2009年9月27日

ひとつになる

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担当:石本瑞奈

早いもので、9月も今日を入れて残すところあと4日です。開幕してから7ヶ月近くたってしまったのですね。私は今年から広報を担当しているのですが、本当にあっという間に時間が過ぎていった感じがします。

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大分戦を終えて、先発メンバーや遠征に行かなかったメンバーは朝の10時からトレーニングがありました。大分戦のメンバーはリカバーです。フィジカルをやったあと、ゆっくりとしたランニングなどで練習が終わりました。

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出場しなかったメンバーはもう少しハードな負荷をかけたフィジカルメニューを。エドゥーコーチの元気な声が響く中、選手たちは黙々とトレーニングに励んでいました。

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そしてこちらはGK練習。南選手と桐畑選手がサテライトの東京ヴェルディ戦で不在のため、菅野選手一人きりのトレーニングでした。エドゥーコーチを上回る元気な声でキック蹴り続けたシジマールコーチ。あるスタッフが「シジマールコーチのキックはさらに上手くなっているのでは?」と言っていました。

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練習後、杉山選手と昨日の試合について少し話をしました。「しっかり守備をして、攻撃に転じて、最後決めるだけっていうところまできていました。でもその“決めるだけ”というところが一番難しいんですけど」と言ったあと、「もう少しチャンスを作ってあげられれば・・・」とつぶやきました。私はそれを聞いて、こじつけかもしれませんが、チームがまとまっていると思いました。「あとは決めるだけ」という報道が多くて、絶対攻撃陣は責任を感じていると思います。でも、中盤の選手が、「決めるだけと言うのは簡単だけど、こちらももう少しチャンスを作りたい」という見方をしているということは、責任を分け合おう、ということにつながると思います。その瞬間だけをとらえるのではなく、結果にいたった過程を考えて、反省して、次に生かしていく。そうでないと、今度は失点した時にDF陣のせいだけになってしまいます。残り7試合、やっぱり「チーム」がひとつにならないといけない。全員が責任を持ちながら、ひとつにまとまって闘って欲しいと願っているので、杉山選手の言葉は嬉しかったです。

そして、午後3時からはサテライトリーグの東京ヴェルディ戦がありました。現場に行った大重広報からのリポートです。
ヴェルディグラウンドにはネルシーニョ監督も来ていて、まずはクラブハウスへ足を運んでいました。ご存知の通り、監督は1995年にヴェルディを率いてセカンドステージ優勝へと導きました。その時以来のクラブハウス訪問だったそうで、「久々にここに来て鳥肌がたった。当時に比べて建物は古くなっているけれど、施設が増えてすばらしくなっていた」と感慨深げでした。当時のメンバーだった菊池新吉さんや中村忠さんが、挨拶に来ていました。

試合のほうは、すばらしい勝利でした。昨日の夜大分から戻ってきて、今日はサテライトの試合と、ハードなスケジュールになった選手が何人もいますが、みんな勝利のために懸命に頑張っていたました。
試合開始わずか2分で、自陣からおよそ60mのロングシュートを決めた鎌田選手。「狙っていました。慶行さんが隣にいたんで、どうしようかと思ったんですけど、GKが上がっているのが見えたので、思い切ってチャレンジしてみました」まさに慶行選手ばりのロングシュートでした。
そして試合終了間際に勝負を決める3点目をたたきこんだ工藤選手。実は試合前にこんなやりとりがありました。「今日は速報やるんですよね。ゴールを決めたらレインボーで『★★★レイソルゴォーーールッ!!!!★★★』って出るんですよね。あれが出るように頑張ります!」まさに有言実行となりました。
ゴールを決めた選手だけではありません。ベテランの選手たちも、若手も、みんなが頑張って掴んだ勝利でした。

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大重広報の話を聞いて、また新たな競争が始まる予感がしました。次の対戦相手の磐田は強い相手だと思います。けれどもレイソルも負けるわけにはいきません。いえ、勝たなくてはいけません。そのための競争です。いい競争をしながら一週間しっかりトレーニングして、もちろんチームもひとつにまとまって、勝利をめざす。残り7試合、出来る限りのサポートをしていきたいと思っています。