスローインまで獲りました。『鬼キープ』でした(笑)今日は何もできてなかったんで、あれぐらいやらないと。1分ぐらいは時間使えました』。勝つためにやるべき役割をそれぞれが認識して、やり遂げているからこそ、勝利を呼び込めたのです。

磐田戦のあとの、新潟戦。
京都戦のあとの、ガンバ戦。
浦和戦のあとの、マリノス戦。

アウェイでの粘り勝ちから、ホームで連勝できなかったこと三度。
次週は4度目の正直にしなければ。連勝しなければ、上位との差は詰まりません。
自信を確信に変えるためには、サンフレッチェの攻撃サッカーを止めることが最良。変わりつつあるレイソルサッカーに期待をこめ、今度は日立台で。今日も応援ありがとうございました。

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2009年9月11日

明日、いよいよ名古屋戦

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担当:石本瑞奈

今日の日立台は、午前中半袖ではいられないくらい涼しい気候でしたが、お昼頃をピークにかなり暑くなりました。あいかわらず毛虫も元気です。おとといの広報日記にも書きましたが、今日も枯葉の間から元気に顔をのぞかせていたので慌ててよけたら、今度はよけた先の着地点にもいて、さらに上からぶら下がっているのもいたので、軽いパニックを起こしました。

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そんな挙動不審の広報をよそに、チームは名古屋戦に向けて、最後の仕上げを行いました。練習終わりの監督囲み取材で「この二週間、とてもいい練習ができました。先週は強度を上げたトレーニングをしましたし、今週は試合を想定した戦術練習に取り組みました。明日の試合にむけていい準備ができたと思います」と充実した表情で話したネルシーニョ監督。残り10試合、順位を上げるために、とにかく勝利をめざして、全員が一体となっています。

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そして選手たちが練習に励んでいる頃、河原広報は別の場所へと向かっていました。
今月3日に行われた柏市の手賀の丘幼稚園に続き、本日、学校法人柏学園 松葉幼稚園の芝生開きがありました。
このイベントには園児150名と父兄、関係者の方々をはじめ、レイソルからはレイソルアカデミーの秋谷コーチ、平山コーチ、そしてレイくんが参加。さらにレイソルの提携チームである柏イーグルスTOR’82から平田コーチ、小森コーチ、同じく提携チームのヴィスポ柏さくら99からは寺門コーチが参加しました。実は秋谷コーチは柏イーグルス出身。平田コーチは先輩に、そして小森コーチは後輩になるそうです。ちなみに小森コーチは柏レイソルU-18 出身。菅沼選手、石川選手(現コンサドーレ札幌)たちと同期になります。

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まずはテープカット、そして園児みんなで体操を。その後、年長組、年中組、年少組の順番でコーチたちとサッカーボールで遊びました。
もちろん、全員ハダシです。(余談ですが、写真を撮った河原広報もハダシだったそうです)。コーチと子供たちが実に楽しそうに触れ合っていて、芝の緑と幼稚園の建物の緑、そして空の青のコントラストがとてもきれいでした。手賀の丘幼稚園の時もそうでしたが、芝があるとケガを気にせずハダシで思いっきり走り回ることができて、本当に素晴らしいことだと感じます。
確かに、手入れは芝ではない時より手間はかかります。芝を植えた関係者の方は「この芝は生まれてまだ2ヶ月。人間で言えば赤ちゃんです。一人歩きするには2?3年かかります。時々休ませたりしながら大事に育てていきたいです」と話していました。植えて終わりではない。でも、子供たちのことを考えると、芝を根付かせていく大切さを感じるのだそうです。
今回、父兄の方も大勢いらっしゃいました。「子供が芝で遊べる」ということに、とても期待しているようです。

