2019年5月26日

大宮戦

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担当:大重正人

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大会や出場選手は異なるものの、2試合続けての1-1ドロー。2試合とも前半に先制点を挙げる理想的な展開に持ち込むも、追加点を決めるチャンスを逃し、そして同点に追い付かれるという試合。31.8度の酷暑のなか、両チームともハードワークを続けた、好ゲームともいえる内容ではありましたが、3ポイントリードしていて、引き分けでも良しとできる相手と、勝たなければいけない我々とでは立場が違います。勝てたはずのゲームをまた勝ち切れず、水戸、大宮と続いた、前半戦の大きな山場で差を広げられるという最悪の状態は免れたものの、勝ち点2+2を取り逃す結果に終わってしまいました。

「立ち上がりは、もろにプレッシャーを受けてしまい、我々のパスミスからカウンターを許した」。今日は両チームとも3-4-2-1のミラーゲームとなり、対面する相手に激しくアタックする両チームの1対1、攻防が非常に白熱しました。大宮の攻撃から守備への切り替えが早く、レイソルは自陣でボールを失う危険な場面を作られました。

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しかし徐々に修正が効果を示して、レイソルも激しい守備からボールを奪い、そして敵陣へと攻め込みます。前半28分でした。上島選手、小池選手と自陣で激しいボールチェックで敵陣へ運ぶと、左サイドでボールを奪い返した瀬川選手の守備から、中央の小林選手へ。ペナルティーエリアでオルンガ選手とクリスティアーノ選手が機をうかがっているところ、足元へしっかりくさびを入れます。ダイレクトパスでこじあけようとするところ、最後はミカが長い足を使ってボールを懐へ引き込むと、得意の左足を一閃!!今日の大一番に向けて試合前からいつも以上の応援を贈ってくれていたサポーターのもとへゴールを届けました。

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1-0でリードして迎えた後半。立ち上がり5分のクリスのフリーキック、絶好の弾道でしたがクロスバーにヒット。そして大宮の高木監督が投入したフアンマ選手が流れを変えました。188cmの身長、そして90kgという高さとパワーを備えたタワーFWをめがけ、シンプルにボールをけりこんできます。レイソルの3バックも体をぶつけ、足をのばし、剛柔使いこなしながら跳ね返していたものの、投入から14分後の後半21分でした。相手ゴールキックからのロングボール、染谷選手が競ったこぼれ球に、上島選手、古賀選手とそれぞれアタックできるチャンスがありましたが跳ね返しきれず、あの至近距離のシュートは中村選手でもやはり難しく同点に。相手のゴールキック1本といってもいい攻撃、非常にもったいない、悔いの残る失点になってしまいました。

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「得点が取れているのにそこを守り切れなかったというのは自分たち(守備)の責任だと思う。1-0で勝てるチームというのは強いと思う。自分たちが上手く守れていたら勝てた試合だった。フアンマ選手はやはり力強かったし、結果的に彼に得点を許してしまったので、そういった力強い選手が出てきた中で自分たちがもっと力強く跳ね返せなかったことが課題」。頭部を裂傷しながら奮闘した上島選手でしたが、結果が伴わず悔しい戦後となりました。

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15試合を終えて、6勝6分3敗。失点8という守備の安定はあるものの、得点は12にとどまっています。2点差以上ついたのはヴェルディ戦と長崎戦のみで、あとは同点かすべて1点差のゲームばかりです。一時期のロングボールやクロスを繰り返す攻撃ばかりでなく、ビルドアップから敵陣へ攻め入り、3トップがワイドに開きすぎず、今日の様に中央のエリアで距離を縮めてくさびをいれていく攻撃も増えました。そこでやはり1点ではなく、2点目3点目を追加しなければ、勝ち点3を確実に繰り返し得ることは難しい。改善から、さらに進化へ。今日は高橋選手がレイソルのリーグ戦で初出場し、村田選手や山崎選手が復帰すれば、また違う攻撃の色を出せるはずです。我慢と辛抱ばかりで申し訳ございませんが、また6月からも引き続きの応援をよろしくお願いいたします。来週は6月1日土曜日、ホームでのFC岐阜戦です。

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