2019年5月31日

明日は岐阜戦

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担当:大重正人

明日から6月に入ります。九州地方は平年並みの早さで梅雨入りしたそうですが、そのまえ一足先に夏が来てしまったような暑さで、特に先週は選手たちもサポーターのみなさんにとっても大変なコンディションでの試合になりました。明日は20度台の中ほどに落ち着きそうですが、それでも熱中症の危険も十分にありますので、どうぞお気を付け下さい。

6月の初戦は、明日土曜日、ホーム日立台でのFC岐阜戦です。岐阜には、レイソルアカデミー出身の2人、ともに大卒ルーキーのDF会津選手とDF柳澤選手が所属しており、2人とも多く出場しています。柳澤選手は柏出身で、日立台から道路ほぼ一直線の旭東小出身、レイソルU-12を経て、八千代松陰、順大からプロへ。昨年はレイソルの練習参加に来ていました。高校までレイソルで過ごした会津選手は、手塚選手、上島選手とともにU-18プレミアイースト優勝メンバーでもあり、筑波大学からプロ入り。去年は関東大学サッカーのパンフレットの取材で、伊東純也選手とも対談しました。ちなみにオレンジのユニフォームは中央大学の大橋選手で、上島選手とチームメイト。今年は湘南でプロ入りしています。

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FC岐阜は、現在最下位ではありますが、レイソルは4月のアウェイ鹿児島戦で同様の相手に黒星を喫して、ネルシーニョ監督は「あの試合を教訓にしなければいけない。だからといって最初から攻め急ぐ必要はなく、一番大切なのは組織的に良い入りして、最後までその組織的な戦いを崩さず戦い抜くことが大事です。ここまで厳しい戦いを強いられている岐阜相手に勝点を落としてしまうと、その勝点を我々がこの先の戦いの中で取り戻すのは非常に厳しくなる。絶対に勝点を収めなければいけないという意味で非常に重要な試合」と険しい表情で語りました。

この試合、レイソルにとっての最も大きな変化は、古賀太陽選手の不在です。彼はU-22日本代表に選ばれ、フランスでのトゥーロン国際大会のためにチームを離れています。第4節から11試合続けて先発、1試合を除いてフル出場を続けています。3バックの左の位置から、ボランチへの展開、前線へのくさび、左サイド前方スペースへのフィード。そのボール供給は、レイソル攻撃の重要な起点でもあります。その不在のなかではありますが、監督は当然、この日のために準備を続けていました。「練習ではもちろん、ルヴァンカップなど公式戦ですべてのフィールド選手を起用し、検証してきた。誰がどの程度できるかという情報はしっかり把握しているし、そこを考慮したうえで選手を選ぶ」。

春のキャンプから、それぞれいろんな特徴を持った選手たちが競い、公式戦のなかでも起用されて、監督の目にいろんな情報がインプットされているはずです。その中から、現在の調子、相手との関係、戦術、いろんな要素を加味しながら、明日のピッチに送り込むことになります。誰が先発のピッチに立ち、どんなプレーを見せてくれるのか、本当に楽しみです。

明日は「ヨネックスサンクスデー」。長年ウェアサプライをいただいているYONEXさんが、サポーターのみなさまにむけて数々のイベントなどをご準備いただいています。
https://www.reysol.co.jp/news/event/032131.html
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https://www.reysol.co.jp/news/goods/032178.html

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また、我孫子市さんとヨネックスさんによるこんなコラボも。
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マスコットの「手賀沼のうなきちさん」が、ヨネックスのユニフォームを特注して、明日応援に駆けつけてくれることになりました。ホームタウンの自治体とサプライヤーとのコラボによる新しい応援、本当にありがとうございます。明日はヨネックスブースにうなきちさんが登場しますよー

そのほかにも、初めてのイベントとなる「ポストカードワークショップ」「フェイスペイントガチャ(ヨネックスバージョンあります)」、恒例の芝広場やアソシエイツ向けイベントも多数実施します。チケットは全席種販売しますので、前売販売や日立台公園の当日券売り場などでお買い求めください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0601

2019年5月26日

大宮戦

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担当:大重正人

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大会や出場選手は異なるものの、2試合続けての1-1ドロー。2試合とも前半に先制点を挙げる理想的な展開に持ち込むも、追加点を決めるチャンスを逃し、そして同点に追い付かれるという試合。31.8度の酷暑のなか、両チームともハードワークを続けた、好ゲームともいえる内容ではありましたが、3ポイントリードしていて、引き分けでも良しとできる相手と、勝たなければいけない我々とでは立場が違います。勝てたはずのゲームをまた勝ち切れず、水戸、大宮と続いた、前半戦の大きな山場で差を広げられるという最悪の状態は免れたものの、勝ち点2+2を取り逃す結果に終わってしまいました。

「立ち上がりは、もろにプレッシャーを受けてしまい、我々のパスミスからカウンターを許した」。今日は両チームとも3-4-2-1のミラーゲームとなり、対面する相手に激しくアタックする両チームの1対1、攻防が非常に白熱しました。大宮の攻撃から守備への切り替えが早く、レイソルは自陣でボールを失う危険な場面を作られました。

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しかし徐々に修正が効果を示して、レイソルも激しい守備からボールを奪い、そして敵陣へと攻め込みます。前半28分でした。上島選手、小池選手と自陣で激しいボールチェックで敵陣へ運ぶと、左サイドでボールを奪い返した瀬川選手の守備から、中央の小林選手へ。ペナルティーエリアでオルンガ選手とクリスティアーノ選手が機をうかがっているところ、足元へしっかりくさびを入れます。ダイレクトパスでこじあけようとするところ、最後はミカが長い足を使ってボールを懐へ引き込むと、得意の左足を一閃!!今日の大一番に向けて試合前からいつも以上の応援を贈ってくれていたサポーターのもとへゴールを届けました。

