指宿夏季キャンプ3日目
担当:大重正人
指宿での3日目です。この日は午前の全体練習はオフになりましたが、走り込みやウェイトなど、個々足りていないトレーニングを補充するメニューが課せられました。午前9時からは6人の選手がピッチへ。近藤、太田、工藤、秋野、小林、中村。奇しくもユース組が揃いました。300メートルを1分弱で疾走、全力疾走に近いスピードです。「最初からアゴが上がってた」と工藤選手が苦笑するほど、厳しいメニューでしたが、歯をくいしばってやり抜きました。フェイスブックには動画をアップしています、選手たちの激しい息遣い、見て聞いてみてください!
午後からは、キャンプ初めての実戦トレーニング。いきなりの11対11の紅白戦でした。来週末の日曜日、ナビスコカップのサンフレッチェが迫っています。5月26日のレッズ戦、29日のサンフレッチェ、そして6月末のサンフレッチェとの2試合と「ペトロヴィッチサッカー」との4連戦。特殊なスタイルのサッカーに対して、今回はしっかりと準備をおこなう期間があります。
フィジカル練習を積んで、疲労も少なからずたまっているところでしょうが、球際激しく、ぶつかりあいました。試合後には、大谷キャプテンが中心となって、ああしよう、こうしようと身振り手振りでコミュニケーション。時には激しく互いに要求しあいながら、来る準々決勝に向かって準備しています。
今日は、春季キャンプと同じく、鹿児島県、指宿市の皆様による「レイソル激励式」がおこなわれました。指宿市の豊留市長からは「Jリーグ、アジアチャンピオンズリーグでのレイソルの活躍を指宿市民期待しております」と激励をいただき、いぶすき菜の花レディの久保葵さんからネルシーニョ監督へ花束の贈呈、またかごしま黒豚、フルーツの盛り合わせ、スイカ、鰹節など地元の名産品をいっぱいにいただきました。地元皆様からの温かい歓迎、ホテルスタッフ皆様の毎日の笑顔と手厚いサポートをいただいて、毎日順調にキャンプが進んでいます。
たった今、韓国代表のワールドカップ予選が終わりました。キム チャンス選手が右サイドバックでフル出場、堅い試合になりましたが、攻守ともに安定したプレーで勝利に貢献しました!それにしても、ロングボールをキム シンウク選手に入れて、イ グノ選手がこぼれを狙う。去年のACLでまさにレイソルが押し込まれたプレーが繰り返されていました。また途中出場のイ ドング選手とは2年連続で戦っています。おそらくJリーグ関係者のなかで、レイソルの関係者やサポーターほどに韓国代表のサッカーを身近に感じて観戦したチームはなかったのではないでしょうか。チャンスがレイソルに来てくれて、そしてACLのステージを2年連続して戦っている。チームとしてすばらしい経験を得ていることを改めて感じます。
そしてこの後は日本代表戦。たった2年前、この指宿キャンプからものすごいスピードで階段を駆け上がっていった酒井宏樹選手を、同じ指宿で応援することになるなんて、本当に感慨深いことです。さあ、ブラジルへ向けて、やってやれ!!