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最後にお知らせです。このたび、Jリーグ公認のファンサイト、J’sGOALから本が出ました。「スタジアムの感動を!J’sGOALの熱き挑戦」(TAC出版)です。スタジアムでは、サッカーのプレーをはじめ、さまざまな感動が生まれます。ただ、メディアは試合そのものを伝えることを主眼に置く場合が多いため、なかなかプレー以外の部分の紹介まではいかないところがあります。J’sGOALではそこを伝えていこう、そういう思いが伝わってくる本です。例えばゲーフラ。試合前のアップや、入場などで掲げられるあのフラッグに込められた思い。その他にも様々なエピソードが載っていますが、サポーター目線に立った一冊になっています。

チームの数だけドラマがある、そしてドラマは試合だけではない。そのことを改めて感じました。願わくは、今季の柏レイソルで起こったすべてのドラマがハッピーエンドに終わりますように。もちろん選手たちは願うだけではなく、ハッピーエンドを実現するために明日、名古屋と闘います。現地まで行かれる方も、テレビ観戦する方も、心の中で応援する方も、どなたもどうかいつも通りの熱い声援を、よろしくお願いいたします。

2009年9月10日

お待たせしました!

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担当:河原 正明

今日の午後の練習前、選手会とフロントスタッフが打ち合わせを・・・。選手会から参加したのは、先日移籍した石川選手に代わり、新たに会長となった鎌田次郎、村上佑介の両選手。現在、選手会会長は2人体制です。これは移籍時に石川前会長から「次郎かムラで」という「ご指名」を受けて、二人のどちらかが会長に・・・ということでしたが、結局は相談の結果「じゃぁ二人で」となったそうです(ちなみに副会長は桐畑和繁選手です)。
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そのツイン会長としての初仕事ですが・・・「ファン感謝デー(タイトル仮)」の打ち合わせでした!ファン・サポーターの皆様、大変お待たせいたしました!!今年は来る10月4日(日)の午後、日立柏サッカー場で開催を予定しております。昨年までは「レイソル夏祭り」と銘打って行っていましたファン感謝デーですが、今年は趣を変えて秋に開催します。気候も穏やかで、個人的には真夏開催よりも、より皆さんに楽しんでいただけると思います。
今日の会議、初仕事の二人に強力な助っ人が。北嶋選手と大谷選手です。二人とも選手会長経験者、時に鋭く、時にユーモラスにそして時々話が脱線しながらもアドバイスを送ります。会議では選手会から提案やアイデアを取り入れて、最終的には「レイソルらしさを失わずにファンの皆さんに楽しんでもらいたい」という内容になりました。
なお「ファン感謝デー(仮)」の詳細につきましては、後日当公式サイト・モバイルレイソルでお知らせいたしますので、内容についてはもう少しだけお待ち下さい。
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さて、明日ですが柏市内の松葉幼稚園で行われます「芝生開き」に秋谷コーチ、平山コーチと参加してきます。昨年から柏市内の幼稚園などで「芝生化」されたピッチや園庭が少しずつ増えてきています。みなさんはJリーグ「百年構想」はご存知でしょうか?Jリーグが考えるスポーツ文化の根底を支える考えなのですが、その一つに「生活圏内に緑の芝生におおわれた広場やスポーツ施設をつくろう」というものがあります。昨年から今年にかけて行われた芝生開きに参加して感動するのは、子どもたちが喜んでいることだけでなく、施設を運営・管理する方が見せる笑顔です。その笑顔の裏には芝生を通じて子どもたち、そして地域を輝かせようとする心意気や情熱を感じます。我々はそのような施設の芝生を直接メンテナンスしたりすることはできないのですが、芝と土の匂いに懐かしさと、芝生で遊べる子どもたちにほんの少しのジェラシーを持って(笑)サッカーを通じてホームタウンの様々な場所で、我々も負けじと熱い想いを持って緑の芝生がある風景作りに関われることを誇りに思います。なお、この模様は明日の広報日記でもご報告します。