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1-0でリードして迎えた後半。立ち上がり5分のクリスのフリーキック、絶好の弾道でしたがクロスバーにヒット。そして大宮の高木監督が投入したフアンマ選手が流れを変えました。188cmの身長、そして90kgという高さとパワーを備えたタワーFWをめがけ、シンプルにボールをけりこんできます。レイソルの3バックも体をぶつけ、足をのばし、剛柔使いこなしながら跳ね返していたものの、投入から14分後の後半21分でした。相手ゴールキックからのロングボール、染谷選手が競ったこぼれ球に、上島選手、古賀選手とそれぞれアタックできるチャンスがありましたが跳ね返しきれず、あの至近距離のシュートは中村選手でもやはり難しく同点に。相手のゴールキック1本といってもいい攻撃、非常にもったいない、悔いの残る失点になってしまいました。

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「得点が取れているのにそこを守り切れなかったというのは自分たち(守備)の責任だと思う。1-0で勝てるチームというのは強いと思う。自分たちが上手く守れていたら勝てた試合だった。フアンマ選手はやはり力強かったし、結果的に彼に得点を許してしまったので、そういった力強い選手が出てきた中で自分たちがもっと力強く跳ね返せなかったことが課題」。頭部を裂傷しながら奮闘した上島選手でしたが、結果が伴わず悔しい戦後となりました。

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15試合を終えて、6勝6分3敗。失点8という守備の安定はあるものの、得点は12にとどまっています。2点差以上ついたのはヴェルディ戦と長崎戦のみで、あとは同点かすべて1点差のゲームばかりです。一時期のロングボールやクロスを繰り返す攻撃ばかりでなく、ビルドアップから敵陣へ攻め入り、3トップがワイドに開きすぎず、今日の様に中央のエリアで距離を縮めてくさびをいれていく攻撃も増えました。そこでやはり1点ではなく、2点目3点目を追加しなければ、勝ち点3を確実に繰り返し得ることは難しい。改善から、さらに進化へ。今日は高橋選手がレイソルのリーグ戦で初出場し、村田選手や山崎選手が復帰すれば、また違う攻撃の色を出せるはずです。我慢と辛抱ばかりで申し訳ございませんが、また6月からも引き続きの応援をよろしくお願いいたします。来週は6月1日土曜日、ホームでのFC岐阜戦です。

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2019年5月25日

明日は大宮戦

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担当:大重正人

このまえゴールデンウイークが終わったばかりだと思っていたら、強烈な雨を経て、今度は真夏のような暑さがやってきてしまいました。清水は31.5度、京都はなんと34.5度など、尋常ではない気温のなかでJリーグが行われています。明日の柏の予報は33度。急な気温の上昇で身体が夏の暑さに慣れていないでしょうし、高齢の方やお子さんだけでなく、すべてのみなさまにおかれまして、くれぐれも熱中症にはご注意ください。水筒や600ml以下のペットボトルの持ち込みも可能ですので、スポーツドリンクや経口補水液など必要に応じてご持参ください。

そんな今日、日立台の人工芝グラウンドではU-18チームの大事な公式戦がおこなわれました。夏のビッグタイトル、クラブユース選手権の関東予選。上位11チームが全国大会に出場できるレギュレーションで、今日がラウンド16。つまり今日勝てばベスト8決定=全国出場決定。その相手は、同じ千葉県内のライバル、ジェフ千葉でした。市立船橋高校を長らく率いた浅岡監督がジェフの監督に転身し、大きな注目を集めています。強力なチームと当たることになってしまいました。

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ただレイソルも目下、プレミアリーグイーストで6試合を終えて、青森山田に続く2位と好調。エースナンバー9を背負う奥田選手と、トップチームでも出場している細谷選手の2トップがともに4得点で、ゴールランクトップを争っています。今日は前半にセットプレーから先制したレイソルが、後半開始早々に追加点を決めて、2-0。しかしジェフも右サイドの突破から1点を返し、後半最後まで本当に息の抜けない好ゲームとなりましたが、守備陣がしっかりゴールを守り切り、全国大会への切符をつかみました。

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この試合には、ネルシーニョ監督以下、井原ヘッドや栗澤コーチも視察に訪れ、細谷選手とともにトップ登録されている鵜木選手らのプレーを最後まで見届けました。最終ラインから中盤までレイソル伝統のビルドアップはもちろん、2トップのスピードとパワーを生かしたカウンター、そしてこの暑さの中でもしっかりプレスを怠らず、ハードにプレーし続けました。このあとも準々決勝からのトーナメント、さらにはプレミア、クラブユース全国大会へと大きな試合が目白押し。U-18チームのプレー、成長が本当に楽しみです!!

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トップチームは、明日ホームでの大宮戦です。勝ち点は3ポイント差。勝利で追いつけるビッグマッチ、なんとしても勝ち点3を奪い獲りたいビッグマッチです。大宮はここ10試合無敗が続いており、スタートダッシュの出遅れを完全に取り戻しています。今季からチームを率いる高木琢也監督、長崎時代同様に3バックをベースに、堅く安定した守備を築きながら、フアンマ選手、大前選手というJ2屈指のアタッカーがゴールへ迫り、そしてレイソル出身の茨田選手も2シャドーの一角として出場を続けています。

