2007年7月11日

和歌山キャンプ3日目

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担当:大重正人

今日の和歌山キャンプ、午後の練習から強い雨が。一時的な夕立かなぁと思っていたら、ふたたびどしゃぶりになったりと、不安定な雨模様。それでも熱心で活気のあるトレーニングは変わりません。午前中はフィジカル&ウェイトの2部練習。レイソルキャンプ名物のタイムトライアル走では、ピッチ外周を2回り、これを2分数十秒の設定タイム内で、これを6本!! セット間のインターバル、古邊コーチと谷澤選手が笑いを誘っていました。

夕食後の古邊コーチによれば、谷澤選手が「今日はもう(心が)折れそうだよ…何か言葉かけてよ」と哀願。それを受けてか、スタート後の背中に「ヤーザーワァァァ!!!!」「もっと行け!アゴォォォォ!!」と愛の鞭を叫びます。この効果があってか、6本中、数回グループのトップに。「ヤザワは1本目よりも2本目の方がタイムが良いんだよ」と常人では考えられない持久力。テクニックだけでなくスタミナもすごい谷澤選手でした。

午後のトレーニング前に、監督が選手たちを集めて話をしました。「目的や目標があってトレーニングをしているのだからそこを考えないといけない。甘えや弱音を吐いてはいけない。前半は勝ち点26をとれたけど、後半は目標まであと19点、簡単には取れない。苦しい時こそ励ましあって個人もチームもレベルアップしなければ。」と石さんの喝!が入りました。これで空気がピーンと張り詰め、緊張感のなか練習が始まりました。

今日も個々のレベルアップを目標とした2対2を中心としたメニュー。ディフェンス時の「チャレンジ&カバー」を重点に。ボールに近い選手が積極的に前へ出て、もう一人の選手が良いポジショニングをとってカバーに回る。とにかく攻撃側との間合いを詰めて、ボールを奪いに行こうと、選手たちの動きも激しくなります。今日もチーム対抗、得点を数えながら、競争意識を煽る。そしてゲームの要素を入れて苦しいトレーニングを楽しくやる。石さんのモットーに応えるように、一つのプレーに大きな声がかかり、チームが一喜一憂感情をむき出しにして戦いあう、素晴らしい練習ができたように感じました。

キャンプも3日目を終了。暑さもあって体力的にバテが来ないように、食事もしっかりとらなければなりません。ここは和歌山、紀州梅が名産です。ラジオ「レイソルオーレ」に出演した佐藤由紀彦選手も「梅干しが毎食出てすごくおいしいです」と話していました。ランチではそうめんをお椀に入れようとしていたら、イワオさんが「この梅干し入れるとうまいんだよ」と梅干をひとつ入れてくれました。私も梅干しパワーであと5日間、選手たちの頑張りをしっかり伝えていきたいと思います!!