2012年2月13日

グアムキャンプ4日目

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担当:大重正人

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「優勝すると違うんですね」キャンプの初練習の日、酒井選手がふっとつぶやきました。レオパレスリゾートさんがご準備いただいた横断幕に「Jリーグチャンピオン」と記されていました。それを見て、選手たちは昨年成し遂げたことの大きさを身をもって感じ、その称号に対する誇りと、またタイトルを勝ち取りたいという思いを強くしたはずです。酒井選手は本日五輪代表に選出されました。15日までグアムでのキャンプに参加し、翌日に日本へ戻ってからシンガポールでの合宿から敵地マレーシアに入ります。日本のプライドを懸けて戦う大一番に臨みます。

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グアムでの3回目の朝を迎えました。昨日は全力の紅白戦を戦った選手たちでしたが、戦士に休息はありません。今日は300m×12本!日立台でも1000m×6本は多く組まれましたが、よりスピードを増したインターバル走です。疲労がたまってきた中、さらに身体を追い込みます。しかしネルシーニョ監督が「みんな厳しいトレーニングを、助け合いながら本当によくやってくれた。みんなに感謝したい」とねぎらいの言葉をかけるほどの奮起。キタジ、マス、タニのツイッターにも「みんなで頑張った!」と自らを褒めてあげたくなるほどのトレーニングでした。

午後は、レイソルサッカーの肝である「キリカエ」のパスゲームから、攻撃側は監督や布部コーチの指導でクロスからのシュート練習。ボランチとオフェンシブMFとサイドバックの連携から、中央に飛び込むFWが飛び込みます。パスを何本もつないでのクロスですから、ひとつひとつのシンプルなプレーもおろそかにできません。自然と集中が高まります。いいプレーには全員から声がかかり、シュートが乱れると監督から「枠へ飛ばそう!」とゲキが飛びます。

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守備陣は井原コーチのもとクロス対応やフィードの個別練習へ。センターバックがペアになり、サイドからのクロスにヘディングでどれだけ遠く高く跳ね返せるか。サイドには井原コーチが構え、単純なクロスもあれば、一度バックパスをしてからのクロスも。CBは2人並んでバックパスがあればすばやくラインを上げます。どちらがボールにアタックし、片方はカバーリングへ。声をかけあいながら、息のあったコンビネーションが必要です。

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写真は近藤選手と那須選手のペア。互いにJで大きな実績を積んできた2人、反復練習でコンビネーションを少しずつ深めていきます。もちろんレギュラーを張ってきた増嶋選手、復帰の渡部選手、急成長のハンジン選手も加わり、2人の枠を5人で争うセンターFWと全く同じシチュエーションの戦いが続いています。明日は午後4時からの一部練習、第2グラウンドでおこないます。