61歳と21歳
担当:大重正人
今日はレイソルにとって、2つの大きなイベントをおこないました。
まず一つ目。今日7月22日は、ネルシーニョ監督61歳の誕生日!まずレイソル担当の記者さんたちが準備いただいて、黄色いバラを17本プレゼント!「残り17試合勝ち続けてください!」というお気持ちが込められているそうです。そしてもう一つのプレゼントは「アンパンマン」のお絵かきセット。監督の愛するお子さんが大好きなキャラクターで、目を細めて「アリガトウゴザイマス!」と喜んでいました!
そしてチームも。これまで選手・スタッフ抜け目なくケーキでお祝いしてきた宮本マネージャーですが、今日は特に緊張気味。食堂ピアノにいつもの選手・スタッフに加え、フロントスタッフもお祝いに大集合!想定よりも早く監督がピアノに現れてしまいます。練習を終えてまもなくの選手たちは汗を流すために出足が遅く、なかなかケーキを出すタイミングが訪れません。
ようやくピアノに選手たちが集まり始めて、ついにケーキ入場!ネルシーニョ監督のもとに運ばれたのはチョコレートベースで生クリームとフルーツがたくさんトッピングされた特注品。桐畑選手の音頭で「ハッピーバースデー、トゥーユー」の歌声と大きな拍手で盛大にお祝いしました。「61回目の誕生日は、2度とこない貴重な日。そんな記念の一日をこのようなすばらしい仲間と過ごせて、本当にうれしく思います。ありがとうございます!」
さらに7月17日に誕生日を迎えたピメンテウフィジカルコーチにもケーキのプレゼントです。するとあいさつでは「38回目の誕生日は......」と監督と同じコメントをかぶせる鮮やかな「天丼」で、さらに爆笑を呼び起こしてムードを高めてくれました。宮本マネが「さあ明日の鹿島戦、みんなで勝ちましょう!!」と一致団結したチームレイソルでした。
そして練習後には、大津祐樹選手のドイツ移籍会見が行われました。まず小見強化本部統括ダイレクターが「いろんな報道がされるなかで、チーム間の交渉は続いていました。チームにとっては戦力のマイナスではありますが、大津本人の希望を受け入れて、より彼が成長できるようにバックアップしようという決断に至りました」と説明。
そして大津選手です。質疑応答の答えをまとめます。
「U-22代表に参加して、レベルの高い選手とプレーするなかで刺激を受けたし、世界の舞台で戦いたいと思うようになりました。ドイツで練習に参加して、特にフィジカルのレベルが高いと感じましたが、ただ日本人として足元のテクニックは負けてはいなかった。ドリブルとか通用したところもあるので自信を持っていきたい。より世界に近づけるプレイヤーになりたい。
レイソルでは加入してすぐに試合に使ってもらい、出るごとに少しずつ成長を感じられました。初ゴールのFC東京戦も忘れられないけど、やっぱり降格した2009年が印象深いです。活躍することもできたけど、最後チームの力になれなかった。強く思い出に残っています。この4年間、すごくいい経験、成長ができた。レイソルから送り出してもらえることになり、ドイツでは出場することは当たり前で、ゴールやアシストで結果を残すことが、レイソルへの恩返しになると思って頑張ります。」
今日はレイソルの仲間全員とプレーする最後の2タッチゲームとなりました。今日は前線に張るユウキに「旅立ちゴール」を決めさせようという、敵味方関係ないサポート。敵GKの桐畑選手はチームメイトの酒井選手に「ユウキをフリーにしろ!」。しかしその後のユウキのシュートを渾身のナイスブロック(笑)。「今日は空気を読もうよ?」というユウキの声も届かず、最後はレアンドロのシュートが中島選手の足に当たってVゴールが決まってしまいましたが、おおいに笑い合ったミニゲームとなりました。
明日の試合後、国立で大津選手がサポーター皆様に出発のあいさつをおこないます。そしてHITACHI DAYでは「ガンバロウ茨城!ガンバロウ千葉!」と題して、両県の震災復興を祈念したイベントを実施します。明治公園広場では両県の物産販売を12時から19時まで開催しますので、試合前にぜひ足をお運びいただければと思います。それでは明日、国立でお会いしましょう!!