グアムキャンプ5日目
担当:大重正人
日曜日に紅白戦が行われたばかりのグアムキャンプですが、今日も紅白戦が行われました。ネルシーニョ監督は「前回は20分2本だったが、今日は25分を2本。セットプレーも入れていく。苦しいときもあると思うが、ちばぎんカップまで練習試合がないし、この紅白戦でしっかりコンディションを上げていこう。ひとつのプレーもおろそかにしないようにやっていこう!」と選手たちを前に説きます。
前回はゴールがありませんでしたが、今日は流れの中からゴールが生まれました。ロボ選手、待望の「初ゴール」でした。ゴール前でくさびのパスをダイレクトではたくと、田中選手との息のあったワンツーでDFライン裏へ抜け出し、GKとの1対1を冷静に流し込みました。またセットプレーの練習からもファーでロボ選手が押し込み、近藤選手のヘディングも決まりました!今年もレアンドロ&ジョルジのセットプレーが大きな得点源となりそうです。
今日は、また日本からレイソルサポにもおなじみの方が到着しました。
「やっと来たの!?」「遅いよ?!」「ウルサイよ?」。選手からは辛辣なあいさつばかりですが、、、(笑)これも日々のご取材への感謝と愛情の裏返しですからね、田中さん!エルゴラッソでのレポートもお楽しみに?
試合後、キタジは「紅白戦のレベルが本当に高い」、またマスの「練習試合より紅白戦の方が緊張する」というコメントからもこの紅白戦の充実ぶりが伝わってきます。キタジはロボのプレーを見て、「自分にないものを持っているよね。去年は工藤のプレーを参考にしたことがあったけど、ロボからも普通なら打てそうもないタイミングでボレーシュートするところとか、学ぶところが多いです」。
そんなFW陣を、マスは「みんなギラギラしてますね!」と評します。もちろん彼もCBのポジション争いの真っ只中です。「日立台ではやっぱり身体が動かなかったけど、グアムは暖かいから、足も高く上がるし身体がよく動く。足元のふんばりも効きます。その分、マメがすごいですけど」と足の裏を見せてくれました。ちょっと痛々しい跡でしたが、彼らしい熱いハートで闘うハードワークの証でもあります。グアムの美しい夕陽を浴びながら、充実のキャンプが送れている4ショットです。ひとりだけ目つきの悪い子がいますね、、、
「写真、一歩遅かったです」とそこへ通りがかったのが藤田優人選手。今日の紅白戦途中から主力組の右サイドバックで初出場しました。左サイドへボールが渡り、ボランチの大谷選手がキープした瞬間、今だ!という完璧なタイミングでサイドチェンジを引き出し、一気にオーバーラップする場面をたくさん作りだしました。「今まで対戦するなかで、他の選手の特徴を見ながらプレーしていましたし、初めての主力組でしたが割とすんなり入ることができたと思います。みんなうまい選手でボールキープできるので、思い切って上がることができました。本当に楽しかったです」とこちらも充実の表情です。
「何よりも増嶋くんの隣でプレーできて嬉しかったです!」。その前を歩いていたマスは「そこまで本気で思ってないですから、コイツ」とうそぶいていましたけど、「増嶋くんは本当にスーパースターですから」とすぐに打ち消します。何を隠そう2人は高校サッカーの超名門出身。マスは市船、フジタは国見。藤田選手にとって同じDFで1歳上の増嶋選手は憧れの存在だったことでしょう。高校サッカーでしのぎを削った2人が、プロになって同じクラブでプレーする。道はどこかでつながっているものなんですね!
明日はまた2部練習。第2グラウンドにて9時、16時スタートです!