最後にお知らせです。南雄太選手が公式ブログ“south”を開設しました。こちらもお待たせしました!ですかね?雄太選手、24時間で3回更新と初日から飛ばしています!トップページにもリンクバナーが貼ってありますのでご覧下さい。では。

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2009年9月 9日

名古屋戦まであと3日

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担当:石本瑞奈

すっかり秋めいてきた日立台。枯葉もどんどん増えて、景色が茶色くなってきましたが、そんななか、季節を逆行しているものを見かけてしまいました。
毛虫です。おととし、去年とけっこう目撃したので、今年はひたすら気をつけていたのですが、あまり出会わずにすんでいました。それなのに、夏が終わった今、なぜか一度に2匹も。幅5mm、長さ10cmの彼(彼女?)はモノトーンでシックにキメて、なかなかのスピードで這っていました。私は本当に毛虫が大の苦手なので、しばらく頭から残像が消えませんでした。

今日から3日間、チームは非公開練習です。練習見学を楽しみにしてくださっている皆様には申し訳ありません。お伝えできることはほとんどないのですが、ただ、チームはいい緊張感のなかでトレーニングをしていました。練習後、ネルシーニョ監督は「先週はリカバリーなども含め、しっかりチームを見直す練習ができました。今週もしっかり準備ができています」と手応えを口にしていました。

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名古屋戦まであと3日。「しっかりとした準備」というシンプルな言葉の中に、いろいろな要素が含まれていると感じました。勝つために、厳しいトレーニングをする。勝つにはどうするか、しっかり全員で把握して日々のトレーニングに臨む。本当にチーム一丸となっている実感があります。

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そして今日は選手の取材ではなく、小見強化本部編成部長の取材がありました。といってもトップチームの話ではありません。ご存知の方もいるかと思いますが、小見は現役時代の最後の4年間、ジュニアユースの指導を兼務していました。ここから指導者人生が始まったのですが、取材は当時指導していた読売サッカークラブジュニアユースの育成の話が中心でした。今から30年近く昔の話を、よどみなくポンポン答えるので、聞いていて非常に興味深かったです。

取材が終わったあと、こぼれ話を聞きました。「中学生の指導を始めたのは、ちょうどチームのキャプテンを次の選手に引き継いだ28歳頃から。自分の練習が終わったあと、夕方5時頃から教えていて、自分も一緒に動いていたので毎日が二部練習みたいだったよ」。と振り返っていました。ちなみに、その時の一期生は北澤豪氏(元日本代表)だそうです。
印象に残ったのは「自分で自分にどう点数をつけられるか。それが決まらないと選手として成長できない。そしてプロになれるかなれないかの大きな違いは欠点を隠せるかどうか」という言葉です。

自分で自分に点をつける。客観的に自分を見ることができなければ正確な点数はつけられません。つけた点が良くても悪くても、まずそこをしっかり見つめて、これからどうしたら良くなるかを具体的に考えて実践する。そうすることで成長できる。これは何もサッカー育成年代に限った話ではないと思いました。一般の社会人にも通じる話のような気がします。

欠点を隠す話は具体例を聞きました。右足しか使えない(左足は素人並み)プロ選手がいたそうです。でも試合では活躍する。なぜか。その選手は左足を使わなくてはならない状況に陥らないように、ポジション取りなどを常に考え、工夫していたからです。プロなら当たり前のことかもしれませんが、自分の欠点をしっかり見極めて、見破られないようにする。簡単なようでいて難しいと思いました。だからこそプロになれるかなれないかの「分かれ目」なんですね。

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写真提供:スキージャーナル

最後にお知らせです。1999年ワールドユース準優勝メンバー20人と指導者を取材した「黄金世代 99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年」(元川悦子著・スキージャーナル株式会社)という本が出版されます。これは以前「エルゴラッソ」に連載していたものを追加取材して一冊の本にまとめたものです。「黄金世代」と呼ばれたこの世代を検証することによって、日本サッカー躍進の可能性を探ろうという内容で、レイソルからは南雄太選手のインタビューが収録されています。発売は今月18日です。