ネルシーニョ監督は「大宮は、ここにきて勝ちが続いて、良いシーズンを過ごしている。我々にとっては(水戸戦につづき)もう一度直接対決になるわけで、絶対に叩かないといけない相手。この試合で勝点を取るということが、我々の今シーズンの一つの大きな通過点になると思っている。システムは基本3−4−3だが、自陣での守備では5−4−1に形を変える。我々とも非常によく似たチーム」と分析。同じようなシステムで戦うとなれば、やはり1対1の局面で相手をいかにはがせるか、そして堅い守りをどちらが崩すかという試合になるでしょう。暑さもあって非常に我慢を強いられる試合が予想されますが、なんとか90分間、11人+ベンチメンバーで1点でも多く相手を上回り、日立台に歓喜をもたらしてほしいと願います。

明日は、ビジター側のチケットがすべて完売です。ホーム側はいつもの試合に比べても多くの枚数が発券されていますが、完売はAR席、MR席が残り少なくなっている状態で、その他席種はまだ残席があります。ぜひ満員のスタジアムにして、このビッグマッチを戦う選手たちへの後押しをどうかよろしくお願いいたします。グッズ販売やフード、イベントなどのお知らせはこちらからご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0526

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2019年5月22日

ルヴァン仙台戦

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担当:大重正人

1-1。内容からすれば妥当なスコアかもしれませんが、でも先制し、試合の残り2割ほどまでリードしていただけに、今日のこの状況の試合に駆けつけてくれたみなさんに勝利を届けられていたら。選手たちの頑張りがとてもよく見えていただけに、あとは勝利さえあえば何よりだった、という口惜しい結果でした。

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ただネルシーニョ監督が「前半からとてもインテンシティーの高いゲームができていた」と評したように、攻守ともに積極的でいい試合の入りができました。今日、プロ初先発だった杉井颯選手のアグレッシブさが目立ちました。「最初のプレーでかぶってしまって。石原さんがうまかった」と出鼻を挫かれかけましたが、そこで折れないのが彼のメンタリティーの良さ。ビルドアップ、裏へのフィード、斜めへのくさびなど、同じ左サイドに並んだ手塚選手、宮本選手とアカデミー出身のレフティーたちと共鳴。2トップの瀬川選手、ガブリエル選手との連携もよく、その流れのまま、前半26分に瀬川選手の強烈な左足シュートがゴールネットを射抜きました。

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「あの前に2.3回ミドルシュートを打っていたので、切り返したら絶対に抜けるというコースは見えていたのでイメージ通りのゴールだった」。大きなガッツポーズがこの試合への意欲、絶対に結果を残すという気概を示していました。そして久しく遠ざかっていたゴールの喜びがそうさせたのでしょう。ただ結果論ですが、瀬川選手自身も「あとは1本ポストに当ててしまっているので、こういった展開になってしまうのならばやはり1点決めなければならないと思う。勝たせる選手になるには複数得点取らなきゃいけない」と、まだまだ当然満足はできないという思いを残した試合にもなったはずです。

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後半途中からは、杉井選手と同じルーキーの山田雄士選手のプロデビューのピッチに立ちました。「自分が思い切ってやればできるかなという気持ちで入った。今日はJ1のチームが相手で、プレッシャーのかけ方だったり、一歩寄せるところや体の当て方はJ2より速いし強いので、今日デビュー戦をそういった相手とできてよかった。日立台でのデビューは、ピッチに入ったらすごく声援が頭の中に入ってきて、こういう感じなんだ、という感覚を初めて知れた。もっと応援されるような選手になれるように頑張りたい」

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杉井選手も「足をつってしまった。練習から全力を出していたけど、それがまだまだだったということもわかりました」と、この公式戦のピッチに立って初めて体感すること、経験できたこと、ひとつひとつが若い選手にとってこれからの糧になるものです。今日でルヴァンカップ6試合が終わり、ここからはリーグ戦に全神経を集中し、戦っていける状況になります。改めて33人の選手でトレーニングから全力で競争し、高め合いながら試合に臨み、ひとつの勝利を次の勝利へつなげていく。そういうリーグ戦にしていかなければなりません。次の日曜は大宮戦、今季を占うビッグマッチに向けて、また明日から戦いが始まります。

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2019年5月21日

雄太おかえり&明日はルヴァン仙台戦

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担当:大重正人

昨日のことですが、非公開のトレーニングを見守っているとき、布部GMら強化部スタッフと話している見知らぬ人がいて誰か仲介人の方とかかな、、、と思っていたら

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「ご無沙汰してます!」。遠目からは見た目変わりすぎてて分からなかったです汗。笑顔で近寄ってきて握手してくれたのは中山雄太選手でした。オランダでのリーグ戦を終えて帰国、さっそく日立台に元気な姿を見せてくれました。昨年のシーズンオフから、いろいろな手続きをする間もなくオランダへ渡っていたそうで、ここ数日はその対応で忙しくしていたそうです。

オランダのズヴォレというクラブは今季13位。チームを率いていたのは、ヤープ・スタム監督、1990年代から2000年代にかけて活躍したオランダ代表の名選手でした。「僕が生まれたのが1997年なんで、選手時代の凄さはあまりわからなくて(笑)。見た目は少し怖いんですが、でも実際はすごく優しい方で、やっているサッカーもオランダっぽいというか、ボールを保持しようとするサッカーで、このレイソルでやってきたことを生かせたので、すごく入りやすかったです」。

「日本で英語を勉強してましたが、選手のほとんどがオランダ人なので、プレー中はオランダ語だけ。なのでサッカーに関するオランダ語は覚えました。ただみんな英語も話せるので、プレー以外のときは英語で会話してましたよ」。そして「先発は最後の2試合だけでしたけど」と当然悔しい思いもあったでしょう。ただ、たった5か月とはいえ、海外挑戦でまた雰囲気が大人びたようにも感じました。一部報道では、6月の代表戦に選ばれるのではという話もありますが、今週その発表がありますので、楽しみに待ちたいと思います。

