更新日:2/7 1:24
本日の担当:種蔵里美
中澤選手のチームを盛り上げる大きな声が響き渡る国分運動公園。18日間と長いキャンプ。めげそうになって元気がなくなりそうな雰囲気も自ら払拭する、チームにとって欠かせない掛け声です。
今日は風が吹かなければ生暖かい空気に包まれるという不思議なお天気の一日でした。午前中は冷たくて強い風が吹き、逆に午後は雨が止むと一気に暖かくなって春のようでした。日々の気温の変化に加えてホテル内は乾燥しますから、油断すると一気に風邪をひきそうです。濡らしたタオルを部屋のなかにぶらさげたり、マスクをして寝たり、湯船にお湯をはったり。選手たちはそれぞれの方法で体調管理に気を遣っています。
今日も午前中はフィジカル、午後はタクティクスの練習を行いました。一部の選手たちは、実は現在3部練習を行っています。夕食のあとにホテル内で筋トレを実施。昨季に膝を痛めた北嶋選手も、膝周りと下半身を中心に筋力を強化しています。筋肉に負荷もかかっているため、今日のランニングはかなりきつそうでした。それでもきちんと、設定タイム通りにこなしていましたが。あさってから練習試合が立て続けに入ってくるスケジュールから、今日が「フィジカル的にピークだと思う」とコメントしている選手もいました。そんな様子を見てか、「じゃんけんで勝ったら1本(ランニングメニューは全部で6本)減らしちゃる」と石崎監督が提案を。気合を入れて挑んだ中澤選手、巌選手が見事勝利し、いずれの組もランニングは5本に減りました。
午後からのタクティクス練習では、縦の幅を狭くしたコートでボールキープ、紅白戦が行われました。まずは縦の幅が全体の1/3のコートで10対10を、続いて縦が全体の2/3のピッチでGKを入れた11対11の紅白戦を実施しました。これまでの練習では横幅も狭く設定されていたのですが、今日は横幅は従来のピッチの幅。「横幅があるんだからワイドに展開しよう」と選手間で声が飛び交っていました。全体をコンパクトに保つなかで守る、という明確な狙いが見えました。
夜、トレーナールームに顔を出すと、高コーチの姿を発見。ちょうど巌選手が治療を受けていたのですが、その脇にある小さなイスに座ってなにやらお話をしていました。選手たちが自然と集まってくるレイソルのトレーナールームですが、この自然体のコミュニケーションがいい雰囲気を醸し出しています。選手たちがピッチ上で楽しそうに個々を表現しているのは、監督はもちろんのこと、コーチ陣、スタッフの力がおおいに働いていると思います。