2009年9月 8日

力になりたい

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担当:大重正人

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今日はまず取材から。J:COM「レイソルタイム」に田中順也選手が登場しました。特別指定選手=大学生の彼にとって、「TVは初めてなんで…」とかなりの緊張気味。褒められれば照れてしまったり、逆に必死に否定したりと、初々しいインタビューでした。本業の学生生活では、最後の大きな壁「卒論」が待っていて。。。そのために「パソコンを買いました」と喜んでいるものの、実は買ってからまだ箱から出せてない。文武両道はやはり大変です。

レイソルでのサッカーライフは「厳しい状況の中で、自分がどうにかしたいという気持ちが強いです。でも何も出来ていないのが歯がゆいし、早くチームの力になりたい」。彼の前にいま大きなチャンスがあるのは間違いありません。待ちわびた1つのゴールが、田中順也とレイソルを劇的に変えるような気がして、プレッシャーをかけてはいけないのですが、どうしても期待してしまいます。

さあ残り10試合。残留を懸けてのサバイバルマッチです。明日からの本格的な戦術練習を前に、今日はシュート練習を中心としたメニュー。先週まではフィジカル中心でギリギリまで追い込むような練習が続いただけに、試合4日前になればコンディションや試合勘を高めるようなトレーニングに変わります。

シュート練習は基本的動作の反復練習。動きの決め事を作り、それを正確に繰り返す。ともすれば淡々となってしまいそうになるところ、「監督が締める所は締めていますよ(大谷選手)」という言葉どおり、緊張の糸が緩むようなところはありません。そのあとは、相手の攻撃を想定しながらの、ボールが動いたときにどう連動して守るか、という守備意識の植え付け。紅白戦の前に、まずはボディコンタクトの少ない状況でイメージングさせるのがネルシーニョ流です。

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大谷選手は「名古屋のイメージは、パスを繋いでピッチを広く使うきれいなサッカー。佳純(小川選手)や玉田さんとか、スピードとテクニックを備えた攻撃陣がいるなかに、ケネディが入った。去年までヨンセンがいたけど、それよりもっと高さがある。パスが繋がらないときに、ケネディに放り込むというパターンもあると思う」と分析。明日からの非公開練習3日間で相手の長所をきっちり潰すディフェンスと、相手の背後を狙うスピードあふれる攻撃を磨き上げる。

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ネルシーニョ監督が来日してからの6試合、すべて1失点以下。相手に主導権を握られながらもゴールを許さず、試合終了まで勝利のチャンスを握った戦いができるようになっています。あとは、ゴール。今季のリーグ戦4勝中3勝は、88分以降に決勝ゴールを挙げています。土壇場の強さがあると信じたい。ウチも苦しいけど、相手も苦しい。そんなとき、「オレたちは絶対にJ1に生き残ってやる」という気持ちは、中位チームの「勝ちたい」という思いや、上位チームの「優勝したい」という思いよりも、『強さ』があると思うのです。負けを恐れず、立ち向かう。さあ火事場の底力を見せる10試合。

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2009年9月 7日

No Pain,No Gain,No Limit

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担当:河原 正明

先週末は大重広報からも広報日記やPhotoGalleryでもご報告をしましたが、各地で様々なイベントなどがありました。土曜日の午前11時から柏駅東口のダブルデッキ上にて行われました「救急ふれあいフェスタ」にはレイくんが参加。道行く人々に救急活動のPRや広報活動のお手伝いを。写真撮影にも気軽に応じていました。
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また、当日はAEDを使った心肺蘇生術などの救命講習も行われており、多くの方が救急士の指導の下で実際に救急活動の訓練をされていました。
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 レイくんも日頃の健康管理にと、血圧測定にトライしたのですが・・・計器が腕に入らず残念!暑い中ご苦労様でした!

