ただいま、はじめまして、いって来ます!
担当:河原 正明
劇勝。引き分けかと思われた今日のゲームは残り10分、王様の右足から振りぬかれたボールが、ゴールネットを突き刺します。その行く手には、地響きのような歓声を上げるスタンド。今季12勝目を導いた豪快な一撃でした。
「今日負けたらというプレッシャーはあったよ」。15試合ぶりの出場だったパクドンヒョク選手。田代や岩政といった長身選手との勝負に挑む背中は、「とうとうあのヒョンが帰ってきた!」とサポーターの皆さんも喜び、安心されたのではないでしょうか。日頃から責任感の強い彼、リハビリ中にピッチに初めて出てきたときのこと、写真を撮ろうとカメラを向けると「試合に出てからね」と一言。それから2ヶ月近く、長引いたケガに苦しみながらも、じっと我慢のリハビリを続けてきました。
「パクは調子を上げてきたので、ここで使おうと思った」相手のロングボールやクロスボールへの対応もパク選手の高さがモノをいう対応で、勝利に貢献してくれました。
来週は仙台での連戦となりますが、大黒柱が帰ってきたのは頼もしい限りです!
今季レイソルに移籍加入した5選手をお披露目してから半年。やっとこの男に出番が来ました。中島 崇典選手。会場は国立での鹿島アントラーズ戦。相手に不足なし、またとないシチュエーションのデビュー戦でデッカイ仕事をしてくれました。
昨日、遠征直前のロッカールーム。「え?ナカジ緊張してるの??」驚くスゲ。本人は先発出場を言い渡されてからというもの「うれしくてうれしくて」らしいのですが、本心は少し違ったようです。それでも、試合前にはリラックスしながらも真剣な眼差しで入場してきたナカジの顔つきをピッチ脇で見てからは「何かやってくれそう」という期待感が上がってきました。
敵将・オリベイラ監督に「あのダイヤゴナル(斜めの)パスでやられた」と言わしめたレアンドロ選手へのアシストパス。レアンドロ選手も、簡単なワントラップから右足を振りぬけばいいだけの優しい、それでいて思い切りのいいパスでした。
昨年の福岡時代にTVで何度も見た、ダイナミックでかつ繊細なナカジのセンスあふれる球筋。場内ビジョンに映し出されたVTRを見て「これだよ!」と思わず口にしてしまいました。「競争は厳しいけど、出た試合は全部勝てるようにしたい」今季移籍加入5人の中で一番最後の登場でしたが、頼もしい戦力が加わったことを遅ればせながらサポーターの皆さんに証明できたのではないでしょうか。
国立が似合う男といえば・・・レイソルではやはりこの男でしょう。北嶋選手。殊勲の先制弾の「本当にゴールを獲れたのはすごくうれしい。落ち着いて決めることができました。そして『HITACHI DAY』で勝ててよかった!」と話してくれましたが、今日はクラブスポンサーであります日立製作所のご協力でのガンバロウ茨城!ガンバロウ千葉!『HITACHI DAY』を実施しました。試合前のサッカー教室やピッチサイドツアー、さらには会場外でも茨城・千葉産農産物即売会も行われました。多くの方にご参加いただきまして誠にありがとうございました。
なかでもイエロービブスは大好評で、まるでスタンド一面に黄色い花が咲き誇ったかのようでした!3万人を超えるご来場、誠にありがとうございました。次回の『HITACHI DAY』もお楽しみに!
さて、試合後も多くのサポーターの皆さまにお残りいただきました。お別れの時はいつでもあっという間で、そして名残惜しい皆さんの想いが、いつまでもいつまでも国立競技場を覆っていました。大津 祐樹選手もこれだけ多くの方々に愛されて、応援していただいていたと改めて感謝していました。明日、ドイツに旅立ちます。これからもレイソルファミリーとして応援していただければと思います。Viel Glueck! YUKI! Wir wunschen deine viel Erfolg!!