2024年1月24日

指宿キャンプ5日目

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

指宿で5日間が過ぎました。今日は日本全国的に寒波襲来で降雪があったり、交通網の乱れがあったりと、大荒れの日になってしまいました。鹿児島市内は雪が降ったということで驚きでしたが、ここ指宿は昨日から時折雨が降ってくることもありましたが、無事にキャンプメニューを消化できています。

昨日は、チーム始動以来、初めてのトレーニングマッチを行いました。今季からJ2に昇格する鹿児島ユナイテッドFCを相手に、30分×3本のゲームでした。非公開ということでメンバーなどの詳細は控えさせていただきますが、あの天皇杯以来の試合で、選手みんなや新チームがどんなサッカーを見せてくれるんだろうかとやっぱりワクワクしました。試合の中では、選手たちがここ数日取り組んできたプレーに繰り返しトライするシーンがよく見られました。また新加入選手のプレーには自然と目が行きましたし、それぞれがチーム戦術の中で随所に個性を出そうとする意気込みも感じられました。2-1というスコア、勝つという結果はどんな試合でも実になるものですし、1点リードの最終盤で「最後しっかり抑えるぞ!」と選手から声が上がったのも、昨年のことを改善しようとする強い気持ちがあったからこそでしょう。

240124_seki2.jpg

今日は、ルーキーの関根大輝選手に話を聞きました。現在拓殖大学3年、2025シーズンからの加入は内定していたものの、1年前倒しでのプロ入りを決断し、柏レイソルに来てくれました。

「柏でのトレーニングは結構走りが多かったですけど、オフ期間に体作りとか、コンディショニングなどいい準備ができたので、走りのトレーニングで結構アピールできたかなと思います」。日立台2部練習の際には、かなり走力があるところを見せたそうです。「スタミナはなくはないと思ってたんですけど、そこまである方でもないと思ってたんで、でも、結構走れたのでいい自信になりました」

セキは昨春のルヴァンカップ鹿島戦で、大学生ながらレイソルでのデビューをすでに果たしていますし、トレーニングにも参加経験がありました。「やっぱり去年から練習に参加できて、井原さんのやりたいサッカーや、ボールをつなぐ部分など自分に求められることが正確にわかるようになってきました。今年からはレイソルにフル帯同させてもらえるので、選手同士のコミュニケーションもそうですし、今はスムーズに、すごくやりやすくプレーできている感覚はあります」

来年大学4年生の世代で若い選手が多いレイソルには、すっかり溶け込んでいる様子が見られます。「まずマス(升掛)とか、練習参加しているタイセイ(桒田大誠、来季加入内定の中京大3年生)の同期がいます。それに同部屋のヤマくん(山田)とクマくん(熊澤)とハルキ(猿田)くん、その3人と仲良くさせてもらってて。いつもゲームとか、温泉とかも一緒に行ったりして。すごいいい先輩で可愛がってもらってます」

大学から来た選手でもありますし即戦力にならないと、という思いも強くあることでしょう。「やっぱり自分の特徴をもっと出していかないと、スタメンは取れないと思いますし、その上で、まだあと練習試合が2試合あるので、ゴールやアシストなど点に絡めるような結果を求めていけたらと思っています」。

240124seki1.JPG

大学に入り右サイドバックとして飛躍したセキですが、見るからに羨ましいほどの手足の長さと、187cmのサイズもありますし元々はセンターバックが主戦でした。「やっぱり、いろんなポジションをやれた方が自分の幅も広がりますし、目標であるパリオリンピックに行くためにも、何個もポジションができた方がチャンスは広がると思うので、代表をめざしていく上では、両方とも高いクオリティでできるようにやっていきたいと思います」

もちろんレイソルで長くプレーしている選手もいますし、そういった経験ある選手との競争を勝ち抜いてこそ試合出場の芽が出てきます。この大学世代で屈指のDFとして外部からの評価をされていますし、セキがどんなルーキーイヤーを過ごすのか、注目していきたいと思います。

今日は長尺のYouTubeはお休みさせていただきましたが、「ショート」の方で同じく新加入の野田選手のインタビューをアップしましたので、ぜひそちらもご覧ください!