 私は午後、増尾城址公園で行われていました レイソル後援会ボランティア部会の皆さん主催のバーべキュー大会にお邪魔してきました。昨年は出来なかった定例の会ですが、晴天にも恵まれて約40人の方が参加。普段の試合だけでなく、オフでも一言「集まろう」というだけでこれだけ多くの方が集うのにはいつも驚かされます。「この団結力・行動力がレイソルボランティアの魅力のひとつ」だそうで、参加された皆さんは美味しいBBQと楽しい語らいで、時間が過ぎるのも忘れているようでした。次回は20日の広島戦にスタジアムでお世話になります!
 
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 さて、オフ明けの今日、クラブ事務所は休みということもあり静かな朝でした。選手たちも思い思いにオフを過ごし、週末の名古屋戦に気持ちを切り換えてこの一週間のトレーニングに臨みます。

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 午後3時、フィールドの選手たちよりの30分早くグランドに出てきたのはGK陣。率いるのはもちろんシジマールGKコーチ。実は今日のお昼、選手たちにはシジマール夫人手作りの「フェジョン(ブラジル流豆の煮込み)」が振舞われたのでした。選手たちにも大人気で、菅野選手は「特にシジマール家のは抜群に美味い!」とお代わりをするほど。大きな鍋に沢山入っていたフェジョンもあっという間にキレイに平らげられていました。エドワルドコーチ曰く「フェジョンは日本の納豆みたいに、ブラジルでは食卓に欠かせないなもの」だそうで、何よりもハモン選手が嬉しそうに食べていたのが印象的でした。
トレーニングではそのフェジョン効果か、GK陣はもちろんシジマールコーチもいつもより2割増しくらい(?)に飛ばしているようで、練習終了後はウェアが本当に泥だらけで真っ黒になっていました。

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一方フィールドプレーヤー達も2班に分かれてのフィジカルトレーニングを。午後になると一段と残暑が厳しくなり、木陰で見ているだけでも汗が止まらないほどでしたが、そんな中エドワルドコーチは「No Pain,No Gain!(苦労なくして、得られるものはない)」と選手たちに激を飛ばします。
 リーグ戦残り10試合、自分たちが掴もうとしているものを勝ち取るために、ここで種をまかないと何も生えてきません。確かにキツいですが、どんな状況でも自分の限界や可能性を広げることにはトライできるし、そこで努力して得られるものには限界も無いはず。レイソルは明日からもチーム一丸となって、目の前の一戦に集中して戦うことに挑んでいきます。

2009年9月 5日

母校に錦を飾る

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担当:大重正人

今日は土曜日。朝早くから多くのサポーターの方が日立台にお越しくださいまして、ありがとうございました。多くの方に応援いただいているというのを感じてか、選手たちは非常によい雰囲気でトレーニングを消化。フィジカルからミニゲームと、比較的リラックスしたメニューのせいか、大きな声がピッチに響き渡り、笑顔が自然とこぼれる。「元気があって、いい雰囲気だなあ」。練習を見られた皆さんがそんな印象をもたれたのではと思えるほど。

北嶋選手、ハモン選手、アデバヨ選手がキーパーグローブをはめて、なんとGKに挑戦。驚くような反応でファインセーブを見せたり、逆にあまりの強シュートに一歩も動けなかったり。同点で迎えたロスタイム。「Vゴール!!」ネルシーニョ監督の延長戦宣言から数十秒もたたない間に、最後おいしいところを逃さないのは、キングフランサ!! CKの競り合いを胸でトラップ、そのまま豪快な左足ボレーでたたき込み、歓喜の表情からのスライディング、そして観客へ手を広げて勝利のアピール。大きな拍手に包まれました。

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今日、9月5日は、栗澤選手の誕生日。試合中から「クリさん、おめでとう!」と拍手が送られるなど祝福ムード。サポーターの方からはバースデーケーキやイラスト入りの色紙を受け取り、このスマイル!先日負った傷の包帯がまだ痛々しく、まだヘディングは要注意ですが、すでに全体合流しています。レイソルに来てもう1年になりますが、本当に欠かせない戦力になってくれました。おめでとう、クリ!!