明日から「日立台3連戦」のスタートです。まずはルヴァンカップの第6戦、ベガルタ仙台戦です。前節の鳥栖戦に勝っていれば、プレーオフ進出への可能性を残して迎えることができましたがとても残念ではあります。ただ「リーグ戦で出場機会の少ない選手たちがこのカップ戦で試合経験を積み、それを検証してきた」というネルシーニョ監督は、リーグ戦とカップ戦のタイトなスケジュールのなかで「2つのチーム」をつくり、最大目標であるJ1昇格に向けての個人育成、チーム構築を進めてきました。事実、古賀選手、上島選手はルヴァンからリーグ戦へとステップアップしています。このルヴァンで先へ進む道は絶たれましたが、それでもただの消化試合にしてはいけませんし、個人でもチームでも成果のある試合にしなければいけません。

このような状況で、しかも平日ナイトゲームにもかかわらず、チケットをお買い求めいただき本当にありがとうございます。スタジアムとなりの野球場での「ルヴァンカップキッズイレブン」をはじめ、ワークショップの「あそぼーたん」、ファンクラブ・アソシエイツ会員様向けには、先着制ですがレイくんとの写真撮影会、クラブバス内覧会、そしてくじ引きでの「サポートキッズ参加」のチャンスもあります。スタジアムフードや中村航輔選手のグローブが手に入れられるかもしれない「チャリティーオークション」もぜひご参加ください。またハーフタイムからは、日立台当日券売場でチケット半額になりますので、こちらもぜひご利用いただければと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0522

2019年5月19日

水戸戦

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担当:大重正人

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今日の水戸、ケーズデンキスタジアムは、まるで日立台のようでした。ゴール裏やバックスタンドのビジターエリアにとどまらず、メインスタンドのほぼ半分がイエローに染まり、約1500人のサポーターのみなさんが駆けつけてくださいました。メインスタンドからも応援の歌に合わせて手拍子が起こり、本当に心強い後押しをいただきながらの90分間でした。現在2位の水戸を相手に、試合の多くを優位に進めたのは間違いありませんし、シュート数は14対6、特に後半は12対3と圧倒したにもかかわらず、今日もノーゴール。今季4試合目のスコアレスドロー、13試合中9試合で無失点に抑えているだけに、1点さえ取れれば、というところで今日も悔しい歯痒い結果に終わりました。

「終始ペースを握りながらも得点を奪いきることができなかった。今日の試合に関してはそれが全てだと思う」。ネルシーニョ監督の険しい表情がすべてを表していました。今日はとても風の強い日で、タフなコンディションでした。日立台と水戸のJリーグ公式映像制作局は同じで、スタッフの方に教えていただいたのですが「ここは前半と後半で風向きが変わったりするんですよ。前半も後半も風下になったりということもあるんです」。

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今日のキックオフのエンドが入れ替わったのもそうした思惑があったかもしれません。いずれにせよ、ロングボールからの五分五分の局面を狙ってくる相手に対し、レイソルのDFラインは非常に難しい対応を迫られ、時にはクリアが押し戻されたりということもありました。ただ2次の競り合い、またセカンドボールの局面で、ヒシャルジソン&小林のボランチコンビを中心にハードに戦い、その甲斐あってか、主導権を握って試合を続けることができました。

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特に立ち上がりは選手間の距離を保ち、ダイレクトプレーやビルドアップからの侵攻がスムーズで、その点も最近の試合の中でもとてもいいテンポで試合ができていたように思います。あとはラストパスやクロスの精度、ペナルティエリアでのポジショニングや動き出し、連携の質がまだまだ得点を量産するまでに至っていない。コーナーキックも後半だけで8回もチャンスがありましたが、こちらも決めきることができませんでした。

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ネルシーニョ監督の上位との差を縮めるチャンスとして、並々ならぬ思いを選手たちに伝え、この試合に臨みました。これ以上離されてはいけない状況で、他チームの結果もみれば、なんとか現状維持の結果は得られました。ただ、このままでは追いつくことができません。安定した守備の上に、攻撃力得点力を上乗せしなければなりません。来週日曜日、3ポイント差の大宮アルディージャ戦にて、今日の分も取り返すような試合を、ホームのサポーターの皆さんの前で見せてほしいと思います。トンネルからまだ抜け出せていない状況ではありますが、何とか引き続きのご声援をお願いいたします。今日も力強い応援、本当にありがとうございました。

2019年5月17日

日曜は水戸戦

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担当:笹原麻央

今日5月17日は、杉井颯選手と山田雄士選手の19歳の誕生日でした。同じ年の同じ日に生まれ、同じ柏レイソルアカデミーに入団、ともにトップチームに昇格。そんな運命的な2人の誕生日を、練習後にミカのバースデーソングでお祝いしました。

そして、本日発表しましたように、古賀太陽選手がU-22日本代表に選出されました。古賀選手は5月28日(火)から代表チームに合流し、6月1日(土)に開幕する、第47回トゥーロン国際大会2019に参加することとなります。グループステージのスケジュールは以下の通りです。※NHK-BS1で生中継されます
■第1戦:
vsイングランド代表 @STADE DE LATTRE
6月1日(土)15:05キックオフ(日本時間22:05)
■第2戦:
vsチリ代表 @STADE D'HONNEUR
6月4日(火)16:05キックオフ(日本時間23:05)
■第3戦:
vsポルトガル代表 @STADE PARSEMAIN
6月7日(金)17:05キックオフ(日本時間24:05)

今回の招集にあたっての古賀選手のコメントです。
「去年1月以来、代表から遠ざかっていましたが、日本代表は常に意識してきましたし、まずはクラブで試合に出続けること、試合で活躍することにこだわってプレーしてきたので、その結果を評価してもらえたことをとても嬉しく思います。ただ、今回選ばれたことに満足せず、この大会でしっかりアピールして、オリンピックに繋がるようなプレーを継続して見せられるように頑張っていきたいです」

また、先日TBSより「スパサカ Road to TOKYO2020」の取材も行われました。

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東京五輪世代として注目を浴びる古賀選手。その様子はスーパーサッカーTwitterで近日公開予定です。是非ご覧ください。古賀選手は5月26日(日)の大宮戦を最後にチームを離れ、代表へ合流します。その間もリーグ戦は続きますが、代表を通してまた一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれることを期待したいです。柏から世界へ。頑張れ、柏の太陽!

