2006年4月22日

更新日:4/22 17:53

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本日の担当:横井孝佳

シーズン終了後、今年一年の戦いを振り返ったとき、今日の札幌戦は大きなポイントになるのではないか。そんな予感がしています。いろんな意味で、忘れられない一日になりました。
前半が始まり、「魔の」4分を過ぎて、展開は互角。今日は行けるかなと思った矢先に、最も警戒していたフッキ選手の左足ゴールを許して失点。正直、「今日もダメか…」と思ったことを白状しなければなりません。しかし、選手たちは強い気持ちを持ってくれた。勝ちたいという気持ちを前面に出して戦ってくれた。そしてはるばる駆けつけてくださったサポーターの皆さんも、「またか」なんてそぶりは微塵も見せずに、選手たちを鼓舞する声援を送り続けてくれた。みんなで掴んだ逆転勝利です。山根選手は試合後、「ディエゴもいないし、キタジもいない。出るメンバーで何とかしなきゃいけない。絶対に勝とうと話し合っていた」と。試合の内容は「覚えていない。とにかく疲れた」そうです。
李忠成選手のうれしいプロ初ゴールで同点に追いつき、流れはレイソルに。瀬戸選手が振り返ってくれました。「ドローでいいなんて、誰も思ってなかった。何が何でも勝つんだとみんなで声を掛け合った」。そして、終盤にフッキ選手が退場。速報を打つ私の隣で観戦していた竹本GMがボソッと「この試合、貰おうぜ」と呟いたのです。鳥肌が立ちました。行ける、とレイソルの人間誰もが思った瞬間ではなかったでしょうか。
そして鈴木将太選手の、やはりプロ入り初となるゴールで逆転。自慢のスピード全開で走りぬいてくれました。縦への突破力はさすがだね、と試合後に聞くと「スペースを突けと監督から言われたし、それしか出来ないですからね(笑)」と飄々と答えてくれました。期待されていながらなかなか結果が出せずにいた2人が決めてくれたこと、本当にうれしく思います。

さて、気になる岡山選手の具合ですが、試合後は患部の右ひざをテーピングして、松葉杖で空港へ向かいました。明日検査を行うとのこと。恐らく内側側副じん帯と思われます。「前にもやったところなんやけど、感覚的に前よりは軽い気がする」と本人は語っていました。大事にならないことを願っています。

最も苦しい時期、苦しみながらも掴んだ勝利。「また連勝街道まっしぐらで行こうよ!!」と瀬戸選手。そう、顔を上げて、次節徳島戦も絶対に勝ちましょう!!