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こちらは古賀選手。レイソル後援会から、300試合出場の記念フォトパネルが贈られ、スタジアムでの記念撮影です。「本当にありがとうございます。350試合、400試合と出場したときは、またよろしくお願いします。こんなに大きな写真はもらったことないですよ」と感激の面持ち。現在、8月2日の神戸戦で負傷して以来、戦列を離れていますが、現在の「309試合」が1試合ずつ増えていくよう、一日も早い復帰を待ちましょう。来週火曜日には31歳の誕生日、幸い非公開練習ではありませんので、温かい祝福をお願いいたします。

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そして午後。仙石、山崎、工藤の3選手と柏市内へ。彼らの母校である柏日体高校を訪問しました。今日明日と開催される学園祭で「ぜひサイン会を」というご要望にお応えしたものです。柏日体高校には彼らをはじめ、ブラジル留学中の武富選手も卒業生。また茨田選手のほかU-18選手の多くが在学しており、今日も出迎えから会場設置までお手伝い。そして校長先生が玄関でお出迎えくださいました。

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3人に学校の思い出を聞くと「文化祭は、全部は参加できなくて。平日は一日参加して、土日は試合があったから途中で抜けたりして。クラスごとに出店を出したり、アトラクションを考えたりしました。勉強は3人ともできていましたよ」。準備していた100枚の寄せ書きサイン色紙は10分ほどでなくなってしまい、多めに持って行ったうちわやクラスごとに準備したポロシャツなどにサインをしたり。また2、3年生時の担任の先生と久々の再会を楽しんだりと。インフルエンザ予防のため、マスクを着用してのふれあいとなってしまい、申し訳ない気持ちもありましたが、身体が第一の選手ですから。。。

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最後にチームからフラッグを贈呈。3人それぞれがサインをしたため、ユースの後輩たちと写真撮影です。いまは3人だけですが、ここに武富選手が書き入れて、さらに柏日体高校からレイソルのトップチームへ進んだ選手がさらに続いて……このフラッグが少し色あせてくるころ、選手たちのサインでいっぱいになるような伝統が築ければ、それは本当にすばらしいこと。「僕らが頑張らないと」。3選手は後輩たちを前にそんな思いを強くしたはずです。柏日体高校のみなさま、温かい出迎え、熱い歓迎をありがとうございました!今度は日立台のスタジアムでお待ちしています。

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2009年9月 4日

Franca Is In The Pink!

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担当:河原 正明
 
 本日の練習後フランサ選手が昨日に引き続いて取材を。明日の夜NHK-BS1で放送の「Jリーグタイム」にVTR出演します。今日の取材は英プレミアリーグの今季全ゴールから厳選した約40ゴールを見てベストゴールを選ぶというものでした。実はフランサ選手からは普段から海外サッカーを観ている、という話はあまり来たことがなかったのですが、意外とポポ選手の家で観る事が多いことが判明。ちなみにポポ選手の家では主要各国のリーグ戦が観れるそうでフランサ選手曰く「たぶん、ネパールリーグも観られるよ(笑)」とジョークを飛ばしていました。今日の練習で華麗なオーバーヘッドで見事にゴールを奪った所為でしょうか「あのシュートも公式戦ならノミネートされるよ!」とどこまでも饒舌なフランサ選手が、さんざん迷った末に選んだベストゴールは?明日のオンエアをお楽しみに。
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あ、ちなみにタイトルは「フランサ選手、絶口(好)調!」です。久々に取材に立ち会ったのですが、彼のトークが冴えまくりでした(残念ながら日記には書けない面白ネタも!)。