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先日、千葉県のイベント情報誌「月刊ぐるっと千葉」の菊池大介選手への取材が行われました。
チームは先日の徳島戦で、リーグ戦6試合ぶりの勝利。苦しい状況が続いていましたが、J2をよく知る菊池選手はその期間を「優勝するためには必要な期間」と表現しました。
「勝つことはやはり難しいと再認識したし、勝ってこんなにも雰囲気が変わるんだと思った。勝った次の試合が本当に大事だし、波に乗っているチームを倒すことでチームも波に乗れると思うので、自分たちはチャレンジャーの気持ちでぶつかっていきたい」。水戸戦への意気込みもそのように述べてくれました。

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自分のやってきたことの甘さを突き付けられ、自分が変わるきっかけとなったという湘南ユースへの入団。今のレイソルでの自分の役割。プロとして大事にしていること、サポーターに見てもらいたい点など、菊池選手のサッカーキャリアが丸ごと見られるようなそんな盛りだくさんな内容になっています。発売は6月21日(金)です。是非お買い求め下さい。

明後日はアウェイで水戸ホーリーホック戦。水戸は現在7勝1敗5分で2位。13試合で5失点と、現在リーグ最少失点の堅い守備をなんとかこじ開けなければいけません。
そして、水戸にはレイソル育成組織出身の白井永地選手も在籍しています。レイソルU-18から2014年に水戸ホーリーホックへ加入。今年で6年目となるシーズン、先発に名を連ね出場を続けています。

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昨日の囲み取材でのネルシーニョ監督のコメントです。
「(水戸は)今シーズン非常に良いシーズンを過ごしているチームで、4-4-2を基本としながらコンパクトな守備のラインを引いて、ボールを奪ってから縦に速く攻撃を仕掛けてくるという印象。
どの試合も間違いなく大切な試合になるのはこれから先変わらないけれども、水戸戦は、一つは勝ち点3を積み上げるということ、そしてその勝ち点3を積み上げることによって上位にいるチームとの勝ち点を縮める。そういった位置づけの試合になるので、非常に大事な試合になる。
どのチームも、勝てない時というのは勝ちに急ぐあまり焦りだとか不安というものを拭いきれずに次の試合に行くというサイクルに陥ってしまうけれど、徳島戦をきちっと勝って終われたというのはそういった意味でまず選手たちの焦りというものが少しでも緩和されるのではないかと思う。選手たちが自信を持って取り組むということが次の試合を戦ううえで非常に大事になってくる。水戸とは上位直接対決になるので、そういった意味でも、前節勝ったことでその勢い、敵地に乗り込んで選手たちがきちっと戦えるような精神的な部分は良い準備ができているのではないかと思う」。

水戸戦が終わると、5月22日(水)ルヴァンカップ仙台戦、5月26日(日)大宮戦、6月1日(土)岐阜戦とホームでの3連戦となります。ルヴァンカップは先日の鳥栖戦の結果から、グループステージ敗退が決まってしまいました。しかし仙台戦への選手たちのモチベーションは非常に高く、まだどのようなメンバーで戦うかはわかりませんが、選手たちにとってチャンスの場であることは間違いありません。ルヴァンカップからリーグ戦のメンバーに食い込んでくる選手が現れればチームにとっても非常に良い刺激になりますし、選手たちもそういった競争の意識を持ちながら日々トレーニングに励んでいます。大宮戦は、ビジター自由席・指定席共に完売となりました。ホーム側はまだまだ残席がございます。是非ホーム側も黄色で埋め尽くし、満員のスタジアムで選手たちの後押しをしていただければと思います。
一般販売はもちろん、アソシエイツ限定のお得な企画チケットも販売しております。ご家族やご友人をお誘いの上、是非スタジアムにご来場ください。柏レイソルへの声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.reysol.co.jp/news/ticket/031949.html
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/031952.html

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2019年5月12日

徳島戦

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担当:大重正人

後半アディショナルタイムに入って3分以上経っていたでしょうか。徳島の最後の猛攻を受け、ペナルティーエリアに攻守選手が殺到しました。相手のシュートを染谷選手がヘディングで跳ね返し、そのこぼれ球に足を延ばしたバイス選手のシュートがゴールマウスのわずか上に外れた瞬間、中村航輔選手が渾身のガッツポーズを繰り返しました。シュートを直接止めたわけではなかったですが、チーム全体でこの1点を守り切る、今日は絶対に勝つ、そういう勝利への執念が強烈にあらわれていました。航輔だけでなく、チーム全員の気持ちがそうでしたし、だからこそのリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にできたと思います。

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きょうもこれまで同様の3バック。そこを起点にビルドアップしていくスタイルは変わりありませんでしたが、江坂選手や上島選手のコメントにもあったように、相手が狙ってくるところを見定めて、その逆を突くような落ち着きや臨機応変なプレーもありました。「鳥栖戦でも縦パスがすごく入っていて、それをすごく意識付けていたけれど、(パスが)入った後の圧縮がすごくされていたのでそこに無理につけるよりかはシンプルにクリス(クリスティアーノ)やミカを走らせた方がいいかなという考えでやっていた」(上島選手)

