2019年5月 9日

鳥栖戦

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担当:大重正人

先週の鹿児島戦で逆転負けを喫し、「我々は勝ち方を知らなかった」と振り返ったネルシーニョ監督。ここまでリーグ戦とカップ戦のメンバーを分けて戦ってきましたが、この鳥栖戦にむけて選手たちの奮起を促すべく、鹿児島戦のメンバーほとんどを起用しました。J1復帰という最大目標に達するためには、この現状では順位的にもそこに届きませんし、日程が詰まった状況ではありましたが、ここで手を打たねばという決断でした。

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結果から言えば、0-0のスコアレスドロー。課題である得点力不足の改善となるゴールは生まれず、この試合と東京vs仙台の結果により、1試合を残してのグループステージ敗退が決まりました。ただ、監督の思いを受けた選手たちは90分を通して、とてもハードに戦っていました。良いことではありませんが、最近見られなかった小競り合いの場面もあって、そうした戦う姿勢、ファイティングスピリッツが前面に出ていたからこそのシーンだったと思います。

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攻撃でもトレーニングでやってきたことを試合でも随所に発揮できていました。シンプルに相手の裏を狙う速い攻撃、ビルドアップから丁寧につなぎ、3バックからウイングバックへの正確なフィード、また前線の選手が相手の間にポジションを取ったところを見逃さずくさびのパスを何度も通すなど、速遅長短、バリエーションをもってゴールに迫っていました。ただ「アタッキングサードでの生産性をもっと高めないと」「ラストパスの精度を上げないといけない」など、流れの中でのゴールを生み出すために、いまのやり方のクオリティーをさらに高める作業は必要です。

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ネルシーニョ監督の会見コメントです。「攻守にわたってゲームの序盤から、終始非常に良いテンポでやってくれたゲームだったのではないかと思う。守備から攻撃、ボールを奪ってから前につける、という意識が非常に多く見られましたし、カウンターでもいくつかチャンスを作ったと思う。選手たちは組織的に、献身的にボールを動かすということを最初からあきらめずにやってくれたと思いますし、選手たち一人一人が戦う姿勢を見せてくれた中で、結果こそ出ませんでしたが闘う姿勢や我々がやろうとしていることというのが理想に近い形でできたのではないかと思う」

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次の日曜日、ホームでの徳島戦で、なんとか結果に繋げなければいけません。日立台に駆けつけてくれるサポーターのみなさんに勝利と笑顔を、そしてJ1復帰に向けて期待をいただいてもらえるような内容で、結果を見せてほしいと思います。ゴールデンウイーク明けの平日のナイトゲームにもかかわらず、アウェイ鳥栖にまで応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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