更新日:3/25 22:26
本日の担当:横井孝佳
勝ちましたよホーリー君に!! 内容はアレですけど、今のレイソルにとっては勝ち点を積み重ねることが何より大事。水戸の時間帯も長く、自分たちのリズムがつくれない中で、最後までよく守り抜きました!! 選手全員を抱きしめてやりたい気分です。実際にやったら気持ち悪がられるだけだからやりませんけど。
ここのところの連戦で、試合後の石さんの表情から満足度がわかるようになってきました。記者会見後、並んで歩きながら試合についての話を聞いたりして。「ようやったんじゃないかな。相手に決定機は作らせていなかったし」と、鳥栖戦のときよりも、評価は高かったようです(逆に言えば、鳥栖戦の後の石さんは完全にブチ切れてました)。
相手も当然レイソルのビデオを観ていますから、プレスをかけられる前に前へ前へと蹴ってくる。ゆえにウチのリズムがつくれない。こういう相手とやる時は大変ですね、と水を向けたら「J2はこういうサッカーばかりやぞ」と笑われました。
それを聞いて、ハタと気づかされたのです、いまさらながらに。石さんは、ものすごく難しいことをやろうとしている。J2のサッカーに適合して、勝ち点を稼ぐだけなら、もっと効率のいいやり方がある。でも、レイソルは全員で守備をして全員で攻める、運動量も気持ちの強さも求められるサッカーをやろうとしている。なぜなら「そのほうが面白いから」、そして「J1に上がったときに通用するチームを作りたいから」。エンターテインメントと育成と結果を、同時に求めているのです。
そして今のところ、結果も出せている。今日の試合後に、山根選手が言っていました。「まだチームとしては全然出来上がっていない。でも結果はついてきている。それに満足せずに、もっとやっていかなければ」と。慢心せず、さらに高みを目指していこうという姿勢が感じられます。
勝利を重ねる度に、いわゆる「勝ちなれ」をしてしまって、つい内容が悪かった、もっと点が欲しかった、と贅沢を言ってしまいがちなのですが、長い目で見守りたいと思いなおした次第です。
ちなみに、本日治療のためにピッチを離れた北嶋選手ですが、鼻骨骨折の疑いがあり、明日検査を受けることになりました。また、今日の試合を回避した大谷選手は、発熱と吐き気などの症状があったとのこと。次節まで1週間ありますから、しっかりと治してほしいところです。
さて、本日も笠松からテキスト実況をお届けしたわけですが。前半の14分過ぎ、突然PCの画面が真っ暗に!!! コンセントを差したつもりが接触不良になっており、バッテリーが上がってしまったのです。目の前ではどんどん試合が過ぎていくし、それを全て覚えてられるわけもないし、パニックに陥りかけましたが、何とか5分ほどで復活しました。冷静に粘り強く対応できたのは、試合前に笠松名物の「粘り丼」を食べておいたおかげでしょうか。その間、実況をご覧いただいている皆様に、もどかしい思いをさせてしまったことと思います。お詫び申し上げます。
全くの余談ですけど、笠松でヘビーローテーションされていた「走れ?は?し?れ?ホーリーホック♪」という歌が脳にこびりついて離れません。一昨年の入替戦、博多の森のオレンジレンジ以来だ…。