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先制点はその狙いどおりの形からでした。上島選手から左サイドの裏のスペースへボールを送り、オルンガ選手がボールキープ。それに合わせて裏へ走りこんだクリスティアーノ選手へ流し込むと、自らはゴール前へ。そこへクリスから柔らかなクロスが入り、いったんブロックされたボールにいち早く反応して、利き足とは逆の右足で豪快にけりこみました。「今日の試合は、立ち上がりから勢いがあって、前線の3人の選手がシャープな感じで攻撃的なサッカーができ、自身も得点機をいくつかつくることができた。全体的に相手にサッカーをさせないプレッシャーをかけることができた。自分とクリスのコンビネーションで、最初のヘディングは弾かれたが、そのこぼれに反応して上手く決めることができた。」

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ただ前半から徳島が見せていたパスサッカーは、とてもチーム内で浸透、成熟していて、本当に見事というよりほかないクオリティの高さが終始ありました。前からプレスに行ったボールを、3人4人が適度な距離感、ポジションをとって、少ないタッチで狭い局面を打開されてしまう場面が増えます。途中出場の狩野健太選手も彼らしいボールタッチや柔らかなパスで元気な姿を見せてくれました。運動量はどうしても落ちてくる終盤戦、そこでしっかり自陣のスペースを埋めるように体制を整えます。

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前がかりになる相手サイドバックの裏へのクリアから決定的なカウンターチャンスもありました。あの場面は、これから上位を狙っていく以上、前線の選手たちの力ならば決めなければいけないシーンで、相手の息の根を止めるところまで突き詰めていかないといけません。ただ、前線の選手も自分たちのピンチには全力で帰陣していましたし、そこは攻守関係なく、全員の力でこの1-0という難しい試合を獲ることができたと思います。

この一勝に満足している選手はいません。ここから勝利をめざし、トレーニングを積んで、そしてよりよい試合を続けなければいけません。続くリーグ戦は、水戸、大宮と上位を走るチームとの直接対決です。今季を占うビッグマッチになります。今日のように引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。今日もありがとうございました!

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2019年5月11日

明日は徳島戦

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担当:大重正人

アウェイでの鳥栖戦から中3日。リーグ戦に戻り、明日はホームでの徳島ヴォルティス戦です。鹿児島、鳥栖と続けて出場しているメンバーにとってはタイトな日程ではありますが、勝ちきれない試合が続く現状をなんとか打開しようと、非常にハードに戦ってきたサガン相手に一歩も引かず、よく戦い抜いた90分間だったと思います。

「選手が戦う姿勢や、今まで選手に求めてきたことをよくやろうとしてくれた。リーグ戦でも同じように、前からの守備、プレッシャー、前線での動き出しなど、あの高いインテンシティーを続けながらやっていくことがこれから大事になる」。ネルシーニョ監督も選手たちの戦いを称えながらも、これを継続しながらさらなる奮起を求めています。

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徳島は、スペイン人のロドリゲス監督が指揮をとって3年目。元レイソルの狩野健太選手が背番号10を背負い、懐かしい対面が見られるかもしれません。しっかりとビルドアップから攻撃を作っていくスタイルで、相手を引き込んで守りを固めるというよりも「後ろから選手が湧き出てくる(染谷選手)」という攻撃的な姿勢が目立ちます。

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レイソルが前から相手を捕まえにいったとして、もし剥がされてしまった場合でも、そこからさらに帰陣して相手を離さないという繰り返しの守備、マークの受け渡しが欠かせないところです。そして何よりゴールを奪うところ。ここまで取り組んできた課題に対して、ホームのサポーターの前に結果として示さなければいけません。

明日は母の日ですね。ご家族連れでスタジアムにお越しいただく方におかれましては、フードエリアでスイーツをごちそうしたり、レイソルのグッズをプレゼントしたり、芝広場の塗りえコーナーで日頃の感謝の気持ちを伝える場にしていただけたら、とても嬉しいことです。選手にとっても育ててくれたお母さんに勝利をプレゼントして、ぜひ最高の親孝行の一日にしてほしいと願うばかりです。

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ららぽーと柏の葉エキサイトマッチや、アソシエイツ入会・ご紹介キャンペーン(6/22千葉戦での選手サイン会に参加できます)なども実施いたします。勝利から遠ざかり、残念な思いでスタジアムを後にされる試合が続いていて大変心苦しく思いますが、なんとか皆さんのご声援の力、後押しで選手たちをサポートしてください!スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。チケット販売やイベントのお知らせはこちらからご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0512

2019年5月 9日

鳥栖戦

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担当:大重正人

先週の鹿児島戦で逆転負けを喫し、「我々は勝ち方を知らなかった」と振り返ったネルシーニョ監督。ここまでリーグ戦とカップ戦のメンバーを分けて戦ってきましたが、この鳥栖戦にむけて選手たちの奮起を促すべく、鹿児島戦のメンバーほとんどを起用しました。J1復帰という最大目標に達するためには、この現状では順位的にもそこに届きませんし、日程が詰まった状況ではありましたが、ここで手を打たねばという決断でした。

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結果から言えば、0-0のスコアレスドロー。課題である得点力不足の改善となるゴールは生まれず、この試合と東京vs仙台の結果により、1試合を残してのグループステージ敗退が決まりました。ただ、監督の思いを受けた選手たちは90分を通して、とてもハードに戦っていました。良いことではありませんが、最近見られなかった小競り合いの場面もあって、そうした戦う姿勢、ファイティングスピリッツが前面に出ていたからこそのシーンだったと思います。

