2012年3月 8日

アジア初勝利ならず(3月7日)

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担当:河原 正明

 まずは昨日の広報日記が更新できませんでしたことお詫びいたします。1日遅れですがご拝読ください。

 クラブ初のアジアでのアウェイ戦はほろ苦いものになりました。AFCチャンピオンズリーグH組第1節、ブリーラムユナイテッドvs.柏レイソルの一戦は3?2で敗戦。ヒリヒリする戦いでしたが、残念ながら所詮で勝ち点をあげることができませんでした。

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 試合開始4時間前に会場に到着するとそこにはすでにレイソルイエローを身に着けた集団が集まっていました。酷暑といいますか、気温35度を超える中で日陰も少ない場所で長い時間待っていただきました。一方のホーム側は、昨日ブリーラムスタッフと話していた際には「明日は売り切れだよ」と言われていた割には、開始30分前になっても3割程度のでに本当に満員になるのか疑問でした。しかしキックオフ前にはスタンドの7割程度が埋まり、バックスタンド正面の一体ではブリーラム名物の太鼓に合わせた歌の大応援がスタート。実は昨日の夜に練習をしていたのですが、一糸乱れぬ応援に、サッカーではなくなぜか高校野球の応援を思い出していました。

 その応援団ですが、味方のチャンスになるとかなりのテンションの高さで「オーー!という声や、試合展開に合わせて会場中がそろって曲を歌い選手を鼓舞します。その応援団をバックに、ブリーラムは試合開始からホームの利を生かそうと先制攻撃を仕掛けてきます。
 試合開始10分でした。酒井選手のショルダーチャージがファールの判定。FKのピンチでしたが、「失点シーンはふとしたエアポケットに入ってしまった(増嶋選手)」と話すようにDF陣が陣形を整えようと背中を向けた瞬間にすかさず蹴りこんだボールが直接ネットを揺らします。スタジアム全体がさらに沸き立つようなゴールに、飲み込まれまいとするレイソルイレブン。その後もスリッピーなピッチと暑さ、さらに相手のカウンター攻撃にさらされる時間が続きます。そして38分には、カウンターから持ち上がった相手MFが技ありのループシュート。さすがのスゲも見送るだけしかできずに苦しい2点目を奪われてしまいました。
 
 ハーフタイム、監督は選手の交代と陣形の変更を指示。これが功を奏し、徐々に流れを引き戻します。55分に田中選手のACL初となるゴールを皮切りに、徐々に相手のスキを伺いシュートチャンスを作っていきます。そして64分、酒井選手もコーナーキックから同点弾を頭で決めてくれました。静まるスタジアムに響く「やってやれ」コール。しかし「同点に追いついてすこしマッタリしたかも(安選手)」、相手も交代選手を送り込み攻撃を活性化させると77分「相手はずっと徹底していた(近藤選手)」ワンツー攻撃から崩され強烈なシュートを決められてしまいました。残り時間、後がないレイソルも何度もゴールに迫るも相手ゴールを割ることができませんでした。

 非常に悔しい一戦となりましたが、これで予選敗退となったわけではありません。残り5試合を終えたところで上位2位までに入ることが第一目標です。チームは飛行機で0時過ぎにバンコクに戻り、チェックインを済ませたのが1時近くになりました。明日は朝7時前には集合で、日本へと向かいます。日曜日のJ1開幕戦に向けてしっかりと準備をしていきます。
 最後に遠くタイまで駆けつけてくださいましたサポーターさん、ご声援ありがとうございました。リベンジのチャンスはまだあります。引き続きご声援をよろしくお願いします。

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