2006年3月 2日

更新日:3/2 23:51

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本日の担当:横井孝佳

広報の朝は、新聞全紙に目を通すことから始まります。
まだ人気のない(ひとけ、です)オフィスで新聞を読むと、集中も高まるし、一日の仕事の幕開けにふさわしいものです。ですが。最近とみに思うことがあります。
レイソルの扱いが小さい、否、全く無い! 昨年まであんなにネタを提供したのに、手のひら返しのごとく情報が極端に減っている。第一、昨年までは1日に必ず1人は来ていた番記者さんが、今年は全く来ない。あぁ、J2の洗礼。こんなところに降格の悲哀を感じます。
それは今季、チームのみんなに頑張ってもらって、嫌でも注目を集める存在になればいいとして(『レイソル独走!!』なんて見出しいいですね)、困るのはマッチデープログラム『Vitoria』の名物コラム、「プレスアイ」です。昨年までは番記者さんに持ち回りで書いてもらっていたのですが、今年は書けそうな人が見当たりません。
そこで、開幕戦で発行する『Vitoria』のプレスアイは、“J2太郎”こと江藤高志さんに執筆してもらいました。江藤さんは知る人ぞ知るJ2のスペシャリスト。先月の鹿児島キャンプにも来ていただきましたし、先日のちばぎんカップ、モンテディオとの練習試合も取材していただきました。執筆を打診し、快諾していただいたのですが、今日上がってきた原稿を読んで、大げさに言えば感動しました。なんといいますか、視点の置き所が違う。J2を戦う上での(選手のみならず我々スタッフにとっても、皆さんサポーターにとっても)心構えを説かれた気がします。ちょっと身が引き締まりました。
内容にまで言及するとネタばれになってしまうので、試合当日にVitoriaをお買い求めください、としか申せませんが。ぜひ皆さんにも読んでいただきたい、珠玉のコラムです。Vitoria、100円です(最近宣伝が多いような)。

さて、本日のトレーニングは午前9時半からの一本のみ。紅白戦を行い、土曜日の開幕・湘南戦に向けた調整をしました。フォトギャラでも触れたように、その後攻守に分かれてそれぞれのトレーニングを行って終了。その後、フランサ選手のバースデーパーティ(?)があったわけです。
しかしここでハプニング。主務の拓ちゃんが卵と小麦粉を買ってきたのはいいのですが、主賓のフランサ選手が、練習終了後に真っ先にクラブハウスへ帰ってしまったのです。「おいおいどうすんだよ」と顔を見合わせる選手とスタッフ。そこで、石崎監督自ら芝居を打って、ピッチ上での緊急ミーティングと相成ったわけです。「試合を控えたスタジアムのピッチに、生卵はまずいじゃろ」との判断で、わざわざ野球場に場所を移して。緊急ミーティング、というくらいですから、いかにも怒っているふりをして。役者です。
その結末はフォトギャラをご参考いただくとして、印象的だったのは大谷選手の言葉。「僕が入ってからは、こんなことやったことなかった」と笑いながら言うのです。裏を返せばそれほど、チームの雰囲気がいい。過去がどうこうというわけではありませんが、今はとにかく団結している。
4日に始まるリーグ戦、おそらく一筋縄ではいかない、厳しい戦いが続くでしょう。しかしこのチームであれば、困難に直面しても皆が一丸となって乗越えてくれるに違いない、そう思わせるものがあります。われわれスタッフも全力でサポートしていきます。サポーターの皆さんも、ぜひ温かいご声援で選手たちをサポートしてやってください。
いよいよ開幕。皆さんの応援があれば、彼らは、きっとやってくれると信じています。4日が待ち遠しいですね。