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攻撃でもトレーニングでやってきたことを試合でも随所に発揮できていました。シンプルに相手の裏を狙う速い攻撃、ビルドアップから丁寧につなぎ、3バックからウイングバックへの正確なフィード、また前線の選手が相手の間にポジションを取ったところを見逃さずくさびのパスを何度も通すなど、速遅長短、バリエーションをもってゴールに迫っていました。ただ「アタッキングサードでの生産性をもっと高めないと」「ラストパスの精度を上げないといけない」など、流れの中でのゴールを生み出すために、いまのやり方のクオリティーをさらに高める作業は必要です。

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ネルシーニョ監督の会見コメントです。「攻守にわたってゲームの序盤から、終始非常に良いテンポでやってくれたゲームだったのではないかと思う。守備から攻撃、ボールを奪ってから前につける、という意識が非常に多く見られましたし、カウンターでもいくつかチャンスを作ったと思う。選手たちは組織的に、献身的にボールを動かすということを最初からあきらめずにやってくれたと思いますし、選手たち一人一人が戦う姿勢を見せてくれた中で、結果こそ出ませんでしたが闘う姿勢や我々がやろうとしていることというのが理想に近い形でできたのではないかと思う」

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次の日曜日、ホームでの徳島戦で、なんとか結果に繋げなければいけません。日立台に駆けつけてくれるサポーターのみなさんに勝利と笑顔を、そしてJ1復帰に向けて期待をいただいてもらえるような内容で、結果を見せてほしいと思います。ゴールデンウイーク明けの平日のナイトゲームにもかかわらず、アウェイ鳥栖にまで応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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2019年5月 7日

明日はルヴァン鳥栖戦

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  • 担当:大重正人

    明日はルヴァンカップの5戦目、アウェイでの鳥栖戦を戦います。このグループステージは4試合を終え、1勝3敗。最終戦にグループ突破の可能性を残すためには、まずこの試合に勝利し、2位のFC東京の結果次第という難しい状況ではあります。ただ、いまの柏レイソルにとって、どんなメンバーで戦おうが「勝つこと」が一番大事なことです。
    勝つために必要なこと、やるべきこと、怠ってはいけないこと。できていたことが、できなくなっていることもあるはずで、そうしたことが重なって今の未勝利の状況が続いていると考えます。

    先日のリーグ戦、鹿児島戦では逆転負けを喫し、ネルシーニョ監督は「我々は勝ち方を知らなかった」と険しい表情で述べましたが、試合前々日の囲み取材でもさらに言及がありました。「言いたかったのは、前半我々が優位に試合を進めたが、決めるところを決めるとか、ラストパスの質などを含めて、前半30分の中で作ったチャンスを仕留めていれば、あれほど苦しい展開にならなかった。ゲームの流れを読むという意味で勝ち方を知らなかったと言いました」。

    さらにこう続けました。「予測というものが全てにおいて重要で、ゲームの流れの中や、ゲーム全体も含めての予測がうまくできるから良い判断ができる。そういう意味では鹿児島戦は予測が有効的ではなく、シュートを打つタイミングでクロスを上げたり、クロスを上げるタイミングでシュートを打ったりしていた。その予測というものが全てにおいて必要で、これからも選手たちには要求していきたい」

    ゴールが欲しい、勝ちたい、リードされている、早く1点を返したい。そうした焦りが生まれるのは選手として当然のことでしょう。ただそうした苦しい状況での自律や我慢が必要で、そこを乗り越えた先に真の強さや勝者たるものが身につく。だからと言って負けていいとかでは全くなく、チームは1試合1試合勝利のために戦い続けていますし、ひとつの勝利で自信を得て、その勝利を次の勝利に繋げていくことに力を注いでいます。そうしたサイクルの始まりが少しでも早く始まれば、と思うばかりです。

    なかなか勝利から遠ざかっている状況ではありますが、ファンサポーターの方には引き続き温かく熱い応援をいただいており、本当にありがとうございます。ファンクラブ会員も昨年に近い人数の方にご入会をいただいていますが、ぜひ周りの方をお誘いいただき、一人でも多くの方にレイソルを応援してもらえたらと、次の徳島戦と大宮戦で「新規入会・紹介キャンペーン」を実施します。今回のキャンペーンでご入会いただいた方、ご紹介いただいた方には試合当日の選手サイン会にご参加いただけるものです。詳細はこちらからご確認いただき、応援の輪を広げていければと思います。多くの皆様のご入会をお待ちしております。
    https://www.reysol.co.jp/news/fanclub/031998.html

  • 2019年5月 4日

    鹿児島戦

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    担当:大重正人

    「今日は、我々が勝ち方を知らない、そういう試合だった」。ネルシーニョ監督は、試合後のロッカールームで選手たちに非常に強い言葉を伝え、そして会見では試合回顧の一節で冒頭の言葉を述べました。自分たちでつかみかけた勝ち点を、自らで手放してしまった。そういう猛烈な悔しさが厳しい口調にありありと込められていたように思います。そしてそれは、鹿児島まで駆けつけてくださったサポーターのみなさんも同じ気持ちをお持ちだと思います。

    今日は、幸先よく先制点を挙げました。ここまでリーグ戦では3試合プラス87分、無得点が続いていましたが、立ち上がりから主導権を握り、セットプレーのチャンスを続けて掴み、そしてコーナーキックから江坂選手のゴール。「最初の15分間はいい入りができた」と監督が振り返ったように、内容だけでなくゴールという結果も得て、今日こそは!と思える立ち上がりでした。昨日、大谷選手に第2子となる男の子が生まれ、嬉しいセレブレーションができたからこそ、結果論になってしまいますが「今日は絶対に勝とう。勝って喜ぼう」という気持ちをもっともっと強く徹底し共有しなければいけませんでした。