さて、お知らせです。明日、午前11時から柏駅東口のダブルデッキ上にて行われます「救急ふれあいフェスタ」にレイくんが参加します。これは9月9日・救急の日にちなんだイベントで、当日は救急活動のデモンストレーションや音楽隊による演奏などさまざまなイベントが行われる予定です。Jリーグ戦の無い今週末、お時間のある方はレイくんに会いがてら柏駅前にお越し下さい。今日は短いですがこの辺で失礼します。

2009年9月 3日

根付いていくもの

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担当:石本瑞奈

ここ数日、ぐっと涼しくなった日立台。今日も半袖ではいられないので上着を羽織ってグラウンドへ行きました。すると、足元に枯葉がたくさん落ちています。例年、今月の半ばくらいまでは残暑もあったような気がするのですが・・・。9月に入っていきなり枯葉というのがちょっと早すぎるような気がしました。

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練習は昨日の午後と同じくゲーム形式で行われました。今日は3つのグループに分かれての4対4です。つまり、2回ゲームをやって1回休み。休みのグループは、昨日と同じくドッジボールの外野状態でフリーマンをやります。フィールドの中でプレーしている時は、めまぐるしく訪れる攻守の切り替え。そして、監督からの「止まっていないで、動け!」という指示。最初のうちは動き回っていた選手たちも、練習終わり頃になると、さすがにやや動きが鈍くなってきたように見えました。そんな中、何度も鋭いゴールを決めていた北嶋選手。「今日はきつかったですか?」と聞いてみると、「ネルシーニョ監督が来て、今日が一番きつかったね」。それでも「監督のやりたいことを何とかして表現しようと思う」とキッパリ。表情はとても充実していました。

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練習後はフランサ選手の取材がありました。「Number」の南米サッカー特集用のインタビューです。ブラジル代表に入った経験もあり、ヨーロッパでもプレーしていたので、いろいろな話が出てきました。フランサ選手はインタビューの時、まじめに答えながら時おりとても面白い例え話をするため、立ち会うといつも笑ってしまいます。また、公文通訳の日本語訳も笑いを誘う絶妙な言い方なのです。テレビ取材の時など、手で口を押さえてこらえたことがあります。この取材は今月17日発売号に掲載される予定です。お楽しみに!

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そして、今日はホームページでもお知らせしたとおり、柏市の学校法人祁山学園(きざんがくえん)手賀の丘幼稚園の芝生開きがありました。
この幼稚園では6月23日に日本サッカー協会から寄贈された「ポット苗」を植え、園庭1200?を芝生化。そして芝広場が完成し、オープニングイベントとして今日、芝生開きが行われました。イベントには幼稚園の年少組から年長組までの園児286人とともに、レイソルからもレイソルアカデミーの池田コーチ、増本コーチ、そしてレイくんが参加。コーチたちはサッカー教室も行いました。

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サッカー教室はまず、年中組を対象に始まりました。柏レイソル提携クラブであるヴィスポ柏さくら99の寺門コーチの指導で、レイくんと一緒に準備体操。このあと、リレーゲームやパスゲームを楽しみました。子供たちは「ころんでも平気だよ!」と元気な声を響かせていました。

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年少組は輪になってのボール遊びや、コーチとの鬼ごっこなど、広くて新しい芝生の上をはだしで走り回ります。関係者の方も「芝生なので、思いっきりはだしで走れます。はだしで走ることで、体力作りにもなると思うので、期待しています」と嬉しそうでした。
子供たちは6月に自分たちが植えた芝生の苗が大きくなるのをとても楽しみにしていたそうです。

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レイくんは年長組に大人気。あっという間にこんなに取り囲まれました。

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そして増本コーチも張り切りました。年長組の子に帽子を借りて、ボールリレーに参加。園児たちに大笑いされていました。私は子供用の帽子のゴムが伸びてしまったのでは・・・と少し気になりました。

園長先生は「芝がこんなに早く根付くとは思わなかった。手入れは大変だけど、園児たちの笑顔を見ると、その苦労も吹き飛んでしまいました」と笑顔で話してくれました。

こうやって、いろいろなところに芝が広がっていくというのはとても嬉しいことです。私が子供の頃は、校庭で転ぶとヒザの中に小さな石が何個も入ってしまったこともあります。芝だと、子供が転んでもそこまでのケガはないと思うので、みんな思いっきり走ることができます。幼稚園だけではなく、小学校、中学校、高校など、様々なところに芝が根付いていく、そしてチームとしてそういう環境作りに対して何らかのお手伝いができれば、本当に幸せです。

2009年9月 2日

9月

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担当:大重正人

ネルシーニョ体制になって初めての連休。8月15日のジェフ戦から立て続けに5試合を戦ってきた選手、そして指折り数えるほどもオフがなかったコーチ・スタッフにとっても、心身ともに貴重なリラックスタイムを過ごしたことでしょう。9月になって、心機一転。日立台に集まってきた一同を待っていたのは、驚くほどの秋の涼しさ。

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世間的な衣替えは10月1日と言われていますが。。。ネルシーニョ監督以下、スタッフは冬用のピステを着ている人が多く、サポーターの方も「気温の差が激しくて風邪を引きそうです」と長袖にさらに一枚羽織っている方が多く見られました。

連休明けということで、今日はもちろん2部練習。しかも午前中はグラウンドと筋トレルームを行き来しながら、2時間にも及ぶフィジカルトレーニング。攻守とも全員がピッチを駆け回り、運動量が求められるネルシーニョサッカー。国際Aマッチウィークの中断期間を利用して、リフレッシュ→フィジカル→戦術ともう一段階上へ。残り10試合で怒涛の追い込みを見せるために、今日は身体をいじめ抜いていました。

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GK陣は午前からハードなメニュー。京都戦でゴールを守りぬいた菅野選手、サッカー各誌紙上でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたように、その勇気あふれる守備が高く評価されていました。普段の練習からこんなにも気迫あふれているからこそ、本番でのビッグセーブも可能となるのでしょう。

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午後はゲーム形式。基本は6対6の勝負ですが、自陣と敵陣に3人ずつが分かれ、攻撃時に敵陣に進めるのは4人。つまり常に4対3の状態で攻守が繰り返されます。さらにピッチの外にはドッヂボールの外野のようにフリーマンが並んでいて、攻撃側は圧倒的に数的有利となっています。「4対3だぞ!しっかり考えてプレーしろ!!」とネルシーニョ監督から繰り返されます。

ピッチは30?40メートル四方ぐらいですから、ボールを奪えばすぐにシュートレンジ。しっかりボールを回しながら、きちんとシュートで終わる意識付けです。守る側もむやみに飛び込まず、しっかりゴールを固めて、奪ったらすばやく切り替えて攻撃へ。外野も含めて休む選手を作らせない。どの選手も常に気を抜けないトレーニングが続いていました。

現在、U-18からトップチームの練習に参加している、茨田選手と川浪選手が、U-18日本代表に選出されました。5日から仙台へ向かい、「仙台カップ」で各国U-18代表チームと戦います。フランス、ブラジル、韓国と世界のトップクラスと戦える貴重な機会。ケガなく、大きな成長と経験をつかんで帰ってきてくれるよう祈っています。
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最後に、、、ゲームトレで田中選手は利き足とは逆の右足でも、得意の左足でもゴール連発。戦術的な途中交代が続いていますが、やはり好調。早くJ初ゴールが期待されるそんな背番号41レフティーが、雑誌NUMBERのWEB版のコラムで紹介されています。竹本強化本部長と本人の言葉を交えながらの興味深いレポート。そちらもどうぞご覧下さい!
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