    その後もチャンスを作りながら決めきれず、そして前半終了間際、ラストワンプレーという最悪のタイミングでの失点。しかも我々が食らったダメージ以上に、鹿児島イレブンに大きな大きな希望を与える失点でした。「インターセプトしたところを逆にカットされて、人数は揃っていたけどクロス対応とかにズレができてしまった」と上島選手から反省の言葉がありました。いま我々の引き分けが続いているという現状、そしてようやく得た待望の先制点、その1点のリードをどんなことをしても明け渡してはいけない。そうした思いがもっと強くあれば、ボールを大事につなぐ、外へ蹴り出す、ファウルで止める。プレーに関わったそれぞれの局面でいろんな方法でプレーを止めることもできたはずです。

    今日の鹿児島だけでなく、過去対戦してきたチームは、リスタートを遅らせたり、できうることのすべてを尽くして1ポイントでも獲りたいという執念を感じます。今の我々にそこまでの泥臭さがあるか。勝利やJ1復帰への執念があるのか。4試合勝利のなかったレイソルにとって本当に大きく重く、価値のあったリードを失い、そして試合の流れも失ってしまいました。

    鹿児島のサッカー、昨年まで琉球を率いていた金監督のパスサッカー、ポジショニングやボールを引き出す動きが、徐々にピッチで発揮され、レイソルは焦りや暑さによる消耗もあってか、ボールを奪えず、セカンドボールもキープできなくなっていきます。琉球戦のように「後ろから選手が湧き出てくるような攻撃をしてくるときに対応が遅れてしまっているのはチームとして修正しないといけない」。大谷選手が振り返ります。2失点目は、古賀選手が中央まで相手アタッカーに食らいついたもののそこで潰しきれず、大きく空いたレイソルの左サイドをカウンターで突かれました。「太陽は、中央の拓巳の前まで付いていっている。ある程度ついていくのはチームの約束事だけど、拓巳にマークを受け渡してもいいところかもしれないし、自分のポジションを離れて出て行ったときの対応など、失点シーンに限らずいろんな場面で起こっているので、柔軟にやる必要もある」

    一方で監督は「ここまで、守備陣が何失点したかということを見れば、本当によくやってくれている。前線の選手たちの連携を改善していく必要がある。後ろよりも前の方に改善の余地があるとみている」とも言及しました。獲れるときに獲って、試合を決定づけることができれば、今日の試合も、これまでの試合も結果は変えられたはずです。勝者たるところまでたどり着くにはまだ遠く、さらなる努力が必要だという現状を改めて感じさせられる日々です。いまは改善点を見出し、トレーニングで修復して、試合で結果を出す。そうした目に見える形での成果をサポーターのみなさんに届けてほしいという一心です。来週は水曜にアウェイでのルヴァン鳥栖戦、日曜はホームでの徳島戦です。

    2019年5月 3日

    明日は鹿児島戦

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    担当:大重正人

    平成から令和へ、新しい時代の幕開けです。通常の祝日に加え、皇位継承にともなう休日も重なって、最大11日間のゴールデンウイークという大型連休になりました。最初は天候が崩れる日もありましたが、今日あたりから初夏のような陽気に包まれて、みなさん思い思いたのしい休日をお過ごしでしたら幸いです。

    レイソルの試合は、あす4日土曜日13時から、アウェイでの鹿児島ユナイテッド戦。これが令和初戦となります。キックオフ時刻が早く、試合前日をじっくりと調整、休養に充てられるように、チームは昨日柏を発ち、今日は現地でトレーニングをおこないました。今週は、水曜日に中央学院大学とのトレーニングマッチを、ルヴァンカップに出ているメンバーも実戦を積んでいます。細谷、ガブリエル、オルンガ、田上選手が1点ずつを決めました。

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    そして、もちろんチームの課題である得点力向上について、トレーニングを重ねています。監督は「選手たちにはもう一度トレーニングの中で最後のフィニッシュにこだわって、諦めずにやっていこうと話し。トレーニングのサイクルは今までどおり、映像を見せて、ミーティングで話をして、それを選手たちが実践して修正していく。あくまで点を取ることにこだわらせたい」と良化のための繰り返しの作業を実践するのみです。もちろん、1試合でも1分でも早く、ゴールという結果でサポーターのみなさんの応援に応えてほしい、そう願うばかりです。

    次のホームゲームは、5月12日日曜日、徳島ヴォルティス戦です。ただいま、試合に向けてのアソシエイツ対象イベントの事前応募受付中です。ひさびさに開催する「レディースサッカー教室」では、アカデミーのコーチや試合メンバー外選手数名から、レクチャーを受けたり、一緒にウォームアップやミニゲームなどをおこないます。4月に開催した男性向けの「ジェントルマンサッカー教室」では、今季からアカデミーコーチとしてレイソルに復帰した菅沼実コーチや選手たちが参加。90分とたっぷり楽しんでいただけます。18歳以上女性のアソシエイツ対象で、5月7日までにお申し込みください(参加選手、参加コーチは前回のジェントルマンスクールとは変更の予定です)。定員は10組20名、応募多数の場合は抽選となります。また試合当日のロッカールームに入れる「スタジアムツアー」も合わせて募集中です。ぜひこちらの応募フォームからご参加ください。
    https://reysol.secure.force.com/regist/evententry


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    また当日は『ららぽーと柏の葉リニューアル記念 エキサイトマッチ』として、ご来場先着5,000名様にオリジナルクリアファイルをプレゼント!また、特設ブースでは選手サイン入りレプリカユニフォームはららぽーとお買い物・お食事券等が当たる抽選会も実施します。チケットは引き続きローソンチケットで発売中ですので、ぜひご家族お仲間を誘って、日立台のスタジアムにお越しください!
    https://www.reysol.co.jp/